太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

日々由無し事を

2024-05-31 08:10:10 | 日記

 昨日は台風接近の前日だったが天気も穏やかで久し振りの釣りに出掛けた。この時期はイシモチ狙いで餌を買って投げ釣りだ。アタリもなく暫くすると隣に何時も見掛ける腰の曲がっているお爺さんがやってきて釣り始めた。話しかけたことは無かったが向こうから、アタリも無いのに餌だけが綺麗になくなるねえ、蟹かフグだろうかと言う。こちらも同じく金を払って買った餌がすぐ綺麗になくなってしまう。そこに顔見知りの投網専門の男がやって来て堤防の上から投げ始める。暫くして、ダメだ底の藻屑ばかりだと嘆く。合間に雑談が始まる。俺の母親は101歳だよ。この前銀杯と賞状を貰った。姉弟5人いるけど皆元気よ。特にうちの母親なんか子供を生むとき、俺だがね、病院に入ったきり一度も入院したことがない。未だに薬など何も飲んでいない。市の健康診断でかかりつけ医を聞かれたが病気をしないからそんなものいないよ。俺は料理人だから朝飯を作ってやるんだけど最低10品は作るね。全部たいらげるので食いすぎじゃねえかと言うと、だって美味しんだものと来る。可愛いいもんだよ。施設に入れようといった話もあるが未だに一人で何でもできるし多少ボケても俺が最後まで面倒を見るつもりだよ。同年輩のガタイのでかい強面の男だったが言葉の歯切れがよく優しさが伝わる。投網で採れたら旦那さんにもお裾分けするんだがなあと言ったところで25㎝くらいの立派なイシモチが獲れた。それは私がさっきから餌付けしていたやつだというと、悪いね早いもん勝ちだよと冷たい。次に30㎝くらいのクロダイが掛かった。お裾分けの前にクーラーボックスに収めてしまった。釣りは諦めて帰り支度をしていると、帰っちゃうの寂しいねえと。イシモチもクロダイも居ると分かったから次を期待するよと言うと、ダメだよ餌付けしたやつは今日俺が全部さらうからと。

帰ってネットニュースを見ていたらコメントのしようがない記事があった。韓国軍合同参謀本部が北朝鮮が飛ばした約260個の風船が韓国南部を含む各地で確認され、たばこの吸い殻や堆肥、乾電池などのごみを含む「各種の汚染物質」が入っていたとのこと。汚物には動物の糞が混じった肥料などが含まれていたが化学物質などは確認されていないとのこと。北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)党副部長は談話で、韓国の市民団体が北朝鮮側に散布している体制非難のビラを「われわれの思想と制度をおとしめる政治扇動の汚物」と表現。対抗措置として、韓国側から散布されるビラなどの「数十倍」の汚物を今後も送りつけると予告した。一体誰がこれを思いついたのだろう。北朝鮮もミサイルから汚物まで結構柔軟な考え方をするものだ。最初ニュースを見た時汚物はきっと人糞だろうと思ったが違った。人糞は肥やしになるので北では汚物と呼ばないのかも知れない。韓国は反論すればよい。我が文明国はゴミは分別回収している。今日は燃えるゴミの日ですとか宣言して飛ばしてくれ。ミサイルより汚物の方がキツイと言えば汚物攻撃だけになるかも知れない。問題は国連はどう表現して非難するのだろうか。


1億の頭脳

2024-05-30 07:09:03 | 日記

 小池Vs.蓮舫を格闘技と言ったがルールは体重別階級制ではなく無差別で行われるのは言うまでもない(体重を揶揄してはいけない)。試合を前に早くも場外乱闘が始まった。切っ掛けは金子恵美氏の「蓮舫さんは『小池都政をリセット』っておっしゃったんですけど、小池さんがやってきたことを現状、把握して言っていたんでしょうか?」「うまく行ってるものもある小池さんの政策全部をリセットすると言って大丈夫だったんでしょうか。そこを分からないでリセットというワードを使ったとしたら、すごく不見識なことだったのではないかと思いました」と指摘した。

追随して橋下氏が「リセットなんて言葉を安易に使えば、小池都政で実行しているさまざまな子育て支援策もリセットするの? と簡単に反撃を受けるで」「これは都政への無知をさらけ出すことになる。国政で政権与党を全否定する野党魂のままでは、都政の政権を獲られへん。蓮舫氏は相手への批判は得意だが防御が極端に弱い。これは国政野党に共通すること」と批判。

ここにに参戦したのが米山隆一氏。自身のXで「金子恵美氏『グレートリセット』を多用していた橋下氏に、一度でも同じ言葉を言った事は有りますかね?『リセット』は勿論良いものはそのまま悪い所だけ直すに決まっています」「橋下氏も勝手な事を言っていますが、ご自身が維新立ち上げのとき『何から何まで一から作り直す』『グレート・リセット』を大々的に掲げていた事はお忘れなんでしょうか?」「それともいつもの『俺(橋下氏)のリセットは良いリセット、蓮舫氏のリセットは悪いリセット』でしょうか?橋下氏のいうことを真に受けてはいけません」と切り捨て。米山隆一衆院議員は。今日本で最強の論客と思うが彼が出て来ると場外乱闘が最高に盛り上がる。

ネットで調べてみたら2012年、橋下徹(当時の大阪市長)と松井一郎(大阪府知事)が国政政党として維新を結党した際は、日本の政治制度そのものの「グレートリセット」を掲げたとのこと。下敷きはアメリカの都市経済学者リチャード・フロリダの著書のタイトルにもなっていたのでこれだったのだろう。グレートリセット(Great Reset)は、2020年6月に開催された世界経済フォーラム(WEF)の第50回年次総会の名称にもなった。2022同フォーラムダボス会議冒頭で岸田総理は「今、我々は「グレートリセット」の先の世界を描いて行かなければいけません。」と述べた。金子氏がどの程度「リセット」の政治経済的意味(経緯背景)を理解して発言したのか分からないがジャブが空を切ったというところか。

今やインターネットの利用者は1億人弱である。素人でも政治家、評論家、コメンテータ諸氏、過去の発言は簡単に検索でき、分からない言葉も簡単に調べられる。1億人の頭脳を向こうに回して発言していると自覚しなければブーメランになったり赤っ恥をかくことになるから要注意だ。自分は訳知りの専門家だと己惚れてはならない。知事本戦以上に場外乱闘は野次馬にとって面白い。有名人も大変な時代である。その内AIを使ってコメントを用意する輩も出て来るだろう。AIを自在に使いこなす者が勝つ時代がそこに。


言葉の格闘技

2024-05-29 07:19:18 | 日記

 都民ではないから野次馬に近いのだが次の都知事選に蓮舫氏が立候補するとのこと。自民党が大物を担ぎ出す気配はなく(出る方も躊躇するだろうが)小池VS.蓮舫となると他の候補は霞むだろう。豊洲移転やオリンピックあるいは静岡のリニアのような明確な争点の違いは見当たらない。そうなると人気投票のようにならざるを得ない。都下62区市町村の首長のうち52が小池さんに出馬要請しており多分誰が対立候補になっても勝てないように思うが。特に小池さんは表に出なくなって(露出が減って)逆に大物然としてきたように思う。口さがない奴が言っていたがスピッツとブルドッグの闘いだと。スピッツはひと昔前の人気の小型犬種で白毛が美しい小さな犬だが兎に角良く吠えた。近所に飼っている家があり四六時中鳴いていたように思う。それでも久し振りにスキャンダルに依らない都知事選であり面白い。選挙は言葉の格闘技である。自らの公約を披瀝するだけでなく相手の誹謗中傷も憚らない。スポーツ観戦の目で見るのは申し訳ないが野次馬はこんなもんである。

国政では自民党が補選で連敗するなど裏金問題が尾を引いているが国民は野党に希望を見出している訳ではないだろう。政党というより個人の魅力で立憲もその辺りを理解しておかないと判断を誤る。東京都の2020年予算は一般会計7兆5千億、特別会計・公営企業会計と合わせると約15兆2千億円である。国家予算で近い国を見るとインドネシア約18 兆円(2019年度)・ノルウェー約16兆円(2019年度)・スウェーデン約13兆円(2020年度予算案)である。都はちょっとした国レベルである。一時は国政への復帰が噂されていたが総理の椅子でもない限り魅力はないのでは(野次馬の目)と思う。都庁には仕事で何度か足を運んだが都庁ビルを見上げる度に、ここのトップになることは凄い事だと意味もなく感銘を受けたものだ。当時は我が県の知事があまりに頼りなくて野次馬にもなれなかった(今は交代して結構マシ)。

勝ち馬に 乗ったつもりの 落馬かな 拙老拝


肩透かし

2024-05-28 07:28:56 | 日記

 今日は朝から大谷選手に試合を観るつもりだったが悪天候のため中止、順延となった。負傷している大谷選手にととっては良い事かも知れない。その分こちらは肩透かしを食らった感じだ。一番どうしようもない理由だから諦めるしかないのは分かっているが1日のスタートでけ躓いてしまった。

さてどうするかである。アメリカの天候とは関係しないがこちらも朝から雨である。風も少し強く、おまけに蒸す。何か順延すべき事柄があるかというと何も無い。何時なにが起こるか分からないので普段から先の事でも今日できることはやってしまおうという生活をしており先食いするものもない。

ネット記事をみているとまた北朝鮮がミサイル発射実験をしていた。一体何処にそんな金があるのかと思う。政府は「北朝鮮に対して北京の大使館ルートを通じ厳重に抗議し強く非難した。」と常套句である。気象庁が地震の後「今後1週間程度は同程度の地震が起こる可能性があり注意して下さい。」とおきまりの文句を言うのと似ている。しかしこれまでの常套句を変えて発表したら、今までと何が違うのですかと質問されるので簡単には変更できない。Jアラートも発出されたようだがイソップの狼と小羊のようにならない事だけを願う。

慣れなければならないことと慣れてはいけないことが複雑に絡むのは車の運転である。何時までも肩に力が入っているようではハンドルは上手く切れない。慣れて油断が生じると大事故にも繋がる。適度な緊張を維持しなければならないのは生活全般に通じることだろう。有意注意。


政府開発援助(ODA)

2024-05-27 06:57:01 | 日記

 大相撲は大の里が優勝した。入門僅か7場所目での快挙である。石川県の出身で先の地震で被災した地元も久し振りに明るい話題だろう。石川と言えば先輩力士輪島を思い出す。プロ野球の松井選手も石川、プロスポーツ選手が傑出する要因があるのだろうか。兎に角強かった。大型力士で照ノ富士の全盛期を彷彿させる。昨今、突き押し相撲流行りであるが四つ相撲の本格的力士である。あんなに近い仕切り線から頭同士で全速でぶつかる様はまるで闘牛である。首を痛めないかと心配する。幸い大の里は上背があり頭同士の激突はあまりないが怪我無く大横綱になって欲しいものである。

前回の市民講座は「ODAの新たな役割」であった。ODAに関連した仕事も経験があり内容的には殆んど知っているものだった。かってODAは要請主義といって相手が望むものを供与することが建前だったが今はオファー型協力といって相手国の開発目標に資するようなメニューを日本側が提示する。余談だが要請主義の時代にやっていた仕事を何と呼べば良いか長年迷ってた。講義の中で「日本側が要請発出の土壌形成をする」と表現されていたので、これだと思った。簡単に言えばこちらが売り込みたいものを相手国に宣伝するというものだ。民間レベルでのオファーだ。しかい簡単には行かない。要請主義では相手側の利権が絡んでくる。貰ってやるという雰囲気も無きにしもあらず。オファー主義では日本側の利権が絡んでくるだろう。一長一短といったところか。

新しい言葉も覚えた。OSA(Official Security Assistance)相手国の軍等に対して資機材の供与およびインフラ整備の支援を行う。無償資金協力の形をとるが予算は別枠てある。従来ODAが非軍事用に限定されていたが別枠で認める形となっている。講義の中で講師が現在のODAの額について多いか少ないか挙手でアンケートをとった。日本も苦しい時に多過ぎるという人が結構いた。2022年国家予算の2%強、一人当たりの負担額140ドル相当である。世界の貧しい国が豊かになってくれば購買力は増す、軍事的に不安定になればそれはそれで出費が増す。世界に日本と無縁の国は存在しない。経済でも軍事でも安定した世界に資する協力なら月額10ドル強が高いとは言えないだろう。ただOSAが青天井で伸びて行っては困る。