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アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

宇奈月温泉 トロッコ列車

2008-12-18 20:43:39 | 国内の旅 2010年以前
【2006年8月 宇奈月温泉 1泊2日】

2年前の夏、休みを利用して悪友と宇奈月温泉に1泊した。
目的はトロッコ列車に乗るという、何とも地味な旅行であった。

宇奈月温泉駅から2駅先の鐘釣までの時間にして1時間程の渓谷美を愛でる旅。
列車はガタゴトと硬い振動を私に伝えながら進む。
一般車両だから座席も硬いのだ。
しかしここの大自然は、硬い座席に背筋を伸ばして味わいたいと思った。

標高の高い所だから蒸し暑さは無いが暑い日だった。
さすがに列車が走り出すと風が動いて心地よくなる。
山間の風は淀んでないから吹かれても身体は重くならない。

トンネルに入ると、夏は一瞬で吹っ飛んだ。
瞬間に身体の芯まで冷やされた感じは温度差だけの仕業だろうか。
私には山の霊気も感じられた。

鐘釣駅で下車してあたりを散策した。
少し前の豪雨の影響でこの日は川原に降りれない。
川原の温泉を楽しむ機会を逃したのだ。
それもまた善しかな。


普通席はフルオープンなのだ。




鐘釣駅


降りれないはずの川原の温泉。なぜ写真が撮れたのかは聞かないで。

四国麺の旅 鳴門大橋

2008-12-15 20:07:40 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

四国旅行の締めは鳴門の渦潮にしたかったが、道が混んでいて最終の観光船に間に合わなかった。
仕方なく鳴門大橋にある「渦の道」という渦潮が見学できる遊歩道に行った。
ここでも、足元の下見窓越しに眼下の渦潮を見ることができる。
足元に作られた強化ガラスの下見窓は、乗っても落ちないことは分かっていてもいざ足を乗せると恐る恐るになってしまう。

飛行機の時間まで少しあったから情報誌に載っていたラーメン屋に行った。
最近有名になってきたご当地ラーメンでも『徳島ラーメン』はかなり有名。
とんこつ醤油だけど見た目も味も赤味噌?って感じ。
チャーシューの代わりに豚バラ肉が入っているのが特徴だ。




山梨へ行く 夜景

2008-12-12 22:41:10 | 国内の旅 2010年以前
【2008年11月 石和温泉 1泊2日】

平日に仕事の休みが取れたので、両親を連れて石和(いさわ)温泉に行ってきた。
昼過ぎに名古屋を出た列車が石和温泉駅に着いたのは5時半。
12月も間近だったから日没が早く、どっぷり陽も暮れていた。

甲府は地形が盆地になっているので周囲の小高い所に行けば綺麗な夜景が見える。
駅でタクシーの運転手に「夜景の綺麗なところに連れて行って」と頼んだ。
タクシーはフルーツパークという小高い丘にある施設に連れて行ってくれた。

少し前に香港で‘これでもか’という夜景を見てきた。
そのせいで、甲府の夜景に対しても結構期待を持っていたのだが…
広場から見下ろした夜景は美しくもあったが慎ましさもあった。
夜がもっと深まれば宝石箱を空けた様な饒舌な夜景が見えたのだろう。
少し時間が早すぎたようだ。

控えめな夜景を背景に両親の記念写真を撮った。
この夜景でも2人は声を上げて感動してくれた。
2人の最高の笑顔は夜景を超えた宝石のように輝いていた。
タクシー代は往復で6000円程かかったが両親の喜んだ顔はプライスレスだ。

ちなみに甲府は「新・日本3大夜景」に選ばれている夜景の名所なのだ。
新・日本3大夜景は「北九州」「奈良」「甲府」である。
(日本3大夜景は「函館」「神戸」「長崎」なのだそうだ)
今回の旅行地に選んだ甲府は少なくとも日本でベスト6の夜景のようだ。

【行程】
第1日 名古屋駅からワイドビューしなの・特急あずさを乗り継いで石和温泉へ
    タクシーで甲府夜景を見て宿泊
第2日 ワイナリー見学の後、タクシーで昇仙峡へ
    甲府駅でほうとうを食べ帰名




フルーツパークからの夜景


フルーツパーク内の夜景。こっちの方がきれいだ。

四国麺の旅 蔓橋・鳴門大橋

2008-05-27 21:31:33 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

かずら橋は四国・徳島の祖谷という山間部の村に架かる吊り橋。
昔、平家の落人がこの地に隠れ住んでいた。
追手が来たらいつでも切り落とせるように蔓を編んで橋を作ったという。
今は、安全のためワイヤーで補強してあるから純粋なかずら橋ではない。
橋は観光名所になっていて通行料も500円かかるのだよ。
渡ると揺れて結構な恐怖体験。
見なけりゃいいのに、足場の渡し木の間からは渓谷の急流が覗くのを見てしまう。

かずら橋観光を終えて寄った大歩危渓谷の道沿いにあった蕎麦屋に入った。
祖谷の名物は蕎麦である。
つなぎが少ないので麺のコシは期待できないが、その分そば粉本来の味を味わえる。
薄味のダシに蒲鉾とネギ程度の素朴な具でさっぱりしている。
かずら橋の恐怖体験で胃がひっくり返っている時には最適か。





四国麺の旅 讃岐うどん

2008-05-25 14:46:02 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

自称『食通』の素人は能書きが多い。
旅行誌やHPで得た俄仕立ての知識で薀蓄を垂れる。
私の旅も粗末なこだわりを持って始まった。

こだわりその1「讃岐うどんを食すなら香川県で食す」
小牧空港(当時)から降り立ったのは徳島空港。
と言うことでレンタカーを走らせ、まずは香川に入る。

こだわりその2「大手情報誌等に載っている店より名もない店に真の美味しさあり」
そして「讃岐のうどんはセルフがおすすめ」がこだわりその3
実際は……店などどこでもよかったのだ。
ということで、香川県に入って最初に見つけたうどん屋に入った。
図らずもセルフ店だった。

店内は、昼前だったせいもありお客は少ない。
店主らしき親爺は私たちを一瞥した。
あっさりと観光客であることを見抜くと「ご自由に」という態度。
最初から突き放されてしまった。
メニューで注文する店でないことは解って入店したつもりだが…
やはり戸惑ってしまう。

うどん一玉取って、寸胴で湯掻いて、ダシをかける。
ネギやわかめをお好みでトッピングして、サイドメニューに掻揚げをもらった。
簡単な作業なのだが、気の弱い‘こだわりの食通’は、妙にぎこちなくなってしまう。
お金を払うまで黙って見守ってくれた(?)店の親爺の不気味さ。
『兄ちゃん、そんなに茹でたら麺が死ぬよ』とでも腹の中で言っていそうだ。



店に入る前は、
『本物のうどんは造る時から違ってな、その日の天気で水加減を調節して…』
等という知識ばかりが先行していた。
でも、食べ始めたら肩の力が抜けて、終わる頃には‘こだわりの食通’の看板は完全に降ろしていた。
たべたらそんな細かいことはどうでもよくなったのだ。
うどんだよ、たかがうどん。
たとえ、味に違いがあったとしても、そんなミクロの味の差なんて私の大味な舌で理解できるはずがない。

コシがあるうどんは最近名古屋でも食べることが出来る。
もっと極端なことを言えば冷凍のうどんでも茹で方さえ間違えなければ大丈夫だ。
ただ、かき揚つきで320円というお値段がいいではないか。
この値段で食せる名物はそうあるもんではありません。


香川県庵治町は映画『世界の中心で愛をさけぶ』のロケ地でもある。


この日の宿はこんぴらさんで有名な琴平町

四国麺の旅 

2008-05-24 12:35:04 | 国内の旅 2010年以前
【2005年2月 徳島・香川旅行 1泊2日】

3年前、初めて四国に上陸した。目的は『麺の旅』
その翌年の2006年に、讃岐うどんをテーマにした映画『UDON』がヒットした。
そんなことは知りもせずに旅立ったから、まさに流行の先駆けだったのかも知れない。

休みが取れないから1泊2日の慌しい行程。宿はこんぴらさんで有名な琴平。
名古屋~徳島は往復飛行機を使い、四国の移動はレンタカーで廻った。
こんな行程の中で、讃岐うどん・祖谷そば・徳島ラーメンの3種類の麺を制覇したから立派なものだと思っている。

「うどん」といえば……ガキの頃、夕食が「うどん」だと無性に悲しかったな。
「うどん」だけでなく麺類全般が嫌だった。
育ち盛りの男子にとって麺類は「あっという間に食べ終わるし、すぐに腹が減る」という印象が強かった。
この旅行でやっとその呪縛から解放された。

【行程】
第1日 小牧空港から徳島空港
    レンタカーで香川入りして『讃岐うどん』
    こんぴら参りして宿泊
第2日 蔓橋で恐怖体験 大歩危渓谷で『祖谷そば』
    鳴門に戻り鳴門大橋 帰りの飛行機までの間に『徳島ラーメン』


    

城崎温泉 ゲンゲの干物

2008-04-22 21:32:59 | 国内の旅 2010年以前
【2008年3月 城崎温泉 1泊2日】

何気なく見ていたTVで『城崎温泉』の特集をやっていた。
冬の城崎は何といっても松葉ガニ。
温泉にゆっくり浸かってカニを満喫・・・
即物的な興味に惹かれるように早速旅立った。



お宿の食事はカニのフルコースを選んだ。
カニはお金を払った分だけ満喫したのだ。
それだけなら何てことはない旅行なのだけど、この城崎にはカニ以外にも日本海の恵みがいっぱいあった。
それも、とびきり斬新で面白い・・・

城崎の駅前通をぶらついていたら一軒の鮮魚土産店があった。
その店の軒に青いビニルかごに無造作に入れられた1匹105円の一夜干を見つけた。
「幻魚」と書いて「ゲンゲ」。
店の人に食べ方を聞いて早速10匹程持ち帰ろうとしたら、日持ちしないから今日中に食べてくれといわれた。
泊まりで来ているから帰宅は明日。しかも今日はカニフルコースだ。
これでは食べることが出来ないではないか。だから幻・・・
店の2階はレストランになっていて、下で買った鮮魚を料理してくれるというから早速持ち込んで食べた。

強烈なインパクトだったな、この味は。最高だよ。
ゼラチン質の身は、それ自体が持つくどさを押さえ、むしろさっぱり感を出している。
また、おそらく生の身は、鍋などにするとすぐに崩れてしまう程の軟度ではないのかと思われるが、それを干すことによって絶妙な塊となって食感を出しているのだ。
一匹105円は2階で焼いてもらうと180円程になるのだが、でも180円なのだよ。
こんな味は初体験であった。





ゲンゲという、消費期限1日の干物は、港付近でしか食べられないから幻なのだと思ったら実はそうではなかった。
この魚はカニ網にかかる外道で売り物にもならない「下の下(ゲノゲ)」がなまってゲンゲとなったそうだ。
でも、私にとっては幻魚なのだ。

翌日の津居山漁港でも不思議な魚を見た。
キツネ鱈・・・別名「ババア」
大きくてグロテスクで安くてしかも美味しい。
最後の美味しいはこの旅行では体験できなかったが、次回はババアを食べてみよう。




城崎温泉 津居山ガニ

2008-04-15 23:25:50 | 国内の旅 2010年以前
【2008年3月 城崎温泉 1泊2日】

城崎温泉に中年男2人でぶらりと行ってきた。
泊まったのは『天望苑』という旅館。
温泉街から少し離れているが外湯街まではマイクロで送迎してくれる。
私たちはカニ目的だったが他の宿泊コースには「岩盤浴」をうたったのもあった。
お洒落な外観から女性客をターゲットにしているようだ。

私が宿泊した2月は終盤とはいえまだカニのシーズン。
夕食もカニのフルコース。
中年男の旅は多少の出費は覚悟でも美味しいものを選ぶのだ。
コースの内容は茹で、焼き、活き、天ぷら等など。
前菜から最後の雑炊まで嬉しいくらいのカニ尽くし。

美味しかったのは焼きガニ。
太めの腕の身を殻から外してまずレモン味でいただく。
次に甲羅に乗った味噌を着けてまたいただく。
口の中でレモンやカニ味噌の味が落ち着いたら、じわっと出てくるカニの甘み。
最高だったよ。

ガキっぽいけど、感動したのは活きガニ。
上を向いて、勿体つけてプルンとした身を口にゆっくり入れる。
よくTVでタレントがやっているでしょう。
一度やってみたかったんだ。
ただし、活きガニの刺身は茹でガニの様にツルンと身が取れない。
どうしてもあの筋のような部分に透明なお肉が残ってしまう。
実際に体験できたのは感動はしたが、ちょっとジレンマだった。


天望苑の玄関


焼きガニ


活きガニ

ちなみに、この宿のカニは地元で揚がった津居山ガニ。
標準名がズワイガニで、揚がる地方によって松葉ガニ、越前ガニとも呼ばれる。
城崎の北にある津居山漁港で揚がったズワイは青いタグをつけられて‘津居山ガニ'というブランドになるのだ。