眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

初夏の隣人

2020-05-21 07:37:00 | 忘れものがかり
少し前まで
全身で求めていたものが
ベッドの片隅に追いやられている

そのままどこにも行かない
厚い毛布は
終わってしまった恋人のようだ
いつまでも手つかずのまま
少し邪魔で少し気になる

「もうそろそろ片づけないとね」
そう思ったまま
ずっとずるずるとして

雲が初夏を運んでくる



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 折句教室 | トップ | Drop's「Tシャツと涙」Music ... »

コメントを投稿