太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

ワクチンしか無いのか

2021-05-19 07:19:47 | 日記
 新規感染数が少し減ったからと言って全く安心できないのがコロナである。台湾は感染を抑えたことで(中国も?)有名だがここに来て拡大の兆しが見られる。人流を抑制して感染経路を断つことは増加スピードは抑えられても何処かにウィルスは存在し続ける。例え1体(単位は個?株は培養したものだから違う)でも残っていれば再び感染拡大の可能性はあるのだろう。そうであるなら最終対策はワクチンしかないということか。しかし国民全体に何かをして欲しいと思っても上手くいかないことは予約の混乱でも分る。住所不定の人達も居るだろう。あんな大きなニシキヘビすら見つからないのに目に見えないウィルスを完全に退治することなどできない。最後は辛抱強く罹患者を特定して隔離するなどができる状態に持ち込むことだろうが、そうなると戦いは長期戦を覚悟しておいた方が良い。救世主と言われるワクチンだが意外に早く開発されたのには驚いた。しかも複数社で。レシピさえ有れば作れるのだろう。今はどんな製品でも設備さえ導入すれば同じようなものが作れる。途上国しかりだ。しかし製薬会社も営利企業であり莫大な設備投資をしても何時まで需要が続くかは分からない。結局既に基本的設備を導入している会社が決断も早いしリスクも小さく大手製薬会社が先行するのは当然とも言える。
 昔製薬業界はゾロゾロ業界と揶揄されたことがある。売れ筋商品では直ぐに似たような薬が開発される。化学構造を解析してそこに無害な元素(例えば亀の甲にHをくっ付ける)を添加して特許を回避するというのである。感冒薬などこの世界だ。特許の効力があまり発揮できないと思っていたが今回のコロナワクチンでは特許を無効にする緊急避難的措置もWHOや米国から聞こえてきて製薬会社と摩擦が起きているようだ。昔ノウハウは特許申請をするなと言われた時代がある。特許の公開は手の内をバラスようなものだ。メーカーにはこの手のノウハウがどれくらいあるかが重要で、科学技術の発展度合いを特許の件数が指標になることがあるが必ずしも力の差を表すとは言えない。
 長く生きていると大概のことで少し繋がりの経験がある。ワクチンもしかりである。学生時代に同乗していた車で交通事故に遭ったことがある。緊急で搬送された先が日本のワクチン開発で有名な研究所であった。ドクターが沢山居たので運ばれた。結局救急病院に転送されたが担架の周りに沢山のドクターが立っていたことは今でも覚えている。大事には至らなかった。社会に出てからJICAの医療プロジェクトのフォローアップ調査でネパールに行った。調査団の団長はそのワクチン研究所の所長だった。こちらは太陽電池付きのワクチン保存冷蔵庫の点検担当である。クリニックが山の上にあり団長は年も行っていたので私がガイドと一緒に行くことのなった。無事点検を終えて麓に戻ると団長はご苦労様と言って若い私からリュックを奪って疲れたでしょうと労ってくれた。ホテルで美味しいワインも奢ってくれた。現地調査でも実に優しく、これは報告書には書きませんがこのようにしておいて下さいと丁寧に指導していた。後で知ったのだがその所長はワクチン開発の世界的権威だった。これが縁で南米に出張する時、事前に先生を訪ねて伝染病の注意事項を教わったことがある。親切に教えて頂いたが南米出張は中止になった。その先生も未承認のワクチン開発をした責任とかで責められたことがあったが権威ぶらず立派な先生だったという記憶である。ワクチンにまつわる思い出。
 


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (endtimewshitle)
2021-05-22 08:24:57
こんにちわ!
ワク接種は、よく調べて考えてからにして下さい。おせっかいでごめんさなさい。

コメントを投稿