朝起きてTVを点けるとJアラートが発出された直後だった。警戒対象地域は沖縄県。事前通告があったように北朝鮮が人工衛星と称するミサイルを発射したのだ。基本的には人工衛星を搭載しようが爆弾を搭載しようが同じ3段ロケットである。軍事人工衛星なら今後何基か打ち上げられミサイルの誘導や攻撃目標地点の情報収集など幅広く運用される。となると今後何度かJアラートが発出されることになる。沖縄では頑丈な建物や地下に非難が呼びかけられていたが簡単には避難場所などないだろう。30分くらいでアラートは解除されたがウクライナでは毎日、毎時間このような警戒警報が出ていることを思えば北朝鮮の技術の発射技術の向上を願うばかりという変な期待になってしまう。
しかし発射精度が上がったとしてもやはり自然相手である。今台風が沖縄に接近しているがミサイル本体は台風より高く飛翔しても切り離された2段目、3段目は自然落下し台風の影響を受ける。切り離されたものはフラフラと軌道が読みにくく迎撃は困難と言われている。もし沖縄に落下したら、人的被害が出たら北朝鮮は何と弁明し、日本政府はどう対応するのだろう。昨日は中国が有人宇宙船の発射に成功した。宇宙開発やミサイル技術の開発を競う必要は無いと思うが物騒な国があることは確かである。今必要なのは敵基地攻撃能力ではなく圧倒的な防衛力整備だと思う。極端なことを言えば蚊が飛来しても打ち落とすくらいの防御だ。勝たない国であるが決して負けない国になる。真に防衛力強化なら周辺諸国にとやかく言われる筋合いはない。