月に1~2度通う彫塑教室。 レリーフ、トルソ、首などを制作しているが、
より難しい全身像に取り組んだ。
全身像用の支柱に、心棒の木片、針金をくくりつけ、縄を巻きつけて油粘土を
つける。 後ろの絵が下絵のデッサン。変なポーズだが、全体が高くならない
ように膝立ちにした。
粘土像の制作過程。 粘土像が完成すると、薄い金属片(切金)を打つ。
粘土像に石膏を塗りつけて、固まってから切金を抜いて開口部を開く。
そこから粘土や心棒を抜き取る。 この作品は開口部が11箇所。
粘土を抜く過程で割れることが多く、多数のパーツに分かれる。
それらのパーツが型枠になる。
型枠の内側にカリ石鹸液を塗って、パーツを適宜に塞いで石膏を流し込む。
割り出し。 外側の型枠を割ると、流し込んだ石膏が像になって現れる。
この過程でも割れることが多い。
折れた脚に補強材を入れて接合する。 石膏は割れやすいが接合が可能。
接合部はずれたり、欠けたりするので、削ったり盛りつけたりして修復。
サンドペーパーで仕上げて、石膏像完成。
ブロンズ風に着色してようやく完成。