オリンピックで驚いたこと

　世界的なコロナ禍の中で強行ともいえるオリンピック開催だが一番驚いたのは参加国の多さである。205の参加国・地域である。それぞれの国でコロナが収束していない中で良く集まったものだと思う。半分くらいしか参加しないのではないかと危惧していたのだが。いや正直言って開催するかどうか世論が二分されていた時、参加するか否かのアンケート調査をしたらどうだとブログに書いた。その頃は欧米でコロナが猛威を奮っており参加どころではないと思っていた。205も参加したところを見ると組織委員会はこっそり打診をしてそれなりに自信を持っていたのだろうか。それとも自国よりは感染の少ない日本に行くのはまだ安全だと考えていたのか。てっきり参加国が集まらないと思って失礼なブログを書いてしまったものだ。こうなったら無事終えることを目標にしなければならない。今日本では感染爆発が起こりそうである。閉会式は中止して競技の終わった人から順次帰国させてあげることが親切というものだ。感染リスクや行動制限もあり、勝手知ったる自国に一刻も早く返してあげるべきだろう。流れ解散も手である。
　次に驚いたのが日本のゴールドラッシュである。これまでは得意種目が多かったから当然かも知れないが新種目でも活躍は目立つ。単純に喜んでいられないのはかってのお家芸の凋落である。その競技が世界に広まりライバルが増えたこともあるが。ナントカジャパンなどとネーミングされたチームも意外と脆い。選手も監督コーチも入れ替わっているからネーミングだけでは強さは測れない。かってのスター選手も見る影もない人も居る。唯一心から応援したいのは池江選手くらいか。陸上が始まっているがこちらは相変わらずアフリカ勢の独断場である。身体的に適しているのかも知れない。今回の公式計時はオメガのようである。先のオリンピックではSEIKOが選ばれちょっと誇らしげにロゴを見ていたことも思い出す。会場選びで散々文句を言っていたナントカ連盟も始まると音無し、活躍もあまりない。オリンピックも2度目になると感激も薄れる。それは選手の問題ではなくこちらが物事の裏を見る経験を積んできた、いや純粋さが欠けてきたからだというのは分かっている。半分の日程が過ぎたが無事何事も無かったように終わることを願う。いや選手個人の記憶だけはとどめておかないと。

積み残しているもの

　コロナ感染が大爆発し、オリンピックも中盤戦、話題はこの二つに絞られているが忘れてならないのが拉致問題である。安倍さんは威勢だけは良かったがあれから何か進展があったのだろうか。菅さんも拉致問題は最優先事項と言いながら何をしているのだろう。今はミサイルや核問題でアメリカがキリキリしているようには思えない。日本が独自の外交を進めるチャンスではないか。小泉さんはリタイアしてからも原発問題で盛んに活動しているのだから、ここは一つ安倍さんに一役買って貰ったらどうだ。現役の議員であり外交に関与することに何の障害もないだろう。拉致家族も高齢化が進み、このままでは歴史の中に埋没してしまう。北方領土交渉より解決の可能性は高い様に思うが。メディアもコロナとオリンピックで思考停止するよりもっと拉致問題にスポットを当てても良いのではないか。自分の家族だったら脱法行為であろうと何とかしたいと思うだろう。金体制の維持、経済援助、過去の行為の不問、自衛のための軍事開発容認、アメリカの対北朝鮮戦略に同調しない、ワクチンの無償供与（中国がやっている？）一体どんな条件なら拉致被害者を返還するというのだ。大きな人参をぶら下げて条件だけでも引っ張り出す。帰ってきたら後はどこまでできるか考えれば良い。アメリカに頼んだり国際社会に訴えるのは隔靴掻痒、自ら動くべきである。ニュースに出来ないだけで外交は着々と進んでいる？それならよろしい。事はインテリジェンスに関わること秘密裡に行うことも必要だろう。コロナとオリンピックに隠れて積み残した問題は拉致以外にもあるだろう。オリンピックでコロナを隠そうとした？隠せなかった？まさかそこまで政治は悪くない。積み残された問題に目を向けない国民が悪い？まさかそこまで馬鹿ではない。コロナとオリンピック以外にニュースにしないマスコミ？まさかそこまで馬鹿ではない、こともない。国民の命と財産を守るという言葉は拉致被害者に向けて発することが最優先だろう。政治でできること、科学で出来ることは分けて考える必要がある。拉致に科学的要素はない。お盆休みも外出、移動の自粛で親や孫に会えないというレベルの問題ではない。マスコミは間断なく拉致問題を追及せよ。

よく分らない批判

　オリンピックが始まり開催に中止か延期を求めていた人が結局応援しているではないかという批判がある。何故批判されるのか良く分らない。拙老も中止か延期すべきと思っていた。それは感染対策の中で様々な規制やリスクを負いながら果たして選手は最高のパフォーマンスが発揮できるのだろうかという懸念であった。しかしイザ始まると幾つかの競技では素晴らしい結果を出した選手を賞賛する。これを何故批判することができるのだろう。言行不一致と言われるなら開催が決まる前に、もし開催されても選手を応援しませんかと問われしませんと言えばそうなるだろう。しかしことは始まってしまったのである。それでも俺は反対だったから応援もしなければ観もしないというのは意固地が過ぎるだろう。選手は開催の可否に票は持っていない。決まったことに、決められたルールの中で精一杯頑張っているだけである。そうでなくても無観客となり最高のパフォーマンスの発揮が懸念される中せめて開催に反対であった人でも応援することで何らかの励ましになるのではないか。競泳で世界新の声をきかないのも無観客が一因ではないだろうかと思っている。応援があって実力以上の力を発揮する選手も必ず居る筈だ。選手のパフォーマンスにコロナは少なからず影響はしているだろう。開催の賛否と競技や個人への応援は別問題と言えば必ず違うという人が居るだろうが決まれば従うというのも一理ある。
　コロナに関して言えば著名な学者がオリンピック開催と感染拡大の科学的因果関係はないと言っているがこの人の脳を科学した方が良い。潜伏期間があって結果はオリンピック後である。今問題にされているのはオリンピックを開催するのだから今年の夏祭りはやってもいいのだろうかと迷う事自体である。選手や大会関係者から感染者が出ているが気の毒の限りである。不摂生やルールを破って感染したわけではあるまい（マスコミ関係者は？）国のお墨付き最高の対策をしバブルの中で守られて来た筈なのにである。もし感染を云々するならオリンピック後の検証である。今年も我が町の盆踊り大会は中止だろう。町内で可能な限り対策を施しても国レベルには及ばない。酷暑で助かるのは蚊の活動が少ないような気がする。それでも昨夜は蛍光灯（卓上LED灯だが）の下に1匹やってきた。寝てしまってから耳元でブーンと飛ばれるのも五月蝿い（7月蚊い？）ので柏手を構える。構えた途端に暗闇に姿を消す。どうもこちらの殺気を察知する能力がありそうだ。それでも時々空振りの柏手で落ちる奴が居る。風圧で気絶したものと思われる。今朝は見当たらない。5cm内なら風圧で落ちる気がする。蚊にとっても緊張の夏である。セミの減れば蚊も減ったこの頃の夏である。祝‼大谷選手36号！！

驚くべき数字

　書くまいと思いながらまたコロナのことである。昨日の東京のコロナ感染者数は2848人となり過去最多、先週の同じ曜日の倍以上である。緊急事態宣言の中驚くべき数字である。もう3密回避とかマスク手洗いの励行などでは効き目が無いのではと思う。酒類提供の禁止、時短営業しかりである。デルタ株はその辺を飛び交っているとしか思えない。ワクチンに期待しているが効果はまだ先である。こうなったら人流抑制ではなく禁止に近い措置を1週間程度やってみて結果を見るべきではないだろうか。このまま行くと自宅待機で治療も受けられず亡くなって行く人も増えると恐ろしい予測をする人も居る。今は経済も大事と声高に言う人は少ない。真の緊急事態である。ある都の幹部は4連休中に休診していたり、病院に行くことを控えていた人たちの反動が26日の受診につながり、感染者が大幅に増えたものと考えられると話している。このようなコメントをすること自体間違いである。病院に行くことを控えていた人が病院に行って感染したなら別だが、病院に行かないでも感染していたのだから何処かのタイミングで当然カウントされるべき人数である。これさえ無ければ感染者数の急拡大は無かったと誤解させるような解説はもう要らない。感染者はそこに居るのだから。
　あまり長くはオリンピックは見ないのだが女子ソフトの決勝は観た。全てのプレーが外連味無くキビキビしており高校野球を見ているようであった。アメリカを破り優勝したのは本当におめでとうと言いたい。オリンピックの競技種目から無くなるのはちょっともったいない。新たにサーフィンやスケートボードが加わったが年寄りには今一つスポーツであるという感覚が無い。これも時代の流れというものだろうか。裏番組でプロ野球のエキジビジョンマッチをやっていたが如何にも勿体をつけた動作がかったるい。ピッチャーは投球前に時間をかけ過ぎである。オリンピックに押しやられてMLBは番組から押し出されたが大谷選手は二刀流で5勝目をあげた。彼ほど注目されるなら例え時間をかけても一挙手一投足に意味があるのではと愉しむことができる。こういうと日本のプロ野球ファンに依怙贔屓と叱られるかも知れないが日本のプロ野球のスピード感の無さではTV中継がなくなってしまうのではと危惧する。2時間以上TVに釘付けになる世代は居なくなっていくだろう。イチャモンばかりのブログになってしまった。なるほどねえと思われるブログを心がけなければ。

呆れてものが言えないの次は

　オリンピックの競技も最盛期をむかえようとしており、何とか無事にと思うが気になるニュースがある。お隣韓国の報道姿勢だ。メダリストに贈られるビクトリーブーケの花は放射能汚染の懸念があると一般紙国民日報が伝えたと。韓国選手団は放射能汚染の懸念から選手村が提供する食事を拒否し独自に弁当をとったり自炊したりもしているそうだ。ここまでなら対日本ということであり両国の常識の違いと言えなくも無いが相手は日本だけではない。朝刊記事にあったが開会式中継で韓国公営TVが入場行進の国紹介で、ウクライナの時にはチェリノブイリの原発事故写真を流し、7月に大統領が暗殺されたハイチは暴動写真とともに暗殺で政局は霧の中と伝え、イタリアはピザの写真、ルーマニアはドラキュラ、日本は寿司だったそうだ。ルーマニアではサッカー中継でオウンゴールをした選手を名指しで「ありがとう」と揶揄したとのこと。
　もう表現の自由とかユーモアと言える範囲を遥かに超えて日本だけでなく世界の顰蹙を買っただろう。もしNHKが同じことをやったら受信料は1銭も入らなくなり民放ならスポンサーはつかなくなる。これまでは数々の問題発言や行動に対して国内世論の代表ではなく一部の考えではないかと呆れながらも物を言わなかった。しかし一連の報道は呆れてものが言えないの次に起こることを予見させてしまう。物を言うことになるだろう。日本だけでなく国際的にだ。それとも全く相手にされないかどちらかである。経済発展が目覚ましく驚異的な発展を遂げてきたがもうちょっとのところで世界の信用を失うことは国としても大きな損失だろう。負の遺産だけをバネに成長を続けることは無理がある。なるほど韓国は経済成長を遂げて来ただけあって違うね、と尊敬の目で見られる国を目指して欲しいところである。コロナ対策では日本も含め世界から賞賛の目が向けられた時もあった。対岸にある日本も学ぶべきことも出て来るだろう。マスコミの責任は重大である。日本は世界から尊敬される国を目指すと何度かブログに書いた。隣国が同じなら頼もしいところだが経済発展だけが指標にはならないことも明らかであある。