腹時計が鳴る聞き逃せない音がチョコレートの箱を開けた。アーモンドが弾ける音が止んでしばらくするとまた腹時計が鳴った。人として無視することもできず新しい箱に手を出す。カカオの苦みを注入していると家のチャイムが鳴ったようだ。2度、3度鳴ったようだが、君は聞かなかったことにした。静寂が戻ってきたのも束の間、また鳴っている。腹時計がまた君を呼んでいる。
新しい箱の中からイチゴチョコレート。チョコの中からチョコよりも大きなイチゴが飛び出してきて君を驚かせる。この瞬間のために身を小さくして果汁を隠し持っていたのだ。口よりも大きな粒に感嘆の音が鳴り響いた。これならばようやく満足を得ることができそうだ。
果実の香りが部屋から消える頃、腹時計が空腹を知らせた。
君はグミをかみながら詩を書き始めた。
エンゼルが
おもちゃを呼んだ
真夜中に
息を潜めて
あける缶詰
折句「エオマイア」短歌
新しい箱の中からイチゴチョコレート。チョコの中からチョコよりも大きなイチゴが飛び出してきて君を驚かせる。この瞬間のために身を小さくして果汁を隠し持っていたのだ。口よりも大きな粒に感嘆の音が鳴り響いた。これならばようやく満足を得ることができそうだ。
果実の香りが部屋から消える頃、腹時計が空腹を知らせた。
君はグミをかみながら詩を書き始めた。
エンゼルが
おもちゃを呼んだ
真夜中に
息を潜めて
あける缶詰
折句「エオマイア」短歌
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