最近、宇宙人は存在するが地球にやってきた痕跡が無いのはあまりに太古の昔にやってきたのではないかという論文が出た。確かにまだ地球が灼熱地獄の頃とか人類誕生の遥か前なら痕跡が無くて当然である。だからどうなんだと言われるがどうでも無い事ではあるが。以前ブログでプレデターの大きな鉤爪のような手では精巧な宇宙船は作れない、操作ボタンもある大きさが必要になるからと書いたことがある。最近誤りに気付いた。鉤爪で作れる範囲の造作をする。そのロボット(装置)がやや小さめの精巧なロボットを作る。さらにと進めて行くと人間の手先くらい器用なロボットを作る。これで人間並みの宇宙船は作れる。人間だって半導体の製造ロボットのような作業は自らの手ではできない。だから人間はミクロンの世界まで至る半導体など作れないと決め付けたようなもので間違った考えだった。
小咄だったか星新一のショートショートか小松左京か忘れたが昔読んだもので「地球を救った猿」という話がある。地球征服にやってきた宇宙人が地表に2本足で歩く生物を見つけて、遠くから観察していたがこいつか地球の支配者はと思い一頭を捕まえた。宇宙船の中で早速生体検査をしてみると意外と知能は低い。だめだこんな下等生物が支配する星を侵略しても何のメリットも無いと諦めて去って行くという話である。宇宙船の中には哀れに捕獲された一匹のチンパンジーが横たわっていたというストーリーだったと記憶している。恐竜時代に食糧を求めて宇宙を彷徨っているエイリアンが地球にやって来て恐竜を1頭捕まえて試食したかも知れない。ダメだこんな固い肉では、A5ランクの黒毛和牛くらいでないとと言って去って行ったかも知れない。彼らがやってくるには2億年くらい早過ぎた。
最近銀河同士が衝突し合体する、中心にあるブラックホールも合体し一つになる写真も公開された。大好きなSF「百憶の昼と千憶の夜」にも銀河が衝突し合体する場面が出て来る。そこで起こっているいることは想像を絶する壮大な宇宙絵巻であるが、もし地球がそこにあっても変化は感じないであろう。宇宙の時間は人間にとってあまりにゆっくりと流れる。速いのは自分を取り巻く時間の変化だけである。