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『史記』 高祖本紀

2017-09-13 10:19:21 | 四書解読
高祖本紀

高祖は、沛の豐邑中陽裏の人なり。姓は劉氏、字は季。父を太公と曰い、母を劉媼と曰う。其の先、劉媼嘗て大澤の陂(ヒ、つつみ)に息い、夢に神と遇う。是の時、雷電して晦冥なり。太公往きて視れば、則ち蛟龍を其の上に見る。已にして身める有り,遂に高祖を産む。高祖の人と為り、隆準(セツ、鼻)にして龍顏、美須髯(シュ・ゼン、あごひげ)あり、左の股に七十二の黑子有り。仁にして人を愛し、施しを喜み、意、豁如(カツ・ジョ、心が広い)たり。常に大度有り。家人の生產作業を事とせず。壯なるに及びて、試みられて吏と為り、泗水の亭長と為る。廷中の吏、狎侮(コウ・ブ、軽んじあなどる)せざる所無し。酒及び色を好む。常に王媼・武負に從いて酒を貰(セイ、『説文』に云う、貸すなり。かけで買うこと)す。醉臥するとき、武負・王媼、其の上に常に龍有るを見、之を怪しむ。高祖酤(かう)うて留りて飲む毎に、酒讎るること數倍す(集解:如淳曰く、讎も亦た售(うる)なり)。怪を見るに及び、歲の竟りに、此の兩家常に券を折り責を棄つ。
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