太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

こんなに寒くなって

2020-10-10 09:40:28 | 日記
 季節は暑いか寒いかの二者択一だろうか。昨日は1日中雨で気温は20度を下回った。今日も朝から雨で寒い。日本付近で台風が停滞し前線を刺激して雨を降らせる一方、北からはオホーツク海気団から冷たい風が流れ込んでいる。急激な気温の変化が身に沁みる年齢になった。台風は今後列島に沿って東へ動きU-ターンして上陸はないとのこと。それでも太平洋岸では暴風域に引っ掛かり風にも警戒が必要だ。昨年の直撃の記憶が冷めやらぬ中上陸が避けられそうなことだけでも安心する。天気予報はTV各局頻繁に流すがどれも似たようなことを伝える。当然情報の出所は気象庁だろうから幾ら伝え方を工夫しようが結論に大差はない。違和感はお天気キャスターとか予報士の方々がさも独自の予報のようにプライド満々で説明することである。一番スッキリあっさりと見れるのはNHKだけだ。民放は天気予報を伝える人をあたかもタレントのように扱い、本人もその気になっているところが少々うざったい。
 何気なく見る天気予報で意外と知られていないのが降水確率の意味である。何か気象因子を総合的にコンピュータで解析しその時の条件で降水を予測するように思われがちだが実は過去のデータに基づく経験則から導かれる。測定された気象条件を過去のデータと照らし合わせ、同じ条件下でどれぐらい雨が降ったかで確率を算出する。降水確率が60%の場合は、100回の同じ予報が出されたとき、1ミリメートル以上の雨か雪が60回は降ることを示している。また確立90%は10%より多くの雨量と思うかも知れないが降水は1mm以上の雨で量は規定していない。日本人は天気予報好きである。なければあれ程多くの予報がTV各局で流される筈がない。まさか番組の繋ぎで時間調整をやっているのではあるまい。
 昔太陽電池アレイに積雪があったとき逆バイアス(後に順バイアスとした)を掛けて太陽電池自体を発熱体として融雪する特許を出願した。実験も何度か行ってある程度効果があることは確認した。バイアスを掛けることは折角発電した電気のロスにもなるのでバイアス通電のタイミングと時間は重要な制御因子である。ところが積雪を検出するセンサーは無い。雨と雪の区別すら相当難しく積雪となるとさらに難しい。考えたのは小さな太陽電池をセンサーとして片方はヒーター内蔵で積雪しないようにし、一方はそのままにする。積雪は数センチあると太陽光の透過は90%以上落ちた。両方の短絡電流を測定していれば今積雪していると判断できる。結構アイデアは良かったが実用化はしなかった。その後ある電力会社がバイアス通電による融雪実験をしたがこの特許を回避するのに苦労したとのこと。これから積雪の季節になるが屋根の太陽電池は一部にでも積雪が残ると極端に出力は落ちることを覚悟しなければならない。温水器のように面積比例で受光の効果がある訳ではない。樋などに引っ掛かり部分的積雪が残る場合でも電気の通路を遮断(ふん詰まり)し、見た目以上に出力が落ちる。屋根に登るのは危険だから軒に何時までも積雪が残るようなら長い熊手か何かで落とすようにすれば相当糞詰まりは解消される。