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板門店ツアー その3 イムジン河水清く

2011-03-21 20:05:34 | 2011年3月2度目のソウル

ツアーの帰路に、韓国人にとっての最北の地『臨津閣公園』に寄った。

そこで、『臨津江(イムジン河)』に架かる『自由の橋』を見学。

この橋は臨津江に架かる二本の橋のうちの一本で (もう一本は『統一大橋』)

現在は、もう一駅先の『都羅山駅』まで運行している京義線の鉄橋となっている。

公園内には線路までの導入橋がある。

橋の入り口の両側に男女の兵士のマスコット人形が置かれていた。

橋を進むと、程なくバリケードで行く手を阻まれる。

バリケードには統一の思いを書いた旗や布が掛けてあった。

人形の微笑ましい表情とその先のバリケードの物々しさが

この地の複雑な事情を表しているように思えた。

ツアーガイドの洪さんが言った言葉で印象的なもの。

「北朝鮮人は人でないと教えられてきた」

「この仕事をして初めて北朝鮮の軍人を見たとき人間の姿をしていたのでびっくりした」

 少し大袈裟かなとは思うが、初等教育の影響力の大きさに驚く。

「今の若い韓国人は分断ボケ」

 日本人は‘平和ボケ’というが、韓国の人は統一までは「平和」という言葉を封印?

「川から敵が来るのを防ぐために、川原には地雷が埋めてある」

「敵は我々を殺そうとして進入する」

 当分、川原を見ると「地雷」を思い出しそう。

「朝鮮戦争とは言わない」 「韓国戦争といいます」

 「朝鮮」は敵国の国名だから使わないのだそうだ。 

 そういえば、明洞のお土産物屋さんも「朝鮮人参ある?」と聞いたら

 「高麗人参あります」と答えていた。

「この鉄道が北と繋がったら、その先はモスクワ~パリ~ロンドンまで行ける」

「いつの日か、私が北朝鮮まで案内できる日が来ることを祈っている」

 この国では南北統一の先は世界へ繋がっているんだ。

 ガイドの洪さん、ありがとう。

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帰りのバスの中で洪さんが懐かしい曲を流してくれた。

♪イムジン河水清く とうとうと流る

 水鳥自由に むらがり飛び交うよ

 わが祖国南の地 想いははるか

 イムジン河水清く とうとうと流る♪

 非武装地帯に残された汽車(臨津閣公園)

 臨津閣の展望台から自由の橋を見る(臨津閣公園)

 望拝壇(=マンペダン) (臨津閣公園)

 昼食はどうでもいいようなバイキング

 店の名は「展望臺」

 

 



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