太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

兎に角春よ来い

2023-01-31 09:43:51 | 日記
 くっそまだ寒い。元気なうちに春よ来い、である。毎年同じ思いを繰り返すのだろうが大病もなく春を迎えられるのは貴重である。いつ何があってもおかしくない年齢に差し掛かった。勿論病気だけではなく怪我も要注意だ。安全運転は心掛けているがヒヤリとすることはよくある。多いのは対向車がフラフラと反対車線にはみ出してくること。指示器があまりに遅くて追突しそうになること。昨日は交差点で前の車が左折したとき対向で右折を待っていた車がそれに合わせて突然出て来た。こちらは直進で黄色になったので急いで交差点を渡り切ろうとしたときだ。思わずハンドルを切って避けたが危なかった。対向車は右折を対向の左折に合わせて出ようと待ち構えていたのだろう。後続に直進車がいることは見えていた筈なのだが。咄嗟にハンドルを切って衝突を回避できたから良かったのだが。反射神経はまだ大丈夫のようだが次の免許更新は高齢ドライバーとしてである。モットーは「加害者にならない」「急いでもたいして時間は変わらない」である。
 政治の場では不毛の議論が続いている。秘書官が外遊に随行しながら名所の写真を撮ったり、高級品を土産に買うなど観光目的ではないかと野党が国会で追及している。もしそうであったらそれが何に繋がるのだろうか。首相の任命(採用?)責任?大臣の不始末でも簡単に更迭しないのに責任をとってどうなるものか。私が週刊誌のボスなら張り込みに出張させたのに使える写真は殆ど無い、自部署への土産は経費では落とせないぞと叱り飛ばすところだ。児童手当に所得制限を設けることについて過去の発言との齟齬を追求してどうなる。所得制限を設けることは国民の賛同は得られるだろうが所得の確定は容易ではない(確定申告中だから分かる)。特にボーダーラインに居る人の仕分けには作業量(行政コスト)が相当かかるだろう。反対意見はあるが全国民に一人当たり10万円給付した安倍さんの判断はこの行政コストを考慮してのことだ。行政コストが幾らかかるのかは余り公にならない。エッそんなにかかるのと新たな追及が始まるからである。
 春に向かって楽しいニュースはないが3月にはWBCが始まり、MLBも開幕する。大谷選手がまたTVで見られる。2月は足早に28日で終わってくれる。兎に角春よ来い、である。

ポイント還元の甘言

2023-01-30 08:37:25 | 日記
 確定申告を始めて7,8年になるだろうか。税務署から申告用紙が送られてきたので目を通すと多分2日で終わってしまうと思った。何よりも添付すべき必要な書類が1か所に纏めて取ってあるから簡単だ。最初のときは税務署まで説明会を聞きに行ったが何と複雑なと思っていた。要領を覚えたら実に簡単なものである。毎年記帳に際してはその根拠をパソコンに控えてあるからこれも大いに参考になる。還付があると何だか得した気分になるが要は払い過ぎた税金が戻ってくるのだから当然といえば当然だ。しかし確定申告をしなければ戻って来ないのだからやっぱり得した気分になる。
 世の中ポイント還元が大流行りである。TVCMなどでも盛んにポイント付与を宣伝する。確かに付与されたポイントを使うと得した気分になる。しかし税金の還付と異なりポイント分を経費として商品価格に上乗せしているから会社は損はしていない筈だ。この場合は付与されたポイントを使わなった人が割高の商品を購入したことになり損をしたことになる。ポイント付与は決して無償のサービスではない。ポイントをつけ過ぎて赤字になったなどは聞いたことがない。供給側が本当に損をしたのではと思ったのは子供の頃のカバヤのココナツキャラメルである。中に点数券が入っており5点貯めると一箱貰える。それがたまに25点券が入っておりさらに追加で5箱貰える。当然貰った物の中にも点数券があるから一箱が10箱くらいになることもある。そうなると外箱は捨ててキャラメルだけをポケットに詰め込む。パンパンにポケットが脹れる。早速ガキ大将のところに行って貢物にする。姉妹に分けなかったところは既に4,5歳で世渡りの術を知っていたのかしれない。その後そのキャラメルは廃番になった。25点券はやりすぎだろう。
 わが社のポイント付与はその経費を商品、サービス価格に含んでいません。わが社だけが損をする出血大サービスです、などという会社が現れないものか。

ネット社会の恐ろしさ

2023-01-29 09:18:24 | 日記
 何となく悪い予感がする。闇バイトと思われる強盗集団の元締めと疑われる人物がフィリピンで拘束されている。今国内各地で起こっている強盗事件も元を辿ればこの被疑者に辿り着く可能性がある。闇バイトだからいわば素人、早晩強盗犯は捕まると思っていた(ちょっと時間がかかっているが)。もしかしたら既に犯人は特定されており元締めに辿り着くまで泳がせているのかも知れないのだが。今回の犯罪手口はどうみても用意周到というより海外からネットを使ってリモートで実行犯を操っていたことだけ目新しいのかも知れない。もしフィリピンで拘束されていなかったらもっと広範囲に件数も増えていただろう。ひと昔前なら考えられない、いわゆる知能犯と呼ばれただろう。しかし今ではネットを当たり前のように、自在に使いこなす人間が既に大半を占めており決して知能を駆使して起こす犯罪でもない。
 マルチ商法という取引がある。会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態だ。それ自体は特定商取引法で「連鎖販売取引」として定められた安全なビジネスモデルである。勿論この法を逸脱すると犯罪になってしまうが。マルチ商法は、商品やサービスの販売を目的としているが似たような仕組みで「ねずみ講」というものがある。こちらは金品の受け渡しのみが目的となるため違法となる。もしマルチやねずみ講のような仕組みで凶悪な犯罪がなされたら大変である。下の方の階層では殆ど犯罪に加担しているとは思わない軽微な行動が上の階層に進むにつれて犯罪の要件を満たして行く。犯罪の加担者も多くなり捜査は難渋を極めるだろう。ネット社会は従来想像もつかなかったような犯罪構成を容易にする。犯罪には至らなくても誹謗や中傷、フェイクなどギリギリの行為は巷に溢れているが。幸いにも昭和世代、ネット社会に馴染めない(良くわからない)から臆病で慎重である。これが犯罪行為から距離を置くことに役立ってはいるが。
 ネットを駆使した犯罪と全く逆の行為、集団による善行マルチが拡がれば些細な行動が思わぬ効果を社会に生み出すかも知れない。クラウドファンディングや慈善事業など既に実行されているものもあるがまだまだ新しいモデルが提唱されても良いのではないだろうか。因みに犯罪捜査ではアメリカで膨大なDNAデータベースから未解決事件の犯人を特定する手法が効果を上げているというTV番組もあった。指紋からDNAへである。デジタルデバイド世代では臆病なくらいが丁度良いのかも知れない。総務省の定義では「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差」を指す。そのど真ん中に位置している。でも電話のオレオレ詐欺に引っ掛かりそうになったことがある。最大進んでも被害者止まりだ。


アルバイト今昔

2023-01-28 09:47:16 | 日記
 雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと(田捨女)となるかと思っていた。夜間に雪になるかも知れないと言う予報だったからだ。窓の外に見える家々の北面の屋根に薄っすらと雪が残っている程度である。今日は快晴なのでやがてそれも消えるだろう。この歳になると雪が降って楽しいことなど何も無いのだが心の何処かで待っているような気もする。今では普段履きで下駄を履くことはないが子供の頃のほんの微かな記憶がある。正月の頃、新しい下駄を買って貰って嬉しかったのだが鼻緒が物凄くきつくて指が入らない。間違えて買ったのかと思っていたが後に伸びることを見越してのことだった。昭和も随分遠くなったものだ。
 昭和の人間でどうも理解できないのはSNSに関わる犯罪である(炎上商法も信じ難いが)。今元締めがフィリピンに居てネットで闇バイトを募り日本国内各地で強盗を働いているという疑いがある。遠隔操作で手下を動かしているようだ。犯罪に手を染める者達も高額バイトくらいの感覚ではないだろうかとのこと。楽して稼げるなどと旨い話はないのだが。
 学生時代は色んなアルバイトをした。学生相談所という所があってアルバイトの斡旋をする。壁に貼られた様々な仕事の中から選ぶのだが人気のあるバイト先は希望者が多くジャンケンで決める。ジャンケンで敗れた時は電車賃を使って行った相談所が無駄になる。人気の2番手、3番手を狙って競争率を下げるという手を使ったものだ。バイト先については噂話に事欠かない。大学病院に死体を保管するプールのような薬槽があり、死体にはガスが溜まるのでポカリと浮いてくる。それを長い棒で沈めるバイトは異常にバイト料が高いとか(大阪湾の鯨で思い出したのだが)。ある魚の卸業者に行った男は喧嘩があって投げた包丁が後ろの板塀に刺さったのを見て2度とあそこには行かないと恐怖体験を語った。家庭教師に行った先が芦屋の大豪邸で庭に川が流れており庭で模型飛行機を飛ばしてこどもが遊んでいた。オマケに夏休み家族でハワイに行くので一緒にどうかと誘われたとか。学生時代は長く学校が封鎖されていたので印刷屋に行ったことがある。任天堂などのゲームを入れる箱作りである。展開図のようになった紙を折って箱の形にするだけの単純作業だったが同じ学校の友達が多かったのでいかに速く箱作りができるか競争したりのゲーム感覚で飽きなかった。その一人が後に高裁の判事になったのは驚きだった。印刷屋のバイトを紹介したのは私だが後世何のお返しもない。最も高裁にお世話になるようでは堪らないが。バイトも増えてきて女子高生も来るようになった。その内何人かから家庭教師になってくれませんかというバイト先でバイトを斡旋されるようになった。皆それぞれ既に家庭教師はしており学校がいつ始まるか分からないので丁寧にお断りはした。引っ越し専門の運送会社では客先から祝儀がでることが多くバイト料以外の臨時収入になった。大阪万博の迷子センターは猛烈忙しく深夜にまで及ぶことも多々あったが保母の資格を持つ若い女の人が多くそれなりに楽しかった。ネットによる闇バイトで犯罪に手を染めるなどあり得ない(ネット自体が無かった)、汗の量とバイト料は比例していた時代である。人生振り返って楽に稼いだことはバイトでも本業でも一度もない。大方の人はそうであろう。

公用車で観光?

2023-01-27 09:01:11 | 日記
 事実関係はまだ分からないがあり得ないでしょう。週刊誌によると首相秘書官に任命された岸田総理の長男が日本大使館の公用車を利用して、パリやロンドンの観光名所を訪れたり、現地の百貨店で買い物をしたりしていたという。 まさか個人的な目的で公用車を利用したとは思えない。磯崎官房副長官は同行者の公用車使用について、「当該業務の内容や重要性、視察の安全、情勢や交通状況等に照らし、必要とされる範囲内での運用としている」と説明した。週刊誌は海外出張迄して後をつけ回していたのかとその暇さ加減に呆れてしまう。この件について文春がライバル誌をやっつけるとしたら菅前首相のコメントをとるくらいか。総務大臣秘書官を経て某メディアに就職した長男が官僚への過剰接待でマスコミの餌食になった例は記憶に新しい。菅さんなら岸田さんに親として、首相として素晴らしいアドバイスを送れるのではないか。
 勿論首相秘書官も菅さんのことは覚えているだろう。しかも就任して日も浅いのに大使館の車を自家用車代わりに使うなど考えられない。目的を聞いて、それでは大使館の車をお使い下さいと言われたのは想像に難くない。週刊誌の記者があとをつけ回しているのは分かっていただろうから私用目的などあり得ない。
 40年くらい前の話だが某途上国の空港で珍しい光景に出会った。空港でスーツ姿の日本人が遠慮がちに構内に向かって万歳をしている。その内の一人が顔見知りの大使館員だったので近づいて理由を尋ねた。今某国会議員の奥さんを送り返したところです。滞在中はこき使われたのでやっと肩の荷が下りて万歳ですという。奥さん同伴の議員さんが来られると観光や買い物など仕事どころではないんですと言う。岸田さんの件では現地大使館も公用車を出した経緯をさんざん質されているだろう。
 大使館といえば40年くらい前、某ODAプロジェクトで会計検査院が調査に入るというので是非事前調査をして欲しいと大使館から要請がありJICAを通じて連絡があった。勿論手弁当でである。相手国に収賄疑惑の曲者長官が居て受注業者に無理難題をふっかけていた。要求に応じなかったこちらに報復でプロジェクトの不始末だとあることないこと外務省に告げ口をしていた案件だ。調査報告の概略結果を持って大使館に説明に行ったらこれは寧ろ優良プロジェクトではないですか、是非国に帰っても大いに宣伝して下さいと言われた。ご苦労様でしたホテルまでお送りしますよと言われたが丁寧にお断りしてタクシーで帰った。帰国後詳細報告をJICAに提出したら外務省と一緒になって10年間も受注業者の不始末だと責めていた声はピタリと止んだ。大使館員には外務省から来た人と各省から出向した職員が居る。問題はこの出向組の中には赴任先の国より出向元の本省ばかり気にして仕事をする人が結構居たことだ。勿論今ではこんな時代錯誤の政治家も役人もいないのだろうがもし公用車を提供した職員に外務省以外の人が居たら久し振りの忖度復活だ。しかし首相秘書官にそんな非常識が分からないことはあるまい。大したスクープも無かった記者の苦し紛れの一筆としか思えないのだが、さて。