太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

しっくりこない制度

2023-03-31 08:43:39 | 日記
 電通も出向して見習った方が良い。電力会社のカルテル問題で巨額の課徴金が課せられた。これにより赤字となる会社もある。課徴金減免制度(リニエンシーleniecy)とは、違反行為者に自主申告のインセンティブを与え、違反行為の調査を行いやすくすることを目的として導入された。関電は今回カルテルの課徴金は免除されている。主犯格がさっさと逃げ出す食い逃げのようなお粗末な結末である。どこまで消費者を愚弄するのか。せめて電通にノウハウを伝授せよ。
 TVで古いタレントさんが面白い事を言ってた。若い頃超売れっ子で天狗にもなった。そのせいか仕事が激減し殆どTVにも出なくなった。元気でやっていたのですかと言う質問に、収入は無し、殆どの物は売り飛ばして凌いだ。食事は贅沢は言えません粗食です。やることが無いから毎日マラソンばかりやっていた。お蔭で今は元気モリモリ。自虐ネタであるが思い当たることがある。若い頃共稼ぎで食材など食べたいものを買っていた。肉でも値段は見ない、旬のものは迷わず買う。フルーツもふんだん。年金生活の今はどうか。揚げ物は殆ど食べない。野菜は大して旨くもない草みたいなものを体のためと食べる。することがないから自転車散歩に勤しむ。釣りは釣れなくても健康のためにも砂浜を結構歩く。横になったら昼寝をしてしまう。弊害は無いか、油物を食べないから口の滑りが悪くなってきた。昔は雑談でも条件反射のように言葉が出て来たが今は横板に鳥もちのように出難い。その分言わなきゃよかったという後悔は無くなったのだがそもそも雑談相手がいない。粗食に適度な運動、年金生活者が長生きする筈だ。試しに年金を3倍にしてみたらいい。結構皆早死にして社会保障負担は軽減すると思う。3日に一度は2cmくらいの厚さのステーキを食べるぞ。寿司だってトロばかり。どこか課徴金減免制度と共通する。
 今日は大谷選手がMLB開幕戦で先発出場する。珍しいことにNHK総合地上波でLIVE中継だ。最早人気は全国的老若男女になってきたからだろう。ブログも放送前には書き終わらなければならない。たとえ打ち込まれてもまだ初戦である。決してファンは見放したりしない。と言いつつ10奪三振でHRも打つことを期待しているのだが。この若者がまた1年楽しませてくれる。敵があるとしたらケガだけだがこればかりは心配してもしょうがない。これからTV観戦、頼むよ大谷さん。子供より若いがどうしてもさんづけとなる。

もの想う春

2023-03-30 08:38:37 | 日記
 コロナは本当に収束に向かっているのだろうか。何となくだが東京を見ていると増えて行っているような気がする。そうだとすれば新たな変異ウィルスの出現だ。雨が続いたせいもあるが今年の花見は静かなようだ。皆コロナを忘れてはいないのだろう。油断してはならない。暫くは用心に越したことはない。保津川下りの船が転覆した。観光シーズンの幕開けでコロナによる制限が撤廃され3年振りと楽しみに出掛けた人も多いだろう。幸い客に犠牲者は出なかったが船頭さんが亡くなられた。川下りの観光船に乘ったことはないが吃水の浅い平底の和船である。村の渡し船に近い。TVなんかで観ていたが危ないなあとは何時も思っていた。景観とともにスリルも売りの一つだろうが・・・。防災の日はあるが主に自然災害に対する啓発の日である。職場や家庭あるいは娯楽施設などの人為災害にも目を向けて日常に潜む危険を総点検する日があっても良さそうなものだ。
 ホームセンターに行ったら野菜の苗が出始めていた。取り敢えずミニトマトとキュウリの苗を買った。あとは紫蘇とゴーヤが出たら買おうと思っている。これが毎年の定番になってきた。育てるのに手間も少なく枯れてしまうこともまずない。万が一根が付かなかったらシーズン初めだから買い足すこともできる。小さな庭で野菜を育てる、若い頃全く想像していなかった自分の姿である。想像していたのは海外で野垂れ死にする、大病を患って長生きしない、はたまた事業を起こして大成功して別荘で余生を悠々と過ごす。兎に角荒くれだった人生が待っていると思っていた。ところが実体は小ぢんまりと平凡なところに落ち着きつつある。もしパソコンやインターネットが普及していなかったら今何をしているだろう。体力は不要で一人でできること。多分絵を描いたり小説を書いたり、合間に釣りか。なんだかその方が優雅ではないか。昔は定年退職で人生を終えるくらいに思っていた。ところが実際は定年後も長い。これなら人生を前半と後半に分けて腹づもりをしていても良かった。今の若い人はそうした方が良いと思う。野球で言えば前半は5回終了。新聞の訃報欄ではつい年齢を見てしまう。勝負はまだついていない。荒々しくはないが人生せめて引き分けには持ち込みたいと思っている。

贈る言葉とかけて

2023-03-29 08:22:37 | 日記
 門出の季節である。プロボクシングの元世界チャンピオン村田選手が引退会見を行った。強い上に普段の言動が清々しくCMで走る姿も美しかった。好きな選手だった。今度は本人の言葉より所属するジムの会長の言葉が心に届いた。「村田選手の人生はこれからです。世界チャンピオンになるより簡単です。」虎の子選手の引退である。ジムの会長と言う立場では惜しい以外の何ものでもないだろう。WBCでダルビッシュ有は不振にあえぐ選手に向けて「野球なので、そんなの気にしていても仕方ない。人生の方が大事」「野球ぐらいで落ち込む必要はないと思います。」と語った。どちらも最大限のエールである。聞く方にとってはこれほど勇気づけられる言葉はないだろう。
 教師役で大当たりした役者(歌手?)も年が行ってその後の番組でも何かと感銘を受ける言葉を探しているのを見掛けると少々憐れである。如何にせん勉強不足、その発言は度々ネットで炎上する。受け狙いの言葉と違い先の二人の言葉は立場からして深い配慮が窺える。
 特にジムの会長のエールは沁みる。こんな言葉を掛けられるとヨッシャと勇気も湧いてくるだろう。プロであるなら現役中に燃え尽きるくらい心血を注いで取り組んでいただろう。しかし本当に燃え尽きてはいないし尽きてもいけない。長いサラリーマン生活では企業戦士と呼ばれるくらい頑張ったとは思う。しかし今に思えば定年も通過点でしかなかったように思う。ダルビッシュの言葉も重なる。リタイア後も結構長く生きる。振り返ってあの時は通過点に過ぎなかったと思えるような人生を送りたいものである。

人それぞれ

2023-03-28 09:11:43 | 日記
 朝から遠くで救急車のサイレンの音が鳴り響いている。この時間だから通勤途上で事故でもあったのか。悲劇は突然訪れる。まさか日常の中にこんな危険が、誰も想像はしていなかっただろう。かといって四六時中全てのことに用心を払って暮らす訳にもいかない。昔の仕事仲間で今でも時々近況をメールで報せてくる者が居る。一旦定年退職したあと別の会社で嘱託のような仕事をしている。彼も古希に近い筈だ。その彼が勤めを続けながら英会話教室に通い、今ではTOEICで900点を目指しているとのこと。特に英語を習って何かをする計画は無いようだが、若い頃やり残したからと言う理由だそうだ。前回メールを貰った時は4月から自動二輪の免許をとるため自動車学校に通うと言っていた。危ないなあと思っていたが未だに何かに挑戦する心意気に感心したりもした。しかし今回メールが来て家内が反対するのでバイクは諦めたと言う。今度はその方が良いよと返信しておいた。特に才能があるとか目立つ存在ではなかったが真面目で正直なところは一貫していた。農家の一人息子、両親も亡くなり今は空き家になった実家に時々出掛けて草取りなどをしているという。サラリーマンとして過ごしたので農作業は知らず田畑は貸し出してできることは家の周りの雑草取りくらいですよと言っていた。去年は立派な栗を送ってくれた。今年は嘱託も辞めるとのこと。知識が時代について行けなくなったと何処か寂しげな文面だった。もう少し農作業の手を拡げていったらどうか、実家も別荘のようなものでやることがある老後は幸せだよ、世の中勝ち組があるとしたらそれだよ、バイクは何か座学に変えたらどうと返信しておいた。
 頭は衰えていないようだが彼も古希を迎えて運動能力は確実に落ちている筈である。バイクだけはどうもと思っていたがこれでちょっと安心である。長寿祝いは還暦(60)古希(70)喜寿(77)傘寿(80)米寿(88)卒寿(90)白寿(99)百寿(100)と続くが古希は昔は70まで生きることが稀であったことから来ているそうだ。還暦を過ぎて初詣に行った時厄年早見表からも消えてしまったことに少し寂しい思いをしたが今では喜寿を待つ身となった。実家の竹藪で筍が沢山採れるから送ろうかと言ってくれたことがある。あまりに申し訳なくて丁重にお断りしたが実は筍は大好きである。あまりに正直者で言ったことを真に受けていたようだがもうすぐ筍のシーズンである。もし再度言われたら今度は素直に受け入れよう。言われたらですよ。

大谷の功罪

2023-03-27 09:06:29 | 日記
 本当によく降った。3日間連続雨だった。しかも止む間もなく連続だ。豪雨ではなく静かな雨だったが花見は出鼻を挫かれただろう。今日は雨も止んで曇り空。何となくスッキリとはしないが庭を見て驚いた。狭い庭ではあるがこの3日間で驚くくらい雑草が芽を出している。じっと眺めていると伸びるところが見えるのではないかと思う程である。4月になれば少しばかりの野菜の苗を買って植えるつもりだ。
 春の選抜野球も佳境に入り、大相撲では霧馬山が初優勝を果たし、もうすぐ日本のプロ野球も開幕する。ところがどのスポーツも大谷選手のWBCでの活躍の余韻が残っており霞んでしまう。今月末からMLBも開幕するが大谷選手が活躍するとまた全て持っていかれてしまう。スポーツ界ご難の時代である。勿論世界的に活躍するスポーツヒーローヒロインが出てくれば別だが残念ながら見当たらない。昭和の時代、振り返れば栃若が居り、力道山、王長嶋、大鵬、白鵬と続きTVに夢中だった世代には懐かしい人ばかりである。しかし今はアニメやゲームの中にヒーローは埋没しこれがと思う者はいないのが昭和生まれの現実である。ところが突如現れた大谷選手はかっての日本人メジャーリーガー像を一変させた。WBCではチームメートだけでなく家族までを巻き込んで注目された。他のスポーツの影が薄くなるのは仕方のないことだろう。
 勤めていた頃にもドラマはあった。同い年の男だが事業欲が半端なくあれよあれよと言う間に重役にまで昇り詰めた。当然大勢の取り巻きが出来て我が世の春を謳歌していた。背景にはオーナーに物凄く可愛がられていたこともあり事業のためには手段を択ばずの強引さもあった。オーナーもその事業意欲を買っていたのだろう。ところがあることで法に触れるようなことをやっていたことが発覚し会社の名誉を棄損したということで首になった。オーナーの前で泣いて許しを請うたとの話もあったがカリスマオーナーはある意味冷徹であっさり切ってしまった。取り巻きも連座したこの1件は「一将功なりて万骨枯る」と言われた大事件だった。ダークヒーローだったと言えなくもない。MLBにも禁止薬物疑惑やバットの細工などで地に落ちたダークヒーローは居た。大谷選手にはあり得ないだろう。多分自分がヒーローだとは思っていない。ひたすら野球好きの少年である。ノーベル賞作家のカズオイシグロ氏が言っている。「周りの人たちが称賛してくれることを期待しながら行動を起こしてはいけない」「一生懸命に努力を重ねて結果を出したとしても、それを他人が認めてくれないかもしれないし、ほかの人の手柄になるかもしれない。もしかしたら感謝されてもすぐに忘れられるかもしれない。つまり、称賛を求めることをモチベーションにしてはいけない。」「正しいと思うことを、いいカタチで成し遂げることができたという自分の中の達成感こそが大切なのだと。」「ノーベル賞までいただきましたが、その生き方は今も変わりません」と。