太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

複雑な犯罪か

2023-02-28 09:02:03 | 日記
 アガサクリスティーの有名な推理小説に「オリエント急行殺人事件」というのがある。映画やドラマ化されておりネタばれにはもうならないと思うが容疑者全員が犯人というものである。今回のリモート強殺事件、フィリピンに指示役がおり実行犯は細かい役割分担がなされていた。もし指示役が一人なら実行犯を辿れば一人に焦点が絞られるが指示役までが複数で分担していた。また実行犯は闇バイトで集められ互いに関係はない。これでは集団の特徴は掴みにくい。犯罪に関わる容疑者が多過ぎて全容を複雑にしている。もしもっと細かい分担であれば犯人特定は難儀を極めるのではないだろうか。犯人の失敗(表現はおかしいが)はフィリピンの1か所に指示役が集まっており一網打尽となったことだ。もし世界に散らばっておればそうはならない。その意味ではリモートという珍しさはあっても犯罪そのものは単純な押し込み強盗だ。オリエント急行では被害者と犯人の間に無理からぬ関係があったが今回の強殺事件では被害者に何の落ち度もない。これではポアロが許すわけがない。
 ネットを利用した犯罪は今後ますます増えて国際化、複雑化してくるのだろう。DX(Digital Transformation)捜査の専門部署の拡充やMI6やCIAのような国際犯罪捜査を担う部署も必要になってくる(あるのだろうが)だろう。小説を読みすぎかも知れないが現実がそれを超えている気がする。犯罪も島国という閉鎖社会(塀)を乗り越えてきた。時々携帯に海外からの着信履歴が残っている。何かのターゲットになっているのだろうか。断っておくが借金はあっても預金はない。

馬齢を重ねる

2023-02-27 08:08:07 | 日記
 風の強い1日だった。日本海側ではまだ雪も降っている。裏隣りの方が引っ越しするようである。家は築30年を超えており解体して土地は売却するとのこと。駅まで歩いて5分、幼稚園や小、中学校も至近にあり大型スーパーやホームセンター回転寿司、ラーメン屋などの商業施設も自転車で10分くらいのところ。大規模な整形外科、葬儀屋、各種医院も全て徒歩圏内にある。変わらないなあと思っていた街も30年くらい経つと相当変わっている。生活するには何の不便もないところで売りに出して1時間で売れたとのこと。お付き合いがある家ではないので詳しくは知らないが同居家族の方は徐々に減って行き最後は息子さんらしき人が一人で住んでいた。家はあまり手入れはされなかったようである。何十倍もの倍率で手に入れたのに何だか勿体ないような気もする。こちらは1昨年リフォームしたばかりでまだ最低10年くらいは住まないとと思っているが。町内にも解体して新築しているところが何軒かある。毎日見ていると変化は分からないが30年くらい経つとはっきり違いが分る。人間も30年ぶり位に会うと相当変わっているのだろう。我が身を振り返ると顔の皺とシミが相当目立つようになってきた。何時頃からかの記憶はない。若い頃はふっくらした頬をしていたが下に垂れるとともに皺になった。商業施設の周辺はまだ田圃も相当残っており宅地開発されればまだまだ栄えて行くのだろう。街が発展途上にありながら老け行く身は止めようもない。馬齢を重ねるとはこのことだろう。
 SFショートで不老不死の薬を開発した科学者が居た。ただし1回しか効果はないので飲む機会は慎重にならざるを得ない。ある時強烈な悪性のウィルスに冒され、いよいよこれで最後かと思われた時に薬を飲んだ。ウィルスも不老不死のまま生き残った。自然には逆らうものではない。もし望むなら光速近くで飛ぶロケットに乗れば時間はゆっくり流れる。皺シミのためにそこまでやらなくてもとは思うが。

1周年

2023-02-26 09:15:59 | 日記
 おめでたい話なら良いのだがロシアによるウクライナ侵攻から1年が過ぎた。TVでは多くの特番が組まれている。ロシアでも戦況を伝える特番が組まれているのだろうか、そしてその内容は。NHKで放映された番組ではウクライナの歴史的地政学に基づいて過去~現在が放映された。複雑な歴史を辿った地域である。プーチン大統領はロシアは「歴史的領土」のためにウクライナで戦っている。」と演説した。しかしウクライナの歴史をもう少し遡ればオスマン帝国や大モンゴル帝国の領土である。番組内では戦争の口実を歴史に求めてはならないという学者も出て来た。何処まで歴史を遡れるかという問題もあるだろう。今後中国にもあてはまる問題かも知れない。言えることは武力による一方的な現状変更は許されないということに帰結する。何だか政治家の美辞のようになってきたが基本的にはそうだろう。もし武力での現状変更が許されるなら世界一の軍事大国アメリカは歴史を理由にしなくとも世界の大半は領土化できそうである。幸いにもアメリカが領土的野心で紛争を起こした話は聞かない。アメリカと仲良くすることは安全保障上からも理に適っているかも知れない。だんだん政府の言い分に似て来ているが、何処の国と一番仲良くしますかと聞かれると消去法だがアメリカが残るのは事実である。
 第3国に非難しているウクライナ市民が、安全に暮らしていることに何か罪の意識がある。今ウクライナでは幸せであること自体が罪であると言っていた。比べものにはならないが東日本大震災のあとの日本人の感情にも似ている。特番で踏み込まなかったのはプーチンの意志は引き継がれるのか、それは国民なのか現体制なのかという問題である。2周年記念がないことだけを願う。

「老舗」に騙されるな

2023-02-25 09:56:11 | 日記
 池の水全部抜くではないが大浴場のお湯は全部抜け、である。老舗旅館で呆れる事が起こった。法令で定められているお湯の衛星管理がとんでもなく杜撰だったと。県の調査で基準値の最大約3700倍のレジネオラ菌が検出され旅館側はこれまでの検査報告の虚偽と認めた。大浴場は最低週一回お湯の入れ替えが必要だが年2回しか行っていなかった。消毒用塩素の投入も怠っていたとのこと。この違反は2019年以降続いていたという。レジネオラで被害者が出て休業までした経験があるのにである。旅館側は「法令順守の考えが甘く、大変ご心配をおかけしており、誠に申し訳ございません」と謝罪した。思い出すのは大阪の老舗料亭が賞味期限切れ商品の販売、食品の産地偽装で謝罪会見をし女将が模範解答を「ささやく」姿が有名になった事件である。 
 庶民の自慢は「あの老舗旅館は泊ったことがあるとか老舗料亭で食事をしたよ。」で「老舗」という言葉自体がブランドである。今回の大浴場事件で多くの旅館がこれは大変とこっそり点検を実施しているだろう。勿論「老舗」にはそれなりの格式があり、それが受け入れられたからこそ永く老舗というブランドが維持できたのだろうが中にプライドだけで胡坐をかいたり油断するところもあるだろう。注ぎ足し注ぎ足しで100年変わらぬ秘伝のタレなどというのもまやかしである。化学的には注ぎ足す度に成分が変わり味も変わる筈である。「老舗」の看板を外しリニューアルオープンする手もある。実力さえあれば何れ老舗と誇れるようになるだろう。盲目的に「老舗」を信じる庶民。それは特に問題はない。我が街にも老舗の菓子屋がある。コンビニに似たような商品があるが、やっぱり伝統ある老舗の味は違うなと満足する。芸能人格付けチェックという人気番組がある。本物と偽物をあてるというものだ。ある時超有名なソムリエが高級ワインを当てられなかった。ああワインとはそういうものかと思った。しかし外れた芸能人を笑い飛ばすのはどうかと思う。本人がそれでよしと暮してきたのだからそれで良いのではと思う。浴場事件との違いは何か、他人に迷惑を掛けるかどうかである。自己満足まで否定されたら我が生活は成り立たない。

春がきても

2023-02-24 09:05:11 | 日記
 春一番は春先に吹く南寄りの強風である。認定基準を調べてみた。地域・気象台により多少異なるが関東地方では、立春から春分までの間で日本海に低気圧があり最大風速がおおむね風速8m/s以上の南よりの風が吹いて、昇温した場合とされている。先日九州北部で4月並みの暖かさとなり“春一番”が吹いたと発表された。また、春一番は毎年発生する訳ではなく、認定基準にあてはまらず「春一番の観測なし」とされる年もある。花粉も飛散しやすくなり今年は花粉症は症状が重い特徴があると言われている。くどくど書いたが“春一番”はこれから春が来ると言う目安で農家にはそれなりの意味があるだろう。しかし庶民の日常生活にはあまり関係がない。
 それでも春一番が宣言されると自転車散歩ではつい堤防で土筆を探してしまう。身の周りの四季の変化ばかり見ているが地球規模でも見ることもできる。お馴染みの地球の大気中の二酸化炭素濃度のグラフ、右肩上がりはお馴染みだがよく見ると脈動のように細かい上下を繰り返している。これは北半球は陸地が多く植物も繁茂しており、夏は光合成により酸素が増えて二酸化炭素が減っているせいである。
 今日本で一番忙しいのはH3ロケットのスタッフである。再発射の期限が3月10日である。3月1日は友人の誕生日、高齢者同士のやることではないが昨年思いがけず祝いのメールを貰ったから今度はこちらから。今年度の市民講座の受付も始まる。3月8日にはWBC開幕、3月9日は車検の予定である。また3月はクロダイが産卵のため浅場にやってくる乗っ込みのシーズンの始まりとなる。2月は確定申告以外予定など無かったが3月はそれなりに予定が。しかし何一つ自主的な予定が無い。春の陽気に誘われてなどコロナ禍で忘れてしまった。ちょっと寂しい春でもある。 
 それにしても顔の皺が増えた。散髪で頭はスッキリしたが鏡に映る顔はやたら皺が目立つようになってきた。誰かに似ているが若い頃の自分ではない。紅顔の美少年も髑髏になれば皆同じか。西行法師の歌「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」が近づいているのか。何事も始まりがあれば終わりがある、と言いつつとんでもなく長生きするかも知れない。ブログを綴る元気が続きますように。