日常生活の中でふと疑問に思う事がある。それが一過性ではなく、何度も繰り返し考えてしまうこともある。その一つに米がある何で人間はこんなに小さな粒を食べるようになったのか。以前「火の利用」は火山の近くや雷や風による摩擦で森が燃えるのを目にした人間が暖かく感じたり、焼け焦げた動物を空腹のあまり食べてみたら結構いけると思ったことが始まりではないかと勝手に思って疑問を解消した。不思議なのは米や麦である。あんなに小さな粒が今は人類を支えている食糧である。もし、米が握り拳大で木になっていたら果実のように食してみたかも知れない。偶々野生で群生しているところがあり、小鳥が啄ばむのを見て食べられるんだと思って何粒が口に入れても固くて不味い。稲藁だけでも洞穴に持ち帰り焚火の足しにすることはあったろう。その時穂先に残った稲の実が焼け焦げたり、弾けてその辺に散らばったのをネズミが食べる。子供が好奇心で口にする。親も試してみると群生地の不味さは無い。ちょっと大目に持ちかえって焼いて見る。までは想像できる。これを煮たり蒸したりして柔らかくするのはもう一段階別のプロセスの想像が必要だが分からない。群生地では僅か半年で新しい稲が育つ。これは凄い。3月に苗を育て、6月には田植を終え、10月には収穫である。この早いサイクルに気付くことが稲作の始まりだろうが、今や世界でどれだけ多くの人がこれに頼っていることか、脅威の小粒である。どうしても食べ始めが気になる米である。
最近気になる事は人間の鼻の異形である。多分始めは手塚治虫の漫画にあるような犬のような形の人間の顔が頭蓋骨の発達とともに頬が出て来て今の鼻が取り残されてそこに残ったように思う。ゴリラやチンパンジーは取り残され方が半端なく、埋め込まれてしまいそうな勢いである。さて、取り残された(決して飛び出してきたのでは無いだろう)鼻であるが時分の好みの形がかなりハッキリしてきた。あくまで個人の感想だが、好きな形はポールマッカートニーや天地真理の若い頃の鼻である。何処となく少年ぽい鼻は如何にも可愛らしい。苦手な鼻は全体に肉付きが良く如何にも意思の強そうな主張をする鼻、穴が不釣り合いに大きくてきっと空気以外も吸い込みそうな恐怖を感じる鼻。世間は誰も気にしないだろうが鼻尖が突き出し鼻翼がやや上目のもの、ビールの宣伝に出る元宝塚の方、未だにミニスカートが似合う歌手、女優のこれもビールの宣伝に出ている女優さんなど世間では美人の代表でもある。個人的には油断できない狐の狡猾さを連想してしまうのは本当に失礼とは思っているが。
意味が分からないのは鼻柱が鼻翼より内側に入り込んでいるタイプ。有名な野球選手や女装のタレントさんなど。これも度が過ぎて鼻柱が内側に入り込むと一体どういう形になるのか、ある種恐怖を感じる。何処かの国の女優さんのように全く同じ形になるのも変だし、それぞれの個性があって良いとは思うが拭い切れない個人の印象である。自分はどうだと問われれば好きでも嫌いではない普通と答える。病院で寝ている父親を下から眺めたような細長い鼻の穴は遺伝していない。それでも母親ほどは子供っぽくなく普通に留まっていると思う。