太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

売れる営業

2020-02-29 09:12:40 | 仕事に関すること

システムキッチンの入れ替えを考えて5~6軒のリフォーム店を訪問した。韓国ドラマに出て来るようなキッチンがショールームに並んでいる。何れの店も販売女店員をおいて丁寧な対応である。中には営業マンが直接説明をするところもある。まず価格はメーカー小売希望価格とその店による値引き価格両方が表示されている。同じような製品でも店によって相当価格差があるがこれはその店がメーカーの一次卸か二次かで違うのであろう。さらに掘り出し物は現品限りの製品で多くは型落ちである。型落ちと言ってもメーカーが新製品を出すたびに在庫一掃で店頭に卸すものだろうが性能は大差ない。違いは工事費である。たかがシンクとコンロの組み合わせだから難しい工事はないと思うが施工部門を抱えている会社と都度外部に発注するかで差が出る。さらに製品の値引きと工事費の兼ね合いでどちらで利益を出そうとしているかは何店か訪問すると分かって来る。営業マンが出て来るとこちらの質問には全て尤もらしい(多分あたっているのだろうが)答えが返ってくる。女店員では分かりませんとは言えないのだろう、しどろもどろになる場合がよくある。さてどちらが営業マンとして優れているか。

実は難しいところである。何でもスラスラ答えられると何だか誤魔化されているような気がするし、しどろもどろは頼りない感じがする。本当に売る営業は商品知識は豊富にありながら一旦客の立場に立って同じように悩んだ後、売りたいものをそっと勧める。例えば客が「色」について迷っている時、白の在庫があるのでこれを売り捌きたいと思って白の良さを次々上げるのは一流ではあるが超一流ではない。そうですねグレーと白迷うところですね。私でも迷うところです。でも敢えて言うなら白でしょうか。と言って白の良さをさりげなく挙げていく。超一流は一度客に同調することが欠かせない。

次に何故売れるのか説明し難い営業マンがある。昔の話だが太陽電池が訪問販売主流で客先と対面営業をしていたころ新人に近い男が猛烈に販売件数を伸ばしたことがある。説得納得商品と言われた時代、商品知識は素人とあまり変わらない営業マンでセールストークも秀でている訳ではない。あまり深追いはしなかったが多分催眠営業を本人が意図しなくてもできる男だったと思う。話している内に何となく相手が信頼を寄せてくる。目ぢからがあったから多分天性のものだったに違いない。さらに昔自分が新入社員の頃技術系の社員も研修と称して3か月販売店の応援をやらされた。ある男が夏場にも関わらず倉庫に在庫されていた(売れ残った)暖房器具を殆ど売り捌いてしまった。その男は研修が終わって本来なら配属も決まり技術部門に行くべきところだが異例なことに営業部門から是非うちにと声が掛かった。どうやって夏場に暖房器具を売ったのだと聞いたが本人は売って当たり前という感覚だった。特にコツがあり特別のことをやったとは思っていない。今思えば催眠営業の資質があったのではないかと思う。

営業マンと同行して客先に売り込みに行くことも良く有った。しかし商品知識があり過ぎて立て板に水のような説明が逆効果と分かったのは相当年が行ってからのことである。もう一つは兎に角人柄が気に入られる者がいる。これもまた生まれ持った資質であろう。真似してできるものではない。一度も営業を本職でやったことは無いが会社の仕事で一番難しいのは営業ではないかと思っている。技術はある程度学べるが営業は学校で教えてくれるものではない。どんな素晴らしい製品を開発しても売れてなんぼである。研究などは相当前段階の仕事であり売れることが仕事の全ての結果であると上司に言われ、技術屋のプライドは瓦解した。


思い切った決断

2020-02-28 08:38:12 | 社会観察

コロナウィルス感染拡大に対して政府は小中高を来週から春休みまで臨時休校にするよう要請した。通常なら3月25日頃から春休みだからそのまま春休みに続くとしたら1か月くらいの休みになる(もし感染拡大が収束にむかうなら春休み自体は短縮するのかも知れないが)。子供たちへの感染例はあまり報告されていないが大人が移すと一気に広がる懸念があるからだろう。悪い措置では無いと思うが次の難題は解除の判断である。授業の遅れを取り戻すために本来の春休みを短縮したいという声も出て来るだろう。春休み明けにはどういう条件が整えば授業再開とするのか。規則は作る事より解除の方が遥かに難しい。感染者増加の絶対数がある地域を限定したら減って行ったとしても増加を続ける地域も同時に存在するだろう。全体の増加数が減って行く状態を収束に向かっていると判断するならウィルスにとってはまだ未開の地は無限にあり相当先の話になってしまう。ただ武漢でも全員が感染している訳ではないから、物理的に感染経路が断たれるかある抗体を持っている人は感染しても発症しないかで一定程度で収まるとは思われる。子供の頃インフルエンザによる学級閉鎖は経験したことがあるが2,3日の休校だったと思う。クラスで何人休んだら学級閉鎖とする基準はあったようだが休校明けには不思議に欠席者は減っていた。何を基準に再開したか知らないが経験のないコロナは遥かに解除判断は難しいだろう。

授業の遅れを取り戻すのは大変だろうがこれについては多少経験がある。大学は紛争の真っただ中で本来1年半の教養課程が封鎖のため1年くらい授業がなかった。それでも次が入って来るから押し出さねばならず結局教養課程は半年くらいで専門課程に入ってしまった。団塊世代が何かと批判の対象になるのは教養が無いからである。それでも社会に出て大きな不都合もなく過ごせた。多少無理はあっても小中高も何とか取り戻せるのではないかと思う。休まなくても良かったのではという批判が後に出たとしてもそれは良しとしなければならない。観光客の激減やイベント自粛による倒産がチラホラ出始めたようだがもし企業が2週間活動を停止するようなことになればどうなるのだろうか。ここ1か月ほどでも倒産の話を効くが自転車操業だったのかと驚く。多分キャッシュフローが回らなくなったのだろう。小さな事業者で内部留保をしこため貯めているとは思えないが収入が激減したら1ヵ月もたない経営は他の事情でも倒産の憂き目に会う事はあり得る。だからと言って仕方がないではあまりに非情だ。感染が収まれば元通り事業復活ができる見通しならつなぎ低利融資など小規模事業者に対する支援は不可欠である。

長く生きていれば色んな事が起こる。パンデミックは映画や小説の世界だと思っていた。願わくばこの間に地震などの多重災害が起こらないことを祈るばかりである。次はオリンピックが中止や延期となっても仕方ないに1票入れる。


もう冗談は言ってられない

2020-02-27 09:26:15 | 日記

あの時はウィルス感染で大騒ぎしたねなどと言えない状況になってきた。殆ど使ったことがない車内灯にプラズマクラスター清浄機が付いているので最近はこれを駆動させている。低温のうなりはあるものの運転中は殆ど気にならない。昔プラズマクラスターを特徴にした空気清浄機を盛んに宣伝していた家電メーカーがあったが今バカ売れしているのだろうか。それにしても不思議な感染である。ウィルス自体は自ら動くことはできないが次々感染していく。空気中に何百億個も浮遊しているのだろうか。それでも動物の細胞に取りつかない限り何時間かで活性は失われる。感染者の体内から次の人に移る場合は因幡の白兎のように綱渡りで次々移って行っているのだろう。政府の要請によりイベントの自粛が始まった。プロ野球もキャンプが終わりオープン戦が始まるが無観客試合にするようだ。当然だろう。果たして公式戦開幕までに状況の変化はあるだろうか。サッカーもそうだが大声で声援するファンを見ると悪い方に想像してしまう。芸能活動でも自粛が相次いでいるが多分ギリギリまで発表はしないのはオリンピックだろう。感染が収束に向かうとしても終息とはならないだろう。世界地図が真っ赤に染まっていっているが感染拡大が時間差で伝播していっている。日本が収束に向かって行っても果たして各国が選手団を送ってくれるかどうか心配なところである。開催を強行して何か事が起これば非難轟々である。中止や延期の理由は種々あっても開催の根拠は科学的説明が求められるから難しい。

人生で二度目のオリンピックは要らないと言った主旨でブログを書いたことがあるが圧倒的に初めての世代が多いだろうから勝手なことだと思った人もいるだろう。主旨は高度経済成長時代と同じ効果は期待しても無駄だということだった。決して個人的趣味を言ったわけではない。一生懸命推進している人には申し訳ないが何処かで決断しなければならない。どちらの決断をしても必ず批判はある。オリンピックだけが特別なイベントではない。大小に関わらず冷静な判断が求められる。まさか無観客オリンピックとはいくまい。


普及曲線

2020-02-26 08:31:52 | 社会観察

コロナウィルスの感染拡大に対して厚労省が発表し、マスコミや政府対策基本方針にも登場するグラフがある。社会に出てから勉強した有名なロジャースの普及曲線に似たものだ。新製品が開発された場合どのような過程を経て普及していくかを示すものだ。石油の採掘量を縦軸にとった場合オイルピークもこの正規分布曲線で表される。視覚的に便利なものだが今回の厚労省の説明は(伝えるマスコミの責任かも知れない)少し腑に落ちない。

縦軸は感染者数だがそのピークを抑制(山を低く)することが「目的」と説明している。しかし過去の同じ疾病で感染者が出た例があるなら山の頂上(感染者数)が低くなったかどうか分かるが前例が無ければピークが低くなったかどうかは分からない。ピークを抑制するための諸対策を言いたいのだろうがこのグラフで効果を検証することは不可能である。ピークを抑制することが「目的」ではなく、ピークを「医療体制」のキャパ以内に抑えることが「目的」である。その医療体制も野戦病院並みでも体制の整備にカウントするかどうかまでは触れられていない。入院加療可能なベッド数なのか、診察可能な診療所なのかウィルス検査(判定)のキャパなのか。何れにせよ医療体制が万全ならピークの高さは問題としないことになる。本来はそう使われるグラフだろう。

今回のウィルス感染もそうだがスピンコントロールを利かせた情報伝達には注意しなければならない。マスコミの責任は重い。

2月24日のブログが2編出ているようで25日が無い。1日1編を旨としていたが時々掲示ミスをしてしまう。

 


健常者を隔離せよ

2020-02-24 08:37:31 | 社会観察

パンデミクスをテーマにした映画は沢山あった。その中で記憶は確かでなく細部は間違っているかも知れないが興味深いものがあった。ある少女が飛行機から降りたところを防護服に身を固めた集団に拉致されてしまう。その後クリーンルームでカプセルのようなものに入れられて完全隔離されてしまう。全く自由を奪われた中でウィルスに汚染され人類が破滅の危機にあることを知る。自分もウィルスに感染して隔離されたのだと絶望するがある日、カプセルの外、防護服の連中が感染者であり自分は健常で正常な遺伝子を残すために守られたいる側にあることが分る。パラドックスが面白かったがコロナウィルスの感染拡大で思い出した。

ここ1,2週間がパンデミクスになるかどうかの瀬戸際であるとのこと。ウィルス単体では活動できないので1度感染経路を遮断すればそこから先には行かない。ところが今経路のトレースができない感染者が増えてきていることが危機を齎している。クルーズ船は人数も多い事から感染路遮断は上手く行っていない。屋形船ルートはあまり聞かないので一応感染路遮断はできたのだろうか。先日オリンピック開催の中止について書いたが同じような話題がネットニュースに登りつつある。勿論感染拡大は防げるものとして開催強硬を主張するのは仕方がないが何処かにデッドラインを設けて中止や延期をする判断基準を定めておく必要はある。IOCやJOC、東京都は裏で対策会議をしておく必要はある。強硬論一本槍でもし何処かの国が選手派遣を中止すると言い出したらもう収拾はつかない。

活動範囲が狭い初老でも全く人と接することなく生活することは精々2,3日が限界である。現役の皆さんはまず無理だろう。ワクチンの開発は安全性の確認などで年単位はかかるという話もある。せめて有効な特効薬が見つかることを祈るしかない。日本国民全員が2週間家に閉じこもれば感染拡大は収まるだろうが重篤な感染者の死亡は信じられない数を覚悟しなければならない。健常者をカプセルに封じ込んで種を守る、ある程度の犠牲を覚悟して全員を隔離するなど極端な対策に至るまでにどの程度の選択肢があるのか。クラスター感染が運河のように繋がって日本全国都道府県が真っ赤に染まると選択肢はほぼ無くなってしまう。