太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

訂正しなければならない

2020-10-29 07:33:34 | 日記
 携帯電話の料金値下げプランが次々発表されている。政府に言われたから値下げするのは暴利を貪っていたのか、経営者はグータラとブログに書いたことがある。これは訂正しなければならない。かって値決めは経営であるとカリスマ社長は次のような事を言っていた。「製品の値決めは経営そのものである。そしてその価格はただ1点で決まる。消費者が許容できる最大の価格がそのポイントである。もしそれが赤字スレスレであろうと大変な利益を生み出そうとそれは結果である。その結果は諸君の努力で決まる。」と。そう思えば携帯の料金プランは消費者が許容できる最高の値段でそれが利益を生み出していたが政府指導という別の物指しで今回の値下げプランが出て来たのであろう。
 別のニュースで、こんな筈では無かっただろうと思われる事件があった。北関東で相次いだ家畜や果実の窃盗事件に関与が疑われるグループ、20~39歳のベトナム国籍の男女13人を入管難民法違反(不法残留など)容疑で逮捕された。市内の宅配センターから発送された肉や果実の伝票には、グループの一部の名前が記されていた。SNS上には解体した豚の写真、肉や果実の購入を呼びかける投稿もあり、県警は県内外のベトナム人に販売していたとみて調べているとのこと。同じ日のニュースで覚せい剤の密輸でベトナム人グループが逮捕されたとのこと。我々の世代では悲劇のベトナム戦争から立ち直り見事に経済復興を成し遂げたというイメージがある。農作物や家畜を盗んでも一攫千金とはならないだろう。日本人でも生活することは決して楽ではない国へ何故外国人がこうも集まって来るのだろう。窃盗目的で誘われ来日した者は極わずかで最初は技能実習などそれなりの志を持って来日した筈だ。昔農業研修センターで太陽電池の農業への利用について講義をしていた時期がある。途上国から農業研修に来た30名くらいの研修生相手の講義だ。年に1日だが10年くらい続いただろうか。若者達はここで農業機械の扱いや農作物の育て方を学ぶ。研修期間中は寮に住み半年くらいは学生生活を送る。ベトナムを含め皆真面目で熱心な学生達だった。日本に来てハイテクを学んで帰っても自国ではそれを生かして仕事をするインフラが未整備なところは多い。農業分野なら大抵の国では日本で学んだ成果を生かすチャンスはあるだろう。真面目に研修している人達が居る一方で農作物や家畜の窃盗で捕まると、ベトナム人は、となる。国を代表する者ではないが一部の人間の仕業も国を貶めていることになる。日本まで来てやらなくても国に家畜や農作物はあるだろうと言いたくもなるが、コロナ禍で仕事を失った人も混じっているとのこと。日本での生活を甘くみてはならない。国に恥をかかせるくらいなら自分は犠牲になっても構わないというくらいの気構えでやってきて欲しい。
 さらに気になることが。官邸事務方トップとして6人の任命拒否を決めたとされる杉田和博官房副長官の予算委参考人招致も、自民党は「あまり前例がない」と拒否する構えだ。悪しき前例の打破はどこに行ったのだろう。「縦割りと既得権益と悪しき前例を打破して、規制改革を進めていく」と首相は記者会見で言っていた。いや拒否は悪しきではなく良き前例ですと言うのだろうが。「個々人の任命拒否の理由については人事に関することで答えを差し控える」というだけでは国民は納得しない。ゆで卵は半熟が好きとか個々人の個人情報を聞き出したいのではない。少なくとも特別職の国家公務員になるための判断基準を知りたいのである。人事に関することと言う理由で全てに蓋をしてしまうやり方は禍根を残す。多くの国民は判断基準にまで異論を唱えることはない(居たとしてもそれを糺すのは別の場面である。)。特別職でも良いから一度国家公務員になりたいと思っているが判断基準が分らないから止めることにした。
 善きニュースはないのか。あってもこれはあまりニュースにならない。世の中大半は善き事、普通のこと、当たり前のことだろう。ニュースの性格上悪しきことしか扱わないと分かっていても気になるニュースが多過ぎる。