太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

人生は重荷を負うて・・

2023-12-31 09:33:30 | 日記

 朝8時を回ったところで室温は13℃もある。外は小雨だが昨日の余熱もあるのだろが何年かぶりの暖かい大晦日である。地球が丁度太陽の周りを1周した。明日は僅かな誤差はあるが元の位置に戻る。何か特別に目盛りがある訳でもなく人が決めた区切りである。それでも年の終わりには思うところもある。こんな静かな朝でもウクライナやガザ地区の人達は砲撃音に怯えながら1年を終わろうとしている。日本で戦々恐々としているのは政治家くらいではないだろうか。何とか1年やりくりした庶民は平和の有難さを噛みしめなければならない。

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」徳川家康の遺訓の冒頭である。『論語』の「任重くして道遠し」を基にしたことばだ。責任が重く、実行が困難であることのたとえだが果たして重荷を負うて1周しただろうか。心境を表すなら若山牧水のの有名な短歌「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」の方が相応しい。青春の孤独と哀歓を詠んだもので今も多くの人の心に残るが青春など遠い昔で想うところは異なる。孤独は少し似ているかも知れないが1年を振り返ると染まず漂うことは何も悲嘆にくれることはない。思い切って海に飛び込むこともできるし太陽に向かって飛び続けるという選択肢もある。漂うことが悪いとばかりは言えないと思っている。

今年最後のブログだが何とか毎日書くだけの気力は継続できた。何名か毎日読んで下さる熱心な方がいてそれも続けられた理由の一つである。毒にも薬にもならないちょっとへそ曲がりの内容ばかりで来年はもう少し役に立つことを書きたいと思っている。ただしこれは新年の抱負ではなく忘年に属する事柄になる可能性大。何はともあれ無事であったことに感謝。


70年万博の思い出

2023-12-30 10:11:57 | 日記

 今年も余す所二日。締めくくりとしては不平不満文句など書かずに穏やかに過ごそうと思っているが難しい。昨日29日東京証券取引所の大納会が定例のニュースとなった。相変わらず偉そうなひとが大勢ひな壇に並ぶ。昔は証券取引所に満員電車並にディーラーが集まって株式を売買していたが今はネット取引の時代になり、紙の株券も電子化されてあの混雑風景は無くなった。ひな壇に並ぶ人達は普段何をする人達だろうと思ってしまう。魚の卸売市場と違ってその内巨大なコンピューターが全ての業務を行うようになるのだろうが。TVニュースは巨大なコンピュータ―ルームを映して、今日が大納会ですと言うのだろうか。神社仏閣の煤払いも年の瀬の年中行事だ。長い竹竿の先端に葉っぱのついた長い竹竿(煤梵天)で煤を払っている。年に一回で良いのかとか、ドローンを飛ばして煤や埃を吹き飛ばせば効率的ではと思われるかも知れない。しかしあれは掃除も兼ねるが江戸時代から続く年末に新しい年を迎えるための準備という宗教行事の意味合いが強い。これは文明の利器で代用はできない。

B級読書では同年輩の方(女性)が大阪万博を舞台にした回顧録、ラブストーリーを読んでいる。大阪万博という言葉だけで懐かしく買ったものだがあらゆる場面がそうだったと懐かしかった。ゲートのところで開場と同時になだれ込む客の子供にワッペンをつけて半券を親に託すところが出て来る。アッそのワッペンを渡していた一人が私ですと言いたいのだが小説の中だから。半世紀以上経って知ったこともある。当時は過激派が紛れ込むことを警戒し従業員やアルバイトは採用に気を配っていたようだ。小説に出て来る人達はそれこそ由緒正しきお嬢様やお坊ちゃんである。何故馬の骨の私がバイトを。当時家庭教師をしていた家のご主人が知り合いの広告代理店が万博で迷子センターを運営している。何ならバイトを紹介するけどと言ってくれた。迷子とその親を相手の仕事(互いを探し出す)だから緊張の連続、息つく暇もなかった50日あまりだった。ふと前を見るとエキスポランドの売店で働く女の子に見覚えがある。同じ学校の薬学部でソフトテニス部の子だ。南の島の日焼けした健康そうな人形さんのようで我が男子クラスでも評判の子だった。これは挨拶をしなければと思い昼休みにカウンターに行った。向こうもビックリしていたが何を会話したかは覚えていない。小説のようにラブストーリーに発展しなかったことは確かである。万博が終わってからもセンターで働いていた人達から同窓会の誘いが何年か続いた。もうあの頃の人達は皆爺さん婆さんだ。どこでどう暮らしているのか。懐かしくはあるが会いたいとは思わない。思い出の中の若い姿で十分である。


代わり映えのしない

2023-12-29 09:23:47 | 日記

  昨年12月28日の弊ブログ『叩けばホコリが』と題したブログである。「長旅のカウボーイじゃあるまいし叩けばホコリが出るわ出るわである。2か月の間に4人もの閣僚が更迭された。当人にとっては重苦しい正月となるだろう。大臣と言えば選ばれし人達であり期待も大きい。それがこの有様である。大臣になるとマスコミは挙って身体検査に励む。鵜の目鷹の目とはこのことだろう。大臣ですらこの為体だから一般の議員さんは表沙汰にならないだけで山ほどやましいところがあるのだろうと想像してしまう。目立たぬようそっと暮らして行けば良いのだがそれでは議員の仕事にならない。大臣にはなりたし身体検査は恐しというところか。」

1年経っても全く同じ文が使える。全く学習効果ゼロである。親類縁者の誉も高かったろうに。自分なら俺の叔父さん国会議員などとさりげなく自慢しただろうに。寄らば大樹の陰に雷が落ちたようなものか。代り映えのしない政界、そう上手くは行かないものだ。

変わらないと言えば年末のTV番組もである。ニュースでは相変わらず休みを利用しての海外旅行やら新幹線のホームで楽しそうにしている帰省家族を映し出す。視ているひとは何と思っているのだろう。楽しそうで良かったねとは思っていないだろう。高速の大渋滞は素直に出掛けなくて良かったと思うだろう。年末と言えば大間のマグロ。ギャンブラーのような漁師を追って2時間ものになる。大間産クロマグロと言えば今年は漁獲量の一部が青森県に未報告だった問題で漁師数十人に漁業停止の処分がなされた。折角資源保護のため設けられた漁獲枠が意味をなさない。さすがは今年はTVもと思ったが相変わらずである。口に入らない僻みだが。下らない低レベルのクイズ番組や出演者が騒ぐだけのゲーム番組とかが溢れている。新たな視聴者が育ってくるから定番でも問題ないと考えているのだろうが若者のTV離れは加速している。頼るべきはTV世代と言われる我々だがこうもマンネリ化しては。いっそ過去の名ドラマや映画を再放送したらどうだろう。スポンサーが通販番組と被ってしまう?確かに健康食品や器具、サプリ、無駄な老化防止化粧品や矯正下着ばかり見せられてはこちらも番組よりCMで疲れてしまう。

年末が近づき、さりとて何をする訳でもない。ちょっと炬燵に入ってTVでも見るか。このところ何だか歩き方がギクシャクしてきた。効果がありそうな薬品が確かCMでアリナミン。長期休暇で最も気をつけなければならないことは体の不調だ。勤労者の皆さん、生活のリズムが変わることが大きな要因ですよ。


御用納め

2023-12-28 09:13:18 | 日記

 今日は御用納めである。一般の会社も今日が終業というところは多いだろう。今日することは午前中は身の周りの整理整頓、午後からは普段できていない共用部分の清掃や装置のメンテナンスである。最後は上司が、長い休みに入りますが暴飲暴食、車の事故に気をつけて年明けには元気な姿で会いましょうと定例の小学生と変わらぬ挨拶で1日を締めくくる。明日からは毎日が日曜日と思っただけでもワクワクするものだった。しかし今は正真正銘毎日が日曜日、あれほど待ち望んでいたものが日常になった。ウキウキして過ごしているか。否、である。仕事をしていたからこそ休日が有難かったのである。自分の全ての時間を自由にマネージできることは大きな意味で縛りとなる。

名門ダイハツ工業は長年の型式認定試験で不正があったことでいち早く操業停止になっている。社員は掃除や設備のメンテナンスで日々を過ごしているという。これは御用納めの日、そんな所までよく気が付いたなと褒められる掃除とは違う。慣習となっていた不正に責任者は猛省とそれなりの懲罰を受けるべきだが一般社員は掃除ばかり続けるわけにもいかず不安な正月を迎えることは気の毒ではある。

縛りと自由はある程度ないまぜになってこそ意味がある。寝だめ食いだめができないように仕事も休みも溜めてはならない。定年後気付いたことである(遅いが)。長期休暇の過ごし方?疲れる程自由を満喫すれば良い。これではいかんと必ず反作用で働きたくなること必至だ。人間はそうなっている。


凡人の限界

2023-12-27 08:54:12 | 日記

 昨日ブログに書いていたことと似たような邪推(安倍さんの件)がネット記事に溢れていた。誰も思う事は似たようなもので皆下衆仲間だ。

井上尚弥がまた勝った。マーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下し、昨年12月のバンタム級に続く主要4団体統一を果たした。勝って当たり前と思われる試合が続いている。その中できっちり結果を出すのは並大抵のことではない。如何に強いと言えどもちょと油断や気を抜くことが命取りになるスポーツである。たった一発のパンチに人生がかかっている。そこに惹かれる。

勤めていた頃、毎日の勤務時間は相当長かったように思う。12時間くらい会社にいるのは普通だった。では12時間脇目もふらず仕事に集中していたかと言うとそうでもない。一度集中力はどれほど継続できるかと自分自身で測ったことがある。2時間が限度だ。少し頭を休めて再び集中すると今度は2時間もたない。周りを観察していても似たようなものである。長く働いているように見せる技術には長けているが(自戒を込めて)。趣味や好きなことで夢中になって時が過ぎるのと任務で集中するのは訳が違う。また肉体労働を継続するのと意識を集中するのも違う。井上選手は体も頭も一瞬たりとも休む暇はないだろう。ゆっくり正月休みを過ごして欲しい。

井上と大谷、高齢者にも結構ファンはいるだろう。格闘技でボクシングは大好きだが地上波で放映しなくなりちょっと残念である。大谷選手(+山本)の試合はBSで観れるから来季も大いに楽しませて貰う。

長くお山の大将気分で過してきたが最近若い人に感心したり時にはウルッとくることもある。もしかして健全な年寄りの方向に向かっているのかも知れない。