眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

pomera24

2020-03-17 07:46:00 | 【創作note】
「えーっ、こだまで帰るの」

姉が驚いたように言った。

とても考えられない。と続けて言った。

速い奴ならその半分以下の時間、2時間くらいなのだけど。

その時、僕は別に苦ではなかった。驚く意味もわからなかった。

僕の鞄の中にはpomeraがあった。

pomeraの中にはたくさんの未完成があった。

きっと一生かけても書き尽くすことはできないだろう。

僕はもう十分に乗り遅れていたのだ。

だから、時間なんて関係なかった。

どこまで行っても一緒なのだから。


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