太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

誰かが払うんだろうな

2020-10-01 07:34:47 | 社会観察
 Go To イートもトラベルも動き出した。どちらも無縁なキャンペーンだが全国には同じように無縁の人は大勢いるだろう。差額補填はポイントであろうが値引きであろうが最終的には税金か借金(国債)しかない筈だ。概算要求が出てきたが当然膨れ上がっておりお札を印刷すれば済む問題ではない。休業補償も如何にも権利のように主張するのもどうかと思う。コロナ禍の被害は大なり小なり様々な分野に及んでいる。それら全てが税や借金で補填できる訳ではない。固い事言うな、経済が失速すれば税収も減り借金まみれになるよ、補償という形ではないが等しく恩恵を受けるよう10万円の現金給付もあったことを忘れたかと言われたらそれもそうだと軟弱になる。GoToに無縁の八つ当たりかも知れない。それではコロナ禍で伸びた業界もあるだろう。プラスチックの透明アクリル板を製造しているメーカー、特需があるだろう。ストロー分くらいは軽く取り戻しているだろう。IT関連業界しかり。こういう時だからこそ景気の良いところも取り上げて欲しい。死の商人とは言わない、不景気下の救世主と呼びたい。
 世の中の動きと無縁のところでも呆れている。先日車を運転していたら信号待ちで後続の車がアクセルとブレーキを何度もちょんちょんと繰り返し車を寄せてきた。信号はまだ赤で出るタイミングではない。バックミラーで見るとこんな田舎に大型のSUV外車である。運転手は社内が暗くて良く見えない。ドライブレコーダーは装着していないがこんな田舎道で流行りの煽りかと思ったが片側1車線の追い禁田舎の国道、何か運転の邪魔をしたかと考えたが思いつかない。流れにも沿って運転してきた。次の信号で今度は右折車線に入ったかと思うと前に割り込んできた。見ていると今度は前の車を同じようにせっついている。こちらが標的ではなく何か急いでいるような感じもした。青信号に変わると交差点で追い越して先頭に出て行った。前の車が曲がってしまったのでこちらがSUVの後をつけることになった。左折して脇道に入ったので横顔が見えたが若者である。おまけに脇道は車幅くらいの細い道で遠くに民家が見えるだけである。田舎道そんなに急いで何処へ行くのだ、まさか向こうに見える農家が自宅で田んぼを売ってその高級車を買って貰ったのか。私が強面だったら大変なことになっている。しかし中学生にも負けそうな優しいオジサンだから命拾いしたようなものだと感謝すべきだ。先日TVで有名な格闘家がタバコのポイ捨てを拾うボランティアをやっている姿が放映された。若者二人がタバコをポイ捨てしているところに近づき「拾って下さい」と注意したら当然の如く食って掛かってきた。辛坊強く注意を続けていると、若者が掴みかかりそうになり、ちょっと待ってください準備運動がありますからと言ってシャドウボクシングを始めた。プロの格闘家である、明らかに迫力が違う。この時点で名前を聞いてた若者はハタと思い出した。あの有名な格闘家の人ですかと急に敬語になった。シュンとして足下に捨てた吸い殻をどんどん拾い集めて格闘家の持っているゴミ袋にご苦労様ですと入れ出した。ボランティアは本当にやっているらしいが再現フィルムだったかも知れない。しかし世の中こんなものだろう。SUVのあんちゃんも決して世の中自分が一番強いと思わない方がいい。何時か火傷をしてしまう。左折を見送ったあと「いなかモーン」と返してやったが当然向こうには聞こえない。もし聞こえて捕まったら「いなかモーンだよ俺は、とろいと思うしょうが」と言ったと嘘をつくか老人の愚痴ですと謝る準備はしていた。世の中強そうに見える物に弱い。しかし年が行くと場が読めるようになり自分と同等か弱者は一瞬で見分けられるようになった。半沢の熱気は疾うに失せたがこれも成長と呼べなくもない。