太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

もう怒ってもいいでしょう

2023-07-31 07:52:09 | 日記

 何だこの連日の猛暑は。エアコンの無い部屋で過すことがどれほど大変か。ただ怒りの矛先が見つからない。気象庁でも予報士でもないだろう。まさか岸田さんなどということはないだろうが。ただ最近ピークを見つけた。午後1~3時を凌げば窓から心地良い風が入るようになる。それまで待てない時は車を出して冷房強で走る。コンビニではさも品物を探しているようなふりで冷蔵ショーケースのコーナーに立ち止まる。駐車場では冷房運転をしながら長期に停まっている車がよくある。大抵は社有車だ。ガソリン代は会社持ちか。冷房は冷える部分があれば必ず暖気を吐き出すところがある。それが大気を暖める。ヒートパーキングで迷惑を掛けていることを何とも思わないのか。ヒートアイランドの一因になているのだぞ。鶏が茹で卵を産むようになるかも知れない。

落語の刻うどんに出て来る「暑けりゃ肌脱げ」ではないが服を脱いで暑さを凌ぐのは限界がある。これ以上脱ぐと宅配が来ても直ぐには出られない。もし毎年同じようにこの暑さが続くとどうなるか。日本民族の北方大移動が始まる。冷房で高い電気料金に耐えられなくなるからだ。さしあたり首都は札幌に移転する。越したはいいが今度は厳冬がやってくる。暖房費に耐えられなくなり南方へ再移動が始まる。ちょっとお金持ちは南と北に2軒の自宅を持つようになる。人口減で空き家も増えており可能だろう。職場?80%くらいがリモートとなり支障はない。議員さんは東京で頑張って貰おう。集団でパリ観光などに行かないように。今向こうも暑い。行ってしまった?緊急の視察でしょう。外国に学ぶことが多いのでしょう。行かないと分からない?それはアフリカ諸国か戦争が起こっているところでしょう。パリが良いならハワイも良いぞ。暑い日本が嫌なら辞めて貰って構わない。歳費削減になる。ただスーツを着て登院する必要はない。アロハシャツで結構、国民もそんなに無慈悲ではない。

今年の夏はヨーロッパ、東南アジア、アメリカの一部が熱波に襲われている。山火事の多発や40℃を超える気温で死者も出ている。温暖化が原因ではないらしい。温暖化は底上げはするが直接この熱波を引き起こしていないとのこと。原因は偏西風が蛇行しているからとのこと。偏西風は普段は南の暑い地域と北の寒冷地の間にあって断熱壁の役割をしているが今年は熱波に襲われている地域で凹んでおりそこに南の熱い空気が流れ込んでいるからとのこと。言われてみればそうかとなるが思考はそこで停止する。理由が分ってもどうすることもできない。ただ蛇行も自然現象と思えば何れ収まるのだろう。人生という時間スケールで変化するのかどうかだが。ネアンデルタール人が厳寒のヨーロッパでどうやって生き延びたか。針の発明が大いに貢献したとか。動物の骨で針を作り、鞣した毛皮を縫い合わせて動きやすい防寒具を作った。まだアフリカにいたホモサピエンスはどうしたか。暑けりゃ肌脱げだが限界もあったろう。テーマが暑さで絞れない。


光が無いのに影など

2023-07-30 07:53:31 | 日記

 年が行くと喜怒哀楽の感情が鈍麻してくる。どんなことがあろうと「ふ~ん」で終わってしまう。人生で普通に起こり得ることは大体経験してきたからそうなるのだと思うがちょっと寂しい気もする。あの情熱は何処に行ったのだろう。孔子さんは「七十にして心の欲すところに従えども矩をこえず」と言っている。ここで言う矩をこえずというのは道徳の規準を外れるれるようなことがないということである。確かに外れることは無くなってきたと思う。ただ孔子さんと違うのは心の欲すところ自体が無くなってきたことである。

昨日の市民講座は現役の大手紙の編集委員でオリンピック取材を何十年とやってきた方が講師だった。講義のタイトルは「オリンピックの光と影」である。ジャーナリストだから裏話が聞けると期待したが、オリンピックの歴史から始まって東京大会が社会に伝えた「光」の部分にスポットを当てたものだった。選手の美談エピソードやら無観客ではあったが世界はコロナ禍でも無事やり終えた大会に賛辞を送ったとか中学生向けの内容だった。事務局からなるべく明るい話をとリクエストされていたらしい。これでは平均年齢70余の聴講生は納得しない。Q&Aではもっと影の部分を聞きたかったという意見が多かった。

エンブレムの盗作問題に始まり、会場選定の混乱で飛び交ったアスリートファーストなる珍語、国立競技場のデザインコンペやり直し、開催年の延期、無観客開催、増加一途の予算、IOC委員長がぼったくり男爵と呼ばれ、トリは大手広告代理店による汚職と誰がみても大成功とは程遠かった。〆は大会後アンケートでは開催して良かったと答えた人が6割居たとか。開催して良かったではなく無事終わって良かったという意味だろう。Q&Aでは組織委員会の問題など影の部分が聞きたかったと言う意見が多かった。こちらも、「光」の無い所に影などないのですと皮肉を込めて言いたかったが抑えた。言ってどうなるものでもない。実は「ふ~ん」と聞き捨てしていたのだ。同年配の聴講生の多くは70になっても感情はささくれ立っておりある意味若い。パラリンピックの父と呼ばれるルートヴィヒ・グットマン博士の「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」という言葉くらい紹介しても良かったのに。パリオリンピックを前にタイムリーなテーマだったが東京オリ・パラの総括がないまま次を語るのもどうかと。各競技には世界大会があるのだからオリンピックは途上国でも開催できる形に変容すべき時期ではないだろうか。万博も?


水の通り道

2023-07-29 06:49:55 | 日記

 今日も暑くなりそうである。汗が出る喉が渇く水を飲むそれが汗になる。もう体は単に水の通り道だ。このままだと秋口に胃腸を壊す可能性がある。分かってはいるがTVでは盛んに熱中症対策のために小まめに水分補給をという。涼しい高原にでも出掛けて一休みと行きたいところだが道のりが邪魔くさい。いや先立つものがない。関西に居た頃は近くに山があった。今は山の影など360度何処を向いても無い。山が駄目なら海だがしょっちゅう行けると言う程近くでもない。夕方にちょっと吹くひんやりとした風が唯一の避暑だ。風はタダ。

7月30日は土用の丑の日。新聞の折り込みチラシには各スーパーがうなぎの蒲焼オンパレード。美味しそうに見えるがウナギを食べたのは大人になってからである。子供の頃、ガキ大将のオヤジさんがウナギ釣りに行っていた。ガキ大将の自転車の荷台に乗せられて少し離れた川に行く。土曜の夕方仕掛けに行って日曜に引き上げる。餌はドジョウのぶつ切りで糸に枝針を何本もつけて大きな錘で投げ込んでいく。引き上げた時「これさかな?」と聞いた事がある。どうみても蛇の仲間に見えてしまった。その地方では食べる習慣はなく大概は焼いて鶏の餌になった。

大人になってから親しくしていた商社マンから昼飯でも食べながら話そうよと誘いが来る。本社近くにその商社が直営するウナギ屋があった。うな重に分厚い蒲焼が乗っており柔らかくて非常に美味しい。ウナギを食べ終えたころご飯の下から2層目のウナギがでてくるのには驚いた。こんなウナ重自腹では食えないよ、だから呼んだんだよ。別に今日は深刻な話などない。俺が食いたかっただけだよと言っていた。照れ隠しだろうが。業界では結構有名な剛腕商社マンで年上だと思っていたら同い年だった。しかも同じ大学と分かってから急に友達付き合いになった。北海道で大牧場を経営する家の息子で豪放磊落を絵に描いたような男で強引な仕事のスタイルは業界でも煙たがられていた。何故か気が合って長い付き合いだったがある時一階に降りるとき荷物用のエレベーターで降りると言う。時々社長に会ってしまう、同期だが向こうが嫌な顔をする。俺は何とも思っていないのだがあのゴマすり野郎、と言っていた。4代商社の一つである。

珍しく高校と大学の同窓会の案内がやってきた。どちらも久しく無かったことだ。開催が関西なので行かないが、いや行く気がないと言う方が正しい。今更昔話をしても戻れる分けでもなく、年老いた同級生を見て現実を突きつけられるのも切ない。これが集まれる最後の機会と感じているのかも知れない。もし会うとするなら仕事仲間だろう。若い頃から定年まで全ての登場人物が揃うなら是非行ってみたい。30の俺は、40、50、60はどうだったか聞いてみたい。そんな同窓の括り方はないから無理な話だが。


霞んでしまうプロスポーツ

2023-07-28 08:13:46 | 日記

 朝の涼しい中にブログをとパソコンを開いた。何と大谷選手がダブルヘッダーの第一試合で初完封、初完投の活躍をしていた。第二試合でも第37号のHRを打ったとか。もう何をかいわんやである。野球と言えば母校の高校が甲子園の地方大会で5回戦まで行って逆転負け、5年振りの準々決勝には行けなかった。ネット記事になるのも珍しく今まで何となく新聞で高校野球の地方予選の結果を見ていた。ネットニュースの紹介が洒落ている。「大阪府内屈指の進学校である公立の××が逆転負けし、5年ぶりの準々決勝進出を逃した。」とある。ということは8回戦まで勝たないと甲子園には行けないのだ。強豪ひしめく大阪では勝ち抜くのは至難の業だがそれでも5回戦まで戦ったのは立派である。自慢じゃないが体育会系の部活で全国レベルの名前が上がることなど無い学校だった。時々優秀な監督の下で全国大会に出たとか偶然その年度に頭抜けた選手が居たとかで有名になることはあったが何十年に一度か二度である。元は旧制中学で1895年設立だから128年の歴史か。その間、武の方で名を挙げたことなど一度もないのではないだろうか。いや何十年も前だが春の選抜に出たことがある。その時は何処で調べたのか寄付のお願いがやってきた。もし今回夏の甲子園に出ていたら気持ちよく応じていただろうに。卒業生では結構全国区で有名になった人も結構いるが最近知った珍しい方では女子アナの川田裕美さん、「日本のお弁当文化」で有名になった権代美重子さんも卒業生である。もし勝っていたら彼女らにまず寄付をお願いすべきだろう。私のところに来たら、年金暮らしで寄付とは年金暮らしでパチンコと変わらないではないかなどとブログに書いてしまう。もうこれで地方予選の結果を見ることもなくなった。あとは高みの見物となるだけである。

しかし今は野球不遇の時代である。プロ野球も高校野球もMLBの大谷選手の前では霞んでしまう。今日のようなダブルヘッダー(1日に2試合)では一般のTV番組も霞んでしまう。昨日ガソリンを入れに行ったら満タンで何時もより1000円くらい高かった。ガソリンほど政治や原油単価が素早く小売り単価に反映されるものは無いのではないだろうか。契約し調達したのはもっと前の安い時の仕入れ在庫ではないのかと言いたくなる。市民講座で知り合った人は元石油精製販売大手の副社長だった。今夫婦でベトナム観光に行っている。ちょっと釈然としないというのは八つ当たりと分かっている。当たる所がなければ八つ当たりするしかない。中古車販売大手、叩けばホコリが出るわ出るわ、そのホコリで本体が霞んでいる。


メディアが伝えるべきこと

2023-07-27 07:03:28 | 日記

 昨日の夕刊1面トップはビッグモーターが国交省の聴取を受けることではない。それよりも見出しフォントは何倍も大きく「太陽発電設置トラブル調査」で総務省が実態調査を始めるとのこと。内容を読むと住民説明不足や環境悪化について自治体の対応を調査するとのことだ。確かに事業用太陽光発電設備については悪質な違法開発などが時々報じられる。法的問題がある所は当然厳しく対処すべきである。全国に68万か所あるこれら設備を全てチェックするのだろうか。記事内容に新しいところは何もなく総務省が調査することだけがニュースと言える。トップ記事に据えるこの新聞はやはり相当太陽光発電嫌いだ。

ところで今夏は猛暑であるが電力需給ひっ迫による節電要請は聞かない。どこか新しく原発が稼働し始めた訳でもない。夏場の過去の最大電力発生日を調べると2001年7月に1億8,200万KWがあった。一方2023/12月末時点の導入済み太陽光発電設備は6,885万KW(業界調べ)である。今夏は猛暑だが晴天も続いている。太陽光発電がピークの50%近くを供給していると考えられる。節電要請が無いのはこのお蔭かも知れない。供給データを調べれば直ぐに分る事である。社会の公器とも言える大手紙が、太陽光発電は問題だ、だから原発をと首尾一貫した主張をするのは功罪の一方に肩入れし間違った誘導路を造るのではないだろうか。誰でもネットであらゆる情報にアクセスできる時代、バランスよく功罪を伝える義務が公器にはある筈。多分この大手紙は変わらないだろうが結果として購読者が減ることまでは見込んでいないだろう。国民の判断を惑わす記事の扱いには困り果てたものである。