太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

車の話など

2020-10-02 07:36:01 | 日記
 昨日は東証の株取引システムがダウンして1日中売買が出来なかった。東証と言えば毎年初商いの日振袖姿の社員が初取引を祝う姿が恒例のニュースになる。普通の会社ならあんな姿で出勤すると、馬鹿かお前は袖が邪魔で仕事などできないだろうと言われるのがオチ。すかさず社員はこの方が書き初めの時腕の滑りが良くて上手く書けるのですと聞いたようなセリフを言ったかどうか。新聞は相当な紙面を割いて株式欄を毎日掲載している。興味を持って見ている人が多いのだなあと思っていたが昨日、今日は株式欄はーである。取引出来なかったから値がつかないのである。あれっ、毎日、新聞社が提供するニュースの一部かと思っていたが東証の広告欄だったのだろうか。そうならーの日でも急に別のニュースで埋めることも出来ないし、東証も振袖姿でお詫びする写真を載せる時間はなかったか。春の人事異動の季節では地方版だが警察と教員の異動は相当紙面を割いて伝える。一般には殆ど知られていない、興味もない人達が相当含まれる。一体何を伝えようとしているのか、実はあれもOB会か何かが確保契約している紙面かも知れない。ニュースか広告宣伝か見分けるのは難しい。
 昨日は車の定期点検に行った。買ったところと同じディーラーで車検も点検もやっているので代々の営業マンは顔見知りになる。ショールームのゆったりしたソファーで待っているとすかさず女店員がメニューを持ってきて飲み物のサービスがある。定期点検なので大した客ではないがお決まりのコースは何とも寛げる。間をおかずに営業マンがやってくる。買い替えなどしないのは分かっているのでサラっと最近の売れ筋車を紹介した後は車業界の悩みを打ち明ける。自社の車でも車種による評判の良し悪しをはっきり言うので好感が持てる。毎回のことだがこの高齢者に何かアドバイスとかヒントを求めているような気がしてならない。営業は経験は無いが営業のアシストで客先を訪問したことは何度もあり経験の幾つかを披露すると神妙に聞き入る。今はコロナ禍で客先訪問は控えるよう指示があり多くは電話対応とのこと。売りに行かなくてもちょっと顔を見せるだけで営業マンの印象を随分変わるよ、いや売らんがためのトークより特段の用事もなくアッサリ来てアッサリ帰る方が好印象を与える場合もある。いざという時顔を思い出す営業マンになることは重要で物は売れなくとも顔を売ることはとても大事だよと言うと深く頷く。大手メーカーだから顧客情報のデータベースは膨大で昔の飛び込みと違って営業効率は良いでしょうと言うと今は何処のディーラーがどの車種を売ってもよいし、テリトリーも重なるところが多く逆に自社が競争相手になるんですと言う。テリトリーが重なるのは経営側では漏れるより良いから黙認でしょうと言うとさらに頷く。自動車学校とタイアップすれば免許取得者が分かって売れる可能性が上がるのではと言うと個人情報が絡みますからそういうことは出来ませんという。こちらが頷く。顧客情報は過去買った人とか店に来られたお客さんに限定されるとのこと。法令遵守も出来ている。最近問題になっているライバルメーカーはどうですかと聞くと国の支援も入り苦しいのではないでしょうか、敵失で自滅するようなものです。いやエラーをしないのも会社の実力だよと言うとちょっと頷く。我が愛車のプリウスはどうですかと聞くとカローラがライバルになって自社内の食い合いで一時期ほどの勢いはありません。燃費は良いし故障もしない名車と思うがモデルチェンジが流線形に拘り若者向けに変更した時点くらいから風向きが変わったように思うけどねえ。プリウスの良さは豪華な大型はもう要らない、かといって馬力やスピードを求める若者とは一味違う、どちらかと言うと変わらぬ古典的価値、一時期のフォルクスワーゲンとかイギリスのタクシーとかみたいに。これを求める層は年代から言って暫く顧客として続くと思うがその層を放してしまったのではないの。車載の通信機能の充実も昔のように車が我が部屋という時代ではない。家でインターネットに疲れた人が車に求めるのは落ち着いた安定感だよと勝手に自説を披露するとさらに大きく頷いた。話し足りないようだったが呼び出されたので本業の営業に戻った方がいいよで終わった。サービスマンの若者がバッテリーの内部抵抗が少し上がって注意レベルですと言う。どうなると聞いたら突然バッテリーが上がって始動できなくなる可能性があるとのこと。内部抵抗は寿命に向かって徐々に上がるのは分かるけどハイブリッドでセルモータを回すわけではないから動かないというのはどういう状態?と聞くと電気系統が動かなくなるとのこと。医者と同じで一応最悪シナリオを説明しておくことも我々の役目ですから、今直ぐ交換ではなく注意しておいて下さいということです、とサービスの若者も正直だ。様々な業種の営業マンと接して来たが車の営業マンが最も良く教育されていると思う。