太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

プロのプライドを擽る

2022-10-31 08:29:16 | 日記
 昨日は車の定期点検だった。同じディーラーでやっている。まず常套句だがオイル交換はどうしますと来る。素人では分からない。プロのあなたから見て変えた方が良いと思えばそうして下さい。こう言うと大概相手は考える。無駄な売り込みもしない。今月はオイル半額サービスですから距離も走っており交換しますと言う。プロのプライドを擽る上を行かれて負けた。オイルの汚れ具合とか放置したらどうなるかは素人には分からない。小一時間で終わるというのでショールームでソファーにゆったり座って待つ。そうしていると必ず飲み物と菓子が出て来る。これで500円くらいは元を取る。顔馴染みの営業マンが出て来る。車の買い替えなどしないと分かっているが何時も雑談をしたがる。内容は殆ど自分の仕事内容などの相談だ。親子ほど年が離れているので本気で相談しているようだ。暫く話して、私の話など1銭にもならないから早く本来の営業に出掛けなさいよというと名残惜しそうに外出する。このディーラーは20年くらい付き合いがあり代々営業マンの相談相手になってきたような気がする。以前乗っていた車が自宅のガレージから盗まれたとき営業マンは気の毒がって大幅値引きの車を薦めてきた。多分こちらの懐具合を心配してのことだろう。それより少し上のクラスの車種を現金で買った。多少驚いていたが無理をしないようにという心遣いがありありだった。それから10年経つが車は正解で故障一つなくまだ軽四並にリッター25㎞くらい走る。最後にサービスの若者が出て来て終わりましたと。もう12万キロくらい走っているが故障知らずでアタリの車種だったよと言うと嬉しそうに、まだまだ乗れますよと言う。車のディーラーくらい営業マンもサービスマンも社内教育がしっかりなされているところはない。
 気持ちよく乗り出したがさて次がどうなるかである。年齢カウントダウンで残りの運転期間を考えると迷う。安価な電気自動車が出て来るのを待っているが間に合うかどうか。耐久消費財は本当に考え物だ。耐久ではないのに今着ている服は20年前の写真にも映っている。体型が変わらないのと新品を着て行く所がないことによるのだが物持ちが良いと言うか消費に貢献しない生活である。

意外性について

2022-10-30 08:04:29 | 日記
 ここ2,3日は暖かい日が続いている。窓からの陽射しを浴びながらこんな穏やか日が来るとは1年前は思ってもいなかった。去年の今頃家内が入院し大きな手術を受けた。買い物から食事の用意まで全て自分でやることになった。大変とは思っていたが意外とそういう生活にも直ぐ慣れた。1ヵ月くらい入院したが退院してからも元通りの生活は出来ず1年くらいは同じような生活が続いた。今は完全ではないがリハビリのお蔭か主婦の仕事は殆どできるようになった。ネットニュースを読んでいたらびっくりする記事があった。女性市会議員が対立候補になりすまして如何にも本人が旧統一教会と関連があるというビラをポスティングしたとのこと。相手のイメージダウンを狙ったものだが発想が小学生並みである。ちょっと美人の市議さんだが何故こんな幼稚な人が当選したのだろうと思う。美人だけど政治もやるという意外性に票が入ったのか。
 意外性を前面に押し出して当選するのはタレント議員もである。芸能人なのに結構政治的発言をするというのは得票に繋がる。お笑い芸人でそれを狙っている人も時々見かける。市会議員のポスターに「現役子育て中」と言うフレーズがあった。それ当たり前のことでしょう「普通の主婦です」と書いた方が票が集まると思うが。昔は苦しい中を何の支援もなく何人も子供を育てた人は山ほどいる。
 意外性というのは人を惹きつける力がある。へーッという軽い感動から、見直したという深いものまで。強面の上司がミッキーのプリントの入った弁当包みを持っていると意外と可愛く思ってその日から見る目が変わったとか、オシャレに着こなした若者が爪が伸び放題だったりすると絶望に近い落胆をするとか。いい歳こいたセレブとかいう婆さんタレントが目一杯メークをして若作りしているのは意外と齢の割には若く見えるというより若い頃からのバッチリメークを年相応に変えていく機会が分からないだけで意外性は無い。今、人一人食べてきましたと思うくらいの赤い口紅は馴染めない。横の記事でインドネシアで主婦がアミメニシキヘビに丸呑みされたというのがあった。これが意外な事ではなくこの地方では何度もある事故だという。セレブ(らしい)タレントと人を丸呑みにする蛇のことを並べてかくのも失礼だが。
 家庭人の雰囲気など微塵も見せず、寄らば切るぞの強面だった社員時代、総菜を切らせたら結構上手いと知られていたら多分イメージは変わっていただろう。意外性は無意識に出てこそ効果がある。演出したのではバレた時は倍返しの落胆を与えることを覚悟しなければならない。凶悪犯の子供時代、やさしい大人しい子でしたよというご近所のインタビューは狙い過ぎでしょう。何をしでかすか分からない乱暴な子でしたとは誰も言わない筈だ。齢の割にはブログが若い?狙っているのではなく未熟なだけです。

統一して貰えないか手旗信号

2022-10-29 08:56:24 | 日記
 車を運転する人なら一度は迷ったことがあるだろう。工事などで交通整理をしている例の赤と白の手旗信号である。白旗を体の前でぐるぐる回す人、左右に振る人、金槌のように上下に振る人、中段から上方向にだけ振る人、これらは何れもこちらの車線が通って良いの合図である。一瞬あれはと考えてしまう。田舎の道路で工事現場の入り口に立って交通整理をする人でまるで踊っているような人が居た。交通整理棒の操りも大袈裟で見事であう。何度か通る道だったがそのオジサンの時だけが妙に心がなごんだ。海外のニュースで交差点で踊るような仕草で車を捌いている警官がニュースになったことがある。こちらは片側一車線の田舎道である。本来は工事車両が出入りする時だけが忙しいのだが随分遠くからでも何も無い時にも踊っている姿が見えた。オジサンといっても可なりのお年寄りなのだが人生何か楽しいことがあったのだろうか。あれぐらい生き生きと仕事をしているのを見るのも珍しい。TVCMでやたら多いのはフラッシュモブという集団で踊る映像である。こちらは殆ど振り付けが似ており新鮮味に欠ける。秀逸なのはインド映画のエンディングで出演者全員で踊るパフォーマンスだろう。主役どころか悪役脇役も勢ぞろいで如何にも楽しそうに踊る。ダンスもキレッキレでオールキャストで楽しそうに踊るからなんだあの悪役の善い人だったのかとつい思ってしまう。
 若い頃会社で盆踊り大会が良く有った。最初は下らないと思っていたが誘われて輪に入ると最後は無心で踊っている自分に気付く。モンゴルに行っていた頃ロシアのバンド演奏があるからと夕食に誘われた。体育館のような所で食事をするテーブルとバンドの為の簡単な舞台が設置されている。確かに白人の美男美女(日本に居たらスターになるような)のバンドマンが演奏している。ソ連崩壊後間もない頃で苦しいから彼らは出稼ぎに来ているのだという。激しいバンド演奏の後は静かな曲でダンスタイムである。勿論社交ダンスで男女がペアとなったスタンダードでアメリカ映画でよく出て来るやつだ。一張羅の民族衣装を着たモンゴル人が白人の演奏で踊る。一体いつダンスを習ったのだろうかと思う。こちらも誘われるがゴーゴーやツイスト(古いか)すら踊ったことなどなく盆踊りが関の山のこちらとしてはやんわりお断りしていた。ロシアはあの苦しかった頃をもう忘れてしまったのだろうか。戦争なんか遠い場所の出来事と思えるほど豊かな生活を謳歌しているのだろうか。

長老たちは

2022-10-28 08:25:44 | 日記
 安倍さんが亡くなって以降古い政治家達がとんと大人しくなった。如何に安倍さんが政治に興味を持たせてくれていたかである。旧統一教会関連の政治家も殆ど名前を知らない人達である。長老が出しゃばっていた頃は何時までもあなた達の時代ではないだろうと思っていたがそれは若手政治家が伸びて来るという前提があった。しかし今はこれといった若手はいないし、長老は皆おとなしい。本当に年が行ってきたこともあるだろうが麻生さんや二階さんはどうしてるのだろう。野党側は多少世代交代しているようだが若手が如何にも頼りない。政治が静かになると評論家もおとなしい。依るべきところが見つからないのだろう。それでも何とか国は動いているからある意味大した政治体制である。日本シリーズも殆ど名前を知らない選手だ。これは大谷選手のエンジェルスばかり見ていたせいかも知れない。昔の仕事仲間の名前もどんどん忘れて行く(顔は思い出すのだが)ことを思えば政治の責任というよりこちらの興味の対象が減っていくという老化現象なのかも知れない。いやロシアとコロナが全てを攫っていっているからだろう。
 ネットニュースに驚いた。9年前の王将社長殺害事件の容疑者が捕まったとのこと。決め手は現場に残されたタバコの吸い殻に付着したDNA型が本人と一致したという。さらにこの吸い殻は遠くで吸われて持ち込まれて棄てられたものではなく現場の湿った地面で消えた、つまり犯人が現場で吸ったものだという。昔なら現場の遺留品はまず指紋ということだが今はDNAという小説を遥かに凌ぐ捜査が為されている。しかもDNAはタバコの吸い殻からも検出できるのだ。拭き取ることなどできない、何処に付着するかも分からない。おまけに島国で大きな檻に入っているようなもので逃げることなどできない。政治的悪行は新聞ではなく週刊誌が暴いて行く。密に群がる蟲のように。こちらは事件の立証や逮捕を前提としないから網掛が広い。政治が大人しく見えるのは蜜がないのかも知れない。凡その安定である。

困っている時こそ

2022-10-27 08:10:02 | 日記
 一昨日は最高気温が15℃くらいしかなく12月中旬並みだった。寒い寒いと思っていたらウクライナの田舎の人が小型ダンプ1杯分くらいの大量の薪を蓄えている映像を思い出した。それでも冬を越すと無くなるという。ロシアによる発電インフラ攻撃で電力は半分以下しか供給できず、ガスや燃料油も多分底をついているのだろう。何時爆弾が飛んで来るか分からず、冬の寒さは確実にやってくる。最後に口から出るのは「何も悪い事をやっていないのに」だろう。ウクライナの惨状を見るとたかが15℃くらいになっただけで愚痴るのは情けない。プーチン大統領は侵攻の「確信犯」である。もしそうでないとしたらウクライナ国民にどのように説明できるのか。「確信犯」とは自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪である。言い換えると、己の信念に基づいて実行される犯罪である。国境沿いにロシアは軍事基地を配置している。もしウクライナ側が攻撃すれば直ちに領土を攻撃されたと言うのだろう。その前にどっちがと言いたいところだが。入学し就職し結婚し子供が出来て、老後はゆっくりとという当たり前の未来が何一つ見通せない世界に住んでいる。そんな生活が突然やってきたのである。旅行支援で浮かれる日本が如何に幸せかを肝に銘じなければならない。不運に見舞われたと思う人もウクライナと比べてみると不運の度合いは分かるというもの。
 チェリノブイリ原発事故から10年くらい経った頃ウクライナの科学アカデミーの方々が太陽電池施設の見学に来たことがある。頭は良さそうで007に出て来そうな如何にも学者然とした人達である。しかし、こんなひ弱な電源でなにが出来るという態度だった。もう皆老齢で亡くなっているだろうが今はあの時が懐かしい。電力インフラが半分くらい破壊され停電を余儀なくされているという。昔の話だが先進的な官僚の方が居て「パネルエイド構想」をぶち上げた。世界の貧しい無電化の人々に広く太陽電池パネルを無償援助しようというものだ。実現はしなかったが今こそウクライナに大量の太陽電池パネルを支援拠出したらどうだろう。パネル1,2枚で証明や携帯の充電は出来る。もう少し大きくすれば家電も可能だろう。分散配置されるから攻撃目標にはなり難い。勿論素人にも設置できて直ぐに使用可能である。蓄電池は当面車のバッテリーを使えば良い。あの時の失礼な態度は忘れよう。困っている時はお互い様である。