再コメントの方から再々コメントを頂きました。少し様子が分かってくるとともにこちらの反省も述べなければなりません。何十年も前に現在の太陽電池の原型を開発していました。当時から構造、構成材料などは殆ど変わっていません。リサイクルの難しさは良く分ります。製造工程では電極材料のAgをペースト状にしてセルに印刷します。工程はスクリーン印刷ですが余分なAgが発生します。貴金属ですから拭き取ったAgは回収リユースするのですが最終的には焼成(焼き付けて)して素子の表面に焼き付けます。これがパッケージ化されてモジュールになりますがこの最終製品からAgを回収するのは至難の技です。モジュールの構造は強化ガラス面に熱可塑性の透明樹脂シートで封じられた素子をラミネート(熱圧着)します。サンドイッチのような積層構造です。この時簡単に剥がれるようなものでは耐候性が保てないので寿命が短くなってしまいます。この強固に熱圧着することで寿命は長くなり30年以上の使用に耐えるものもできました。兎に角長寿命の事だけを考えて素材も工程も開発してきました。しかし残念ながらリサイクルという考えはあまりなく結果として最終完成品は堅固で耐久性のあるものになりましたが反面分解して素材を回収するといことは大変困難になりました。一時国の研究機関で分解が容易なパッケージを開発しようとしましたが上手く行きませんでした。丈夫で長持ちということと分解容易でリサイクル可能が二律背反の関係になっているのです。今の廃棄が粉砕埋め立てに至っている理由はここにあります。しかし普及が進み市場に物が溢れてくれば当然廃棄処理のことも考えていかなければなりません。全ての工業製品がリサイクル、リユースが考慮された設計されなければならない時代に入りました。当初リサイクルということが念頭に無かった開発者の一人として是非とも次の世代ではこのあたりの開発も急いで貰いたいと反省と期待を込めて書かせて貰いました。
コロナ感染拡大は下げ止まりで、ある日など我が県は東京を抑えて全国一の感染者数を記録しました。不名誉な日本記録です。緊急事態宣言も延長されるようです。不要不急の外出などないのですが年とともに出歩く頻度も減り自宅軟禁が日常になってきました。その中でブログは義務のように書き綴っています。硬軟織り交ぜて書いています。探せばきっとプット噴き出すものも有る筈です。お楽しみ下さい。
コロナ感染拡大は下げ止まりで、ある日など我が県は東京を抑えて全国一の感染者数を記録しました。不名誉な日本記録です。緊急事態宣言も延長されるようです。不要不急の外出などないのですが年とともに出歩く頻度も減り自宅軟禁が日常になってきました。その中でブログは義務のように書き綴っています。硬軟織り交ぜて書いています。探せばきっとプット噴き出すものも有る筈です。お楽しみ下さい。
「丈夫で長持ちということと分解容易でリサイクル可能が二律背反の関係」と言うのがリサイクル処理問題の本質なのだとわかりました。
この点については今後は「リサイクル重視で丈夫で長持ちは二の次にする」ような方向性も必要になるのではないかとも思えます。
理由としては昨今の台風による暴風で木の枝や場合によっては瓦などが弾丸のように飛んで来る事によるソーラーパネルの損傷などのケースを想定して、やはり屋内に収納可能な移設用意なものが必要となって来るのかと思えるからです。
それとこの冬は電力卸価格が暴騰して新電力利用者が電気料金が8万円になった例とかもネットで検索できます。これだと自宅に庭やベランダが有る住宅などではかえって自宅に100~500w程度の発電能力でも良いのでとりあえず買っておいて自宅発電自家消費した方が安上がりになるケースも出てくるのか、と思えます。
自分で庭などに設置、移動、収納ができるような太陽光発電ユニットは既にネット販売されているので、リモートワークなどで更に戸建て住宅志向が進み、土地価格が安いエリアへの人口移動なども考えられる点を考慮するとソーラー発電業界がここへシフトするのもまたある点でチャンスかも知れません。
現状の電力買い取り価格では売電するよりも電力購入分をどれだけ減らすか、と言うのが基本なように思えます。
あまり何度もコメントを続けるのも何ですので一度ここでコメントは一区切りにします。
ご丁寧な回答ありがとうございました。