ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

小笠原の生物

2014年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

  「海洋島の特殊な生き物とその生態系」が認められて、2011年に世界自然遺産に登録された

小笠原は、大陸と一度も陸続きになったことがないので、多くの固有種があるが、種の数自体は

少ないので「生物多様性」は乏しい。

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島で多く目にするのは オガサワラビロウ。  休憩所の屋根はこの葉で葺かれる。

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小笠原村の木に指定されている タコノキ。 蛸の足のように(8本より多いが)

気根を出す。 枝ぶりによっては支柱の様にも見えるが、垂れ下がっている。

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タコノキの実。 熟すと落ちて実がばらばらになる。 強靭な殻を鉈で割ると、

ナッツのような種が1個入っている。

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ムニンヒメツバキ 花は終わりの時期で落花していた。 椿にしては地味な花姿。

受粉を競う他の植物がないので、花姿にエネルギーを使わなくなる。

ムニン(無人)を冠した固有種が多い。

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           タチテンノウメ                 シマギョクシンカ

   花が咲いている固有種は少なく、色も地味。   シマを冠した名前も多い。

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      ホナガソウ                    ランタナ

   華やかな色彩のこの2種は外来種で強烈にはびこって敬遠されている。

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        リュウキュウマツ             モクマオウ

  この2種の樹木も外来種で駆除の対象だが、かなりはびこっている。

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落葉樹は少なく、紅葉するのはこの モモタマナ だけ。新葉と紅葉が同時に見られた。

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数少ない、本土と同じ種の一つにワラビがあった。 やせワラビだが採取する人もいた。

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 シダは多い。 リュウビンタイモドキ の芽出し。  シマオオタニワタリ は木に着生。

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  木性シダの マルハチ。 茎の丸は葉痕で、その中に逆さの八の紋様がある。

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  オガサワラトカゲ は保護対象。    外来種のグリーンアノールは駆除対象。

































































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