小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

インドの田舎を自転車で歩く

2009-12-12 23:34:31 | インド
12月12日(土)
 一昨日歩いて郊外の寺院群を観て周った。南群の川の辺に在るドゥラデフ寺院が芝生に囲まれた遺跡公園の様になっている。訪れる人も少なくノンビリ過ごすには良いと思い自転車で出かけた。歩いた時とは逆周りになるが、記憶を辿りながら自転車を走らせた。途中オールドカジュラホの村の中に入ると、流石に迷路状になり、何度か行き止まりになった。ここは地元の高校生に案内して貰っていたので、人に着いて行くと記憶もアヤフヤになる。それでも見覚えのある所を辿って、何とか抜けることが出来た。村の中を抜けていると大勢人だかりがしていた。何事かと見ると、ジプシーの人が太鼓を打ち鳴らし、女性が踊っていた。その周りを、老若男女大勢見物していた。

       村人が見物のジプシーダンス
 村を抜け田園風景のなかを行くと、目的地のドラデク寺院に到着。自転車を門の中に入れ、日陰を探して芝生を歩いていった。丁度格好な大木があり、座るのに良い、石も横たわって居たのでここで長時間休憩。目の前の芝生では雑草取の人達が数人炎天下の中働いていた。木陰で時たま訪れる観光客を眺めたり、久しぶりで笛を吹きながら2時間ほどボーと過ごした。

         ドゥラデフ寺院

       寺院脇の川でノンビリ水浴びをする水牛
 この前出会った門前のお土産屋(と言っても台の上並べただけ)のおじさんが寄って来た。インドの観光地では何所でも五月蝿い程に寄って来ては、しつこく話しかけて来て、様々な勧誘をして煩わしさが付きまとう。ここはそんな事が無く静かな時を過ごせる場所だった。このおじさんも最後にお金をくれと言わないよと言っていたので、あまり煩わしさは無かったので、お付き合いした。
 すると川を渡って左の道を行くと、山の方に行けると教えてくれた。田園地帯を行くのも良いかと、行ってみた。舗装道路から外れ、田舎の一本道を走る。回りは疎らな木が生えていて、水牛がノンビリ草を食んでいた。それを追っている子供たちの姿なども見かけた。人家が数軒在る様な所を数箇所過ぎる。出会った人は「この先に寺院は無いよー」と怒鳴っている。「知ってるよ!こちらはサイクリングしたいだけなんだよー」と呟きながら、無視して先へ先へと行った。
 遥かに山並みが見えて来たがまだかなり距離はありそう。道は山に向かってゆるい下りに成っている。多分山の麓に川が在るのだろう。自転車で行くと前方に学校帰りの子供達が歩いていた。私が来るのに気がつくと例の「ハロー・ペン」は勿論だが、叫び声を上げて群がって来た。自転車や背中に飛びつく子供も居て、後を群がり着いて来る。まるで集団追剥状態。これには閉口。自転車をダッシュして振り切った。
 暫く行くと、道が泥ンコに成っていた。麦畑に水をやったのが、道にも溢れ乗って通れなかった。ここまでかと思ったが、引き返して先程の餓鬼どもに会うのも嫌だったので、とにかく先に行って見た。この先は人家が無い様で、畦道に成ってしまった。そんな中を前へ前へと自転車を漕いでいった。

         菜の花畑の中の田舎道
 やがてしっかり踏まれた道にぶつかった。右に行けば山の方らしいが、まだまだ下りで先が長そう。帰りの登りを思うとここまでにした。左折の方向がカジュラホの方なので、丁度来合わせた村人に尋ねると、そうだと言う。それでこの道を辿り、途中川(寺院脇の下流)を渡り、出た所は東群の寺院だった。

      ようやく遥かに西群寺院が見えて来た
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