アルバム/サンキャシャ |
12月04日
デリーから夜行寝台で南東方向のファルカバードに向かう。寝台列車でも毛布は無く全て自前で用意が必要。明け方近くかなり冷えた。
ファルカバード行き寝台列車
早朝7時前に駅に到着。出口に向かって、線路を横切って行く。跨線橋が在るが誰も渡らない。皆の後に着いて表に出るて、タクシーを探す。しかしそこに居たのは、リキシャとオートリキシャだけだった。四輪の車は無く、芳賀さんがさっそくドライバーとサンカシャまでの往復を交渉。サンカシャまではここから40キロ程あり、オートリキシャではかなりの時間が掛かりそう。それでも他に足が無く、交渉成立でいざ出発。
駅前タクシー
道は舗装はされている物の、かなりの凸凹道。自足20~30キロがやっと。乗り御心地はそれはもう、ロデオの様です。しかもこの時期明け方かなり冷え込み、深い朝霧に覆われています。サンダルで裸足で乗っていたので、足先が痛い程でした。陽が昇につれて、霧も消えて行きます。その霧の中からいくつかの村々や田園風景が現れては消えて行きます。この時期この地方は菜の花が咲き、菜種畑が目に付きました。さらにジャガイモ畑が広がり、一大生産地の様子でした。
小さな村を過ぎると、白い仏塔が見えてきました。サンカシャを尋ねながら行くと大きな菩提樹の脇に鉄格子で囲まれた、石の頭柱がありました。これがアショカ王の柱の先端部分でした。先端は花の台座の上に像が載って居るものでした。近くには、釈迦がビシュヌ神を従えた祠が在りました。さらに奥には小山の様な塚が在ります。多分元はストゥーパだったのでしょう。頂上に上ると、女神の像とハヌマンを祭る祠が在りました。
目的地サンカシャ
アショカ柱の頭部
仏陀の像
頂上の祠と女神像
白大理石の女神像 ハヌマン像
訪れる人も無い遺跡を暫く見物して、もと来た道をファルカバードに戻りました。
途中で食事
次の目的地カナウジに行く汽車に間に合わなくて、3時間程待つことになりました。荷物を駅のホームに置いて、芳賀さんが番をしてるというので、ファルカバードの街を散歩する事にしました。散歩をしてると、学生の若者がゾロゾロ跡から着いてきて、こちらが見物される羽目になり、さっぱり気ままな見物が出来ません。しつこく着いてくる連中をようやく振り切って、ようやく街歩きを楽しむことが出来ました。けれどホームに戻ると、芳賀さんも連中に付きまとわれ、いい加減辟易していました。皆が取り囲んで眺めているので、次から次て野次馬が増えて限がありません。警官が時たま追い払ってくれましたが、居なくなれば元の木阿弥。
野次馬の見世物になる
カナウジに行く列車は30分程遅れて着ました。待ってた人達が一斉にワッと乗ろうとして、入り口は大混雑。それをやり過ごし最後で乗って見たら、席が有りません。座席の上野荷物棚が空いていたので、私と芳賀さんはそこに陣取りました。連れの女性の方は何とか一人分の席を確保。乗ったのが普通列車で自由席でしたから、かなりハードな乗車でした。
遅れて到着の列車
座席がなく上の荷物だなに
しかもこの後乗ってウツラウツラしてしまい、駅を二駅乗り過ごしてしまいました。近くの人が次の駅で反対方向の列車の待ち合わせがあるので、戻れば良いと教えてくれました。次の駅で列車から飛び降り反対の列車に飛び乗り何とか目的地のカナウジに着くことが出来ました。
カナウジ駅
ホテルへ
教えてもらったカナウジ一(?)のホテル
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