太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

おせちの季節か

2018-09-30 09:22:05 | 日記

もうそんな季節かと思う。まだ正月まで2カ月もあるのに折り込みチラシやコンビニのポスターに予約受付が始まった。年々少しづつ早まっているよな気がする。そのうち1年が繋がってしまう。おせちと言うのは正月3が日くらいは女の人が料理を作るのを休めるよう考えられたものと子供の頃母親から聞かされていた。どうも間違いのようである。始まりは元旦や五節句の宮中行事で節会(せちえ)と言われる宴がありこの時、神様に供えたり振舞われた料理のことを指していたようだ。御節供(おせちく)が縮まっておせちとなり、江戸時代には庶民の間に広まったそうだ。重箱に収まる具材や料理に意味があるのはお供えものだからである。

確か去年も同じ頃に注意した筈だが未だに誇大広告は続いている。一体公取いやJARO(日本広告審査機構)か、何をしている。おせちは一般的に3段重である。ところが広告写真で開陳された各段に詰められている具材はどう見ても上の重で蓋が出来ないほど箱から飛び出している。写真の見栄えのために立てかけているといった嘘は通じない。伊勢海老など半身以上乗り出し、どう工夫し横に寝かせてもスペースに収まるサイズではない。誇大、拡大広告と言わざるを得ない。料理の全ては写真技術により色鮮やかでこれを誇大、拡大広告と言わずに何と言う。昔食堂の陳列ケースの食品サンプルと実際出てきた料理の差が問題になったことがある。正月くらいと思う消費者の財布の紐の緩さを狙った悪徳商法とも言える。それぞれが重箱のマス目に収まった写真を使うべきである。数千円なら正月だから目をつぶるが数万円である。近所の花まるやゆで太郎で食べる昼食なら2カ月はゆうに通える値段である。コンビニのパンとコーヒーなら3カ月苦労しない。

比較的良心的なファミレスのメニュー写真はほぼ現物どおりでまともである。悪徳ファミレスが出てきてメニューにサイズは書いていないから写真は実物大ですと言って小指くらいの海老フライを出してきたら怒るだろう。文句があるなら買わなきゃいい、食べなきゃいいというものではない。正月早々少なからずショックを受けている沢山の人を思うと黙ってはいられない。

呑気なことを書いているがまた台風がやってくる。沖縄を襲い、本土を縦断しそうな気配である。国際宇宙ステーションから捉えた台風の写真が掲載されたが目がくっきり写っており相当強い台風である。しかし写真は台風が地球を覆っているかのように周辺は地球の球形そのままである。アングルのせいなのか全体を捉えようと魚眼レンズを使っているのか分からないが一言注意書きを入れるべきである。あまりの大きさに腰を抜かす人も居るだろう。釣りの写真で両手を前に突き出して魚を見せるものがあるが後に写る釣り人の顔と比べてメダカも鮭くらいに見えてしまう。早朝は猛烈に雨が降っていたが今は止んで木の葉1枚ゆれていない静けさである。しかしこの辺りの台風のピークは今夜半とのこと。天災は他所事と感じて育ってきたが今はジワリと迫りくる恐怖がある。東大と国立天文台などの研究チームが、宇宙は今後少なくとも1400億年間は存続すると発表した。一安心である。もし140億年なら迫りくる恐怖である。


偶然の出会い

2018-09-29 10:14:05 | 日記

人生そこそこ長く過ごし過去を振り返ると偶然の出会いというものがある。しかもその出会いが少なからずこちらの人生に、考え方と言っても良いが、影響を及ぼした人達である。最近目にした本のランキング、ビジネス売れ筋本だったか推薦図書だったか忘れたが3位が稲盛和夫著「生き方」で2位が吉野源三郎「君たちはどう生きるか」だった(1位は見過ごした)。どちらも読んだ事ははあり蔵書にもなっている。勿論ここまでだったら不思議でも奇妙でも無いのだが、稲盛和夫氏、君達はどう生きるかの主人公コペル君両方と縁がある。どちらも健在でコペル君の方が2歳くらい年長だ。

出会いというにはおこがましいが仕事に関して接点があった。勿論お二人は全くタイプは異なり二人に接点も無いのだが私が感じた両氏の人間的側面に触れて見る。ちょっと残念なことは私の相関図「あの人検索SPYSEE」にお二人が出て来ないことである。勿論年も離れており、一方的にこちらが説教を受ける立場だったのでお二人にとってこちらは相関の人では無かったのだが。両氏とは1:1でお話を聞いたり直接指導される場面も結構あった。両氏は経歴は全然別だが共通しているのは齢とともに凄味が増していったことである。凄味というのは知識量が減ることなく増え続けて行き、、なおかつそれを実践に生かして行ったことである。頭脳の衰えを知らない。90歳前後の今でもそうであろう。

稲盛和夫氏については著書も多く私が何か付け加えることなど許されないカリスマ名経営者である。あまり知られていないのは氏が持つ人を惹きつける魅力である。昨日まで敵対していた人が会った瞬間虜になっていまう例は良くあった。強いて難を関西弁で言えばおべんちゃらに弱かった。言い換えれば人を信じるところから付き合いを始める。それが原因だか時々人事的失敗も有った。しかし本当のことに気付くと非情とも思える採配を即決で奮う。甘いだけではカリスマ経営者にはなれない。人間的魅力は何と言っても人を惹きつける能力であり、これは天賦の才でご本人は意識していないだろう。この魅力は声や喋り方からも生まれて来る。名人の古典落語を聞くような独特の間(ま)が特徴でもある。真似してできるものではない。

コペル君の方は喋りも書き物も理路整然としており隙、無駄が無い。努力型の超秀才ではあるが無駄が無いからこそ大経営者にはならなかった。時々、シマッタと言って後ろ頭を掻ぐらいでないと部下はしんどい。完璧主義の学研肌の人である。しかしこの無駄の無さは多くの著作で存分に生かされている。同じ分野の大学教授も足元にも及ばない著作が数多ある。私が太陽電池について何か書いたり喋ったりするとき50%以上は師の影響を受けている。

年下の若輩(お二人から見て)者がまだ健在の方々の裏話などすると罰が当たりそうで止めるが、BEST3のお二人を知っている、いや出会えた事だけでも自慢であり幸運である。勿論向こうにとっては若輩で未熟な私など弟子と思っていないだろうがこちらにとっては真似すらできない師である。自分の出会いの裏面史?オ―ムで死刑になってしまった彼は高校の友達、不始末をしでかして会社をクビになったり辞めた部下、上司数多あり。TVなどで人との出会いがその後の人生を大きく変えた例は良く紹介される。私はお二人との出会いにより極端に人生が変わったとは思わないが、ともすれば横道に逸れて行く自分を軌道修正し、まっとうな道に留めてくれたのは何気ないお二人の言葉や行動であったことは間違いない。


月日の経つのは

2018-09-28 08:00:17 | 日記

ブログを書いていると1年前自分が書いたブログが送られてくる。1年前は「面白くなってきた選挙戦」である。安倍さんが解散記者会見を開き選挙モードに入り、小池都知事が新党希望の党を立ち上げ民進党と希望の党が合流すると言うのが最大のニュースである。北朝鮮はミサイルを乱射し、小池さんは生涯もっともスポットライトがあたった時である。今は貴乃花の相撲界引退のニュースと轢き逃げ事件を起こしたアイドルが保釈されることでワイドショーは賑わっている。つい1年前の事が随分昔に感じられる。この場合、時が経つのが早いと言うのは間違っている?英訳ではTime flies.とかTime flies when you’re having fun.と出て来る。これは光陰矢の如しとか楽しい時間は早く過ぎるの意味である。時間が早く過ぎれば1年前の事もつい昨日のように感じるだろう。逆に遅く長いと感じていたら1年前は随分昔と感じるだろうから時が経つのは遅いと言うべきなのか。

逆に随分前に前定年退職したがついこの前のような気がする。どうも感覚と現実がうまく噛みあわない。ネットで関連を検索してみた。脳が処理する情報量が多いほどそれを理解するのにより多くの時間が必要で、新しい発見に出会う若い時代は時間の経過を遅く感じる。逆に齢が行くと周りの世界が見慣れたものになってくるので脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が早く過ぎ去っていくように感じるとある。これから言うと定年からは出来ごとが少なかった後者であり、小池さんの活躍は前者である。前者というのは如何に世の中情報が早く多量に流れているかを示すものと言える。特にネット社会では居ながらにして情報に接することができるからであろう。そこに実体験時間を当てはめて計ろうとするから月日が経つのが早いのか遅いのかと混乱が生じてしまう。情報の世界では時間が経つのは遅く、実体験の世界では齢とともに時間は早く過ぎる。

今後情報の量とスピードは益々増してくる。問題は我が脳の処理能力が追いつかないことだ。今後もっとも必要となるのは情報の取捨選択能力である。荒っぽく言えば情報を適度に見過ごしていかなければならに。一方、時が経つのがどんどん早くなってきた初老の身は判で押したような風景の中にある。実際には実生活とネット情報の二つの時間軸で生きているような気もする。


国連一般討論演説

2018-09-27 08:35:42 | 社会観察

北朝鮮はアメリカに対する執拗な威嚇を繰り返し、アメリカは強硬な制裁を科すことを一切崩しませんでした。これに賛同し国連の制裁決議もなされました。我が国は勿論国連のメンバーであり、アメリカの従順な同盟国でもあります。制裁に関しても愚直に支持、継続をしてきました。本当は日本国民にとっては拉致問題の解決が最優先事項、今でもそうですが、でしたがアメリカに気を遣っていたためアメリカを出し抜いて首脳会談などできるわけがなかったのです。ところが突然米朝首脳会談が行われアメリカの脅威は緩和の方向に動き出しました。正直梯子を外された感じです。しかし、これは悪い方向では無いと思っています。足枷が無くなって今は日本独自で日朝首脳会談を開くことも可能となりました。今後国連の制裁決議が緩和されることになっても日本は単独でも制裁を継続しなければなりません。申し上げましたように拉致問題の解決なくしては経済援助を含めて如何なる支援にも応じられないことを国連にお集まりの方々に理解して頂きたいのです。とでも言えば国連の場でのメッセージになったと思うが。実際は、

拉致問題を解決するために私も北朝鮮との相互不信の殻を破り、新たなスタートを切って金委員長と直接向き合う用意があります。・・・・会談を実施する以上、拉致問題解決に資する会談にしなければならないと決意しています。」だ。一体これは誰に向かって訴求しているのか分からない。アメリカに対してなら私らも独自に動きますよという宣言か。ガラガラだった聴衆に向かってならトランプさんは自慢しているが私らには拉致と言う大問題が残っていることを理解してねと言う意味か。TVで映し出された会場は確かにガラガラだったが、安倍さんは演説後会場の外では多くの国の方方から賛同を頂き一人一人と挨拶しました、と言っている。聴衆が少なかったことへのリカバリー?もし日本国民に向かってなら、今直接会談の用意があると言うのは今まではその気も無かったのかと思われてしまう。一応拉致を世界に向けてアッピールしたというだけの意味か。北朝鮮に向かってなら、直接言えば良いのに何故国連の場かと思われてしまう。向こうからすればこちらが頼んでもいないのに用意があるとはどういう意味だと思われてしまう。

超エリートのスピーチライターが居るのだろうがかってカリスマのスピーチライターをした経験から言うと誰に向かって喋る、相手は何を聞きたいと思っている、それに対して私はこう考えるといった基本構成がズタズタである。3選後は苦しい船出になることは分かっていたが拉致についてはツケが回って来たと言える。日米貿易問題については誰が総理をやろうが同じ苦境に立たされている。TPPの重要性をあれだけ国民に訴えてきたのに今度はFTAに向かってまっしぐら。これを本音を隠して矛盾なく国民に説明することなど不可能である。農産品の交渉が先で、その交渉中は自動車の関税は実施しないという。農産品についてもTPP合意の水準が最低限ラインだと。それなら交渉は必要ない筈だが、最低ラインは率の問題で猶予期間などなく即実施を迫られる可能性大。その後即自動車に入ると言う意味だろう。中間選挙前にトランプさんにプレゼントが必要だとしても日本がお得意の戦略的遅延が何処まで生かされるか。トランプさんやりたい放題。ガキ大将にお供する腹心も辛い。安倍さんにお供する腹心も辛い?知るかっ。


土俵外の嵐

2018-09-26 08:05:10 | 社会観察

秋場所は稀勢の里が10番勝ち、白鵬が41回目の優勝と1001勝の記録達成で何とか日常を取り戻すかと思っていたら貴乃花が部屋を解散し年寄りも引退するとのこと。その会見を何局も中継し大騒ぎである。かってのヒーローだからファンも多く関心も高いのだろうがプロ野球の監督の引退とは大違いである。野球では新聞の3行で終ることもある、と言いながらも中継を視てしまった。結構大変、いや貴乃花にとっては生きるか死ぬかの大問題である。見方によっては悲壮感に満ちた会見である。引退の理由も何故今、と今一つ切迫感に欠けるように思う。告発状の内容は事実無根であると言われプライドが傷ついたとも言えるが、本当は「事実誤認」と言うつもりが「事実無根」になってしまったのではないだろうかか。どだい言う方も元力士、正確な言葉使いを求める方が無理である。無根と言えば全否定になってしまい大横綱のプライドが傷つけられた事は容易に想像できる。事の経緯は別にして圧倒的な数の敵兵に包囲され自らの兵を全て城外の逃がし、一人天守閣に残って籠城している殿様の姿のようでもある。子供同然に思っていた弟子たちを手放し、自らの先々については明確なことを何も言わない、言えないところが悲壮感の大元である。まだ若いのに悲壮感など漂わせては駄目だ。

相撲の世界で理想や夢は実現しなかったとしても世の中夢や理想が実現する方が稀である。しかも土俵外の人生の方が長い。戦うべき敵や味方は圧倒的に多い。今後も相撲に関わって行きたいと言うのは相撲に対する情熱が全く無くなったとは思えない。元オリンピック選手が何とか教室を開いたり、元チャンピオンがジムを経営したり、解説者やレポーター、政治家に成る人も居る。大横綱だった看板は誰もが手に入るものではない。相撲をベースにしたスポーツジム、ちゃんこを元にした健康料理教室、薄着健康教室、独立リーグ何でも良いから何年か後には協会とも和解して再び弟子が取れる身分にはなって欲しいものである。暫く相撲からちょっと離れた社会を勉強するのも悪くない。家族環境にも恵まれていないようだがまだ若いのだから必ず別の生きる道はある。苦しい稽古も乗り越えてきたのだから今度も乗り越えられない筈がない。そのためにも周囲からの適切なアドバイスや心の支えが必要である。天守で切腹することは決して逃げ伸びた兵のためにはならない。

本当は、南北・米朝の急接近は日本にとっては悪夢というネット記事があり、拉致問題を声高に叫び、北の脅威を煽ってきた日本とあったが日、米、南北の関係がどうなるかと言う方が興味はある。しかし関連ニュース量は少ない。2回目の南北首脳会談が終わり、次は米朝の2回目の首脳会談も行われようとしている。もう北朝鮮は振り出しに戻ることなどできない。再びミサイルを撃ちまくり核開発を始めたらアメリカは何倍返しもの軍事行動に即移ることなど金委員長も容易に想像できる。首脳会談に応じた時から帰趨は決まっていた。もう北朝鮮には条件闘争、あるいは自爆のために温存している核をその目的のために使くらいしか選択肢はない。自国を消滅させるような決断に大義などないことはありえないことくらい国民は分かっているし頭脳明晰な金委員長はより深く考えているだろう。

広島高裁で伊方原発稼働差し止め判決が覆され稼働が可能になった。稼働差し止めの判決が出ると科学的知見に基づかない素人の判断と誹り、今度は社会通念や常識的判断と褒め煽るマスコミもどうかと思うが。日本人の大半が死滅するような大噴火が起こり溶岩と火山灰で覆い尽くされたとしたらたら原発もクソも無いと言われるかも知れないが僅かに生き残った日本人DNAも汚染された大地では生き永らえられないのは確かである。そういう危険性はゼロでないことも常識ではないだろうか。