山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

ハンディキャップ制について思うこと

2019-10-02 | ボウリング
私が所属している健康ボウリングクラブでは、ハンディキャップ制がとられております。
所属メンバーは初心者からベテランまで老若男女それこそ社会のるつぼといえるほどです。といっても平均年齢は若干(?)高めかな⁉
このようなメンバーがハンデ無しで戦ったら結果は明らかでしょう。これを平等な土俵で戦えるようにするのがハンディキャップ制なのです。
 参加している健康クラブリーグで採用されているハンディキャップ(以下、ハンデやHDCPと記述)の計算式は次の通りです。
  HDCP=(180-節毎の全ゲームのアベレージ)×0.8 (計算結果がマイナスとなる場合には0、小数点以下は切り捨て)
 各ゲームの得点に上記で計算されたHDCPを加えたものが、そのゲームでの得点となります。

 この計算式は、アベレージに差がある個々人の得点を180点に調整しようといった意図があります。ただ、×0.8が曲者で数値を2割減らされております。つまりは、実力のある人に有利になっております。
 具体例で説明しますと、Aさんのアベレージが160、Bさんのアベレージが120とします。そうするとAさんのHDCP=16、BさんのHDCP=48となります。
 そこで両者がアベレージ通りの得点を出したとします。そうすると
 Aさん:160+16=176
 Bさん:120+48=168
となり、Aさんの勝ちとなります。

 しかし、×0.8が無いとどうなるでしょうか?
同じ条件で計算してみますと、AさんのHDCP=20、BさんのHDCP=60となります。
  Aさん:160+20=180
  Bさん:120+60=180
と同点になります。

 なぜ、こんな分かりきったことをくどくどと書いたかというと、ハンデが少ない人から文句が出ることがあるからです。「ハンデの多い人には勝てないよな!」なんて嫌味を言われたことが再々あるからです。実力がある人が有利になるようになっていても、このような文句を言うのは、私から言わせれば単なる負け惜しみとしか言いようがないのですが?

 アベレージは、ある期間の平均値ですから瞬間瞬間の実力を示すものではありません。上り調子の時にはハンデが有利に働きますし、調子が下降している時には不利に働きます。
 だからハンデが多くて勝っているのではなく、たまたま調子が良かったりとか、実力が向上しているから勝っているのです。ハンデが少ないことを嘆くのではなく、負けたのはたまたま調子が悪かったとか、自分自身が実力以下の結果しか出せなかったことを嘆くべきで、決してハンデが多い人のことを謗るべきではありません。

 私の場合、クラブリーグへ参加した当初はHDCP=59でした。その後、努力していく過程の中で紆余曲折ありましたが現在はHDCP=0となっております。これを節全期間にわたって維持することは大変難しく、未だ一度もありません。これを達成すべく日々努力しているところです。

 クラブリーグでもこのような調子ですから、月例会などはもっとひどい様相を呈します。何せ賞品がかかっていますからね!?
私が通っているセンターのオフィシャルHDCPは、基準の180が220となり、掛率が男性:×0.8、女性:×0.9となっております。アベレージは前月の公式試合のゲーム平均で計算されております。

 以前「牽制ルールについて」でも書きましたが、初心者は勇気を振り絞って上級者の試合に参加しているのです。最初は色々なしきたりやレーンコンディションに戸惑い、惨憺たる思いを味わいます。それにもめげずにチャレンジしているのです。上級者の心無い一言にどれだけ傷つけられることか!
 私のことではありませんよ。そういったことを味わったことのある人のことを代弁しているのです。
私のことならご心配なく。そんな理不尽なことがあったら、逆に燃え上がるタイプですから!

 本来なら、こういった後ろ向きなことは書きたくないし、そんな暇があったら上達するためにどうすべきかといった話を書きたいと思っております。しかしながら、どうしても腹に据えかねたことが起きたので、あえて記事にしたのです。

 それは、昨日送られてきたセンターの会報に「月例会開催内容変更のお知らせ」というのがありまして、これによると10月より月例会の表彰にスクラッチトップ賞というのが新設されるとのことです。
 どうもセンター側に強い働きかけがあったようです。賞が一つ増えるだけですから目くじらを立てる程のことではないようにも思われますが、問題は会員月例会のポイントまで変更されていたことです。会員月例会はポイントが年間累計ポイントとして集計され、これに基づき年間表彰があります。今回の変更で、スクラッチ1位⇒3P、2位⇒2P、3位⇒1Pが与えられるようになったとのことです。
 この変更で順位の変動に影響を与えるかも知れません。年度途中でのルール変更は全くもって理解できません。会員月例会の参加者は従前のルールを前提として参加しているのです。これが何らかの圧力のためにルールが曲げられたとしたら由々しき事態です。これらはあくまでもセンターが決めることですが、少なくとも年度の途中での変更は如何なものかと考えます。
 私は新参者ですから規定参加回数が足りませんので、年間表彰とは全く関係がありませんので、念のため付言しておきます。

 一方で圧力を掛けた方に言いたい。「そこまでして勝ちたいんかい!」HDCP制を前提として参加しているのでしょうし、先述のようにHDCP自体が実力者に有利になっているのに!
 それなのに負けたら、ハンデの多い人に嫌味を言ったり、ゲームの最中にクレームをつけたりなど品性を疑われてしまいますよ。

 多くの人々は純粋にボウリングを楽しみに来ているのに、一部の人に引っ掻き回されるのは御免です。

<2019/10/02 追記>
 本日クラブリーグ戦がありましたのでセンターで確認したところ、会員月例会の年度末は9月なので10月から新しい年度になることから変更したとのことです。まったくもって私の思い違いでした。ここにお詫びして訂正いたします。
今後は新たなルールの下で頑張っていくつもりです。

 しかしながら、ハンデに関する基本的な考えに変わりはありません。同じ土俵で競い合うものとして品格ある態度で接して欲しいものだと思います。