ぼくたちトナカイさんになって、サンタさんのそりをひくんだよ。
プレゼントを届けるお家、ぜ~んぶ、知ってるし。
7年前、広島に「沙羅の森」という障害をを持った人もそうでない人もいっしょに集える場ができた。
そこのテーブルの上のクリスマスを迎える展示が、このちびルドルフたちの初舞台。
トナカイを作ろうと思ったが、ちょっと、むつかしそうだったので、くまに演じさせることにした。
アイデアの元は、赤ちゃんがルドルフの帽子を被っているアメリカのクリスマスカード。
苦労したのは、やはり、角、なかなか、それっぽくならない。
最初の年は、確か、ズボンははいてなくて、帽子とケープだけだったと思う。
それなりにかわいかったけど、洋服は、展示のたびに、すこしづつ、増えている。
そりもその時に作ってもらったので、修理もしたりして、年代物とまではいかないけれど、結構、いい味になってきた。
ぼくたち、元気いっぱい。
え~と、Donnおばちゃんちにも、行くからね。
待っててね。
ぼくたち、まだ、子どもだから、これくらいなんだけど、大人になったら、父さんたちのように、もっともっと、立派になるんだって。
Hidebowおじちゃんちにも、行くからね。
お家、知ってるよ。
靴下忘れないで、はやく、おふとんに入っててね。