ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

ホトトギス

2012年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

  ブログのタイトル「ホトトギス」は野草と野鳥の両方を意識した。

  新聞に、青森市出身の画家 木部一樹の「鳥が教えてくれた」の連載がある。

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  記事の中で思いがけないことを知った。

 昔、貴族や武家では乳母(めのと)のならわしがあった。授乳中の女は妊娠しにくい。

   乳児死亡率が高かった時代、我が子を多く得るために、授乳を他人に任せた。

   そこには、苦労して生んだわが子を抱けない女たちの悲哀があった。

 ホトトギスやカッコウは托卵する。他の鳥の巣に卵を産みつけ、ヒナを育て

  させることは、ずるいと思われそうだが、わが子を多く得るための苦肉の

  習性だった。わが子を抱けない悲哀の鳥でもある。

  1シーズンに10数個の卵を托卵するとは知らなかった。

  それにもかかわらず、 里山でホトトギスの鳴き声が増えてはいない。

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              里山のホトトギスが咲きだした。