太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

自粛の先輩として

2020-04-30 07:59:42 | 日記

外出自粛要請が出てから久しいがゴールデンウィークも中日となりそろそろ皆さん時間を持て余しているのではないだろうか。自粛要請の前後であまり生活パターンの変わらない先輩から過ごし方について一言。同じ家の中に居ても
外出しようと思えば何時でもできる場合と、出ようと思っても出られないでは同じ家に籠るとしても気分は天地の差があるだろう。普段掃除をしたことのない場所を片付けてみたり、パソコンのデータを整理したりでやれそうな事は全てやってしまった場合、残りをどうやって過ごそうと悩んでいるのではないだろうか。子供ならゲームなどで飽きることはないだろうがいい大人が間違ってもパチンコでも行ってみるかなどと思ってはいけない。先輩として参考になるかどうか、意外と1日は早く過ぎる。

朝起きて何時ものようにインスタントコーヒーとトーストを自分で作る。これも無駄ではない。インスタントコーヒーの微かな味と香りで味覚嗅覚が衰えていないことを確認する。朝刊に目を通す。これも隅々まで些細な記事を見逃さない。下段にある雑誌や薬の宣伝欄も見て雑誌は読んだ気になり、薬やサプリは自分に当てはまる症状はないかと自己診察をする。物書きなら特に週刊誌のタイトルだけで中身をどの程度想像できるかは重要な資質である。キャッチ―なタイトルを考える編集者の詐欺師的才能には及ばないと思うが。新聞の見出しでスポーツ欄では時々駄洒落のタイトルなどあると心が和む。社会欄と経済欄は真面目に書かなければならないのだろうと想像するのは常識的凡人感覚である。折込チラシにも気を配る必要がある。割引券など見逃してしまうと大損になる。例え使う予定など無くとも割引額から一体この商品の普段の粗利は一体幾らなのかとか想像するのも楽しい。缶ジュースの自販機で普通は130円だが時々100円とかあるので一体粗利は幾らかと疑問を持つ人は大抵チラシの割引券でも考えてしまう。スーツ2着目が半額ということに騙されてはいけない。1着目の価格にその半額分が含まれているから。一着だけなら大損する仕組みである。ピザにも似たような戦略がある。だからといってレジの前で待ち構えて1着だけ買った人を見つけて、これも一緒にと重ねてあとでその人に半額払うなどのインチキをしてはならない。動物園の入り口で30人集まったところで皆さんここで団体を作りましょうよ声を掛けて団体割引で入ろうとするくらいの無理がある。

一通り朝のルーチーンが終わるとテレワークの人も居れば完全休業の人も居るだろう。テレワークの人はちょっとしたパソコンの使い方が分らない時でも会社なら人に聞いて済むがこの場合は一人で四苦八苦しながら正解を見つけねばならず頗る効率は悪い。その分時間は消費できるが。特に注意すべきは普段見たこともないような画面に出くわした時、元に戻そうとしてやたらキーボードを叩いてはならない。素人の生兵法は怪我の元である。どんどん深みに嵌って原状復帰に1日かかることもある。これは完全休業の人でもパソコンでは起こる事である。世の中で最も無駄な時間の浪費はパソコンで迷路に迷い込んでしまうことである。完全休業ならまず数少ないメールをスマホでも確認する。次はネットニュースで興味がありそうなものを探す。これで世の中の動静を掴んだらブログやツイッターの作業となる。時代遅れにならないためにもFakeであろうとニュースは読む価値がある。これで昼前になる。インスタント食品であろうと自分で作る。重要なことは飽きないためにラーメン、うどん、焼き飯くらいはローテーションする必要がある。邪魔くさい人はラーメンの種類だけでも変えるのも手だ。冷凍食品は非常食を兼ねているから勝手に消費してはいけない。昼のワイドショーを見ながら頭の悪いコメンテーターやMCの意見を聞くことも重要だ。全てをなるほどと思い出したらこちらが思考停止している。昼食後ちょっと横になると昼寝をしてしまうのも愛嬌だ。無駄に寝てしまうということはない。体の内部では様々な修復作業が為されている。場合によっては起きているより有用な場合もある。それでも寝覚めると、寝るのは夜だけで良かったと少し後悔するのは普通のことだ。その時はB級であろうと読書である。読んで無駄な本は無い。無駄と思えること自体が無駄ではないことになる。ほん偶に感動ものに当たることもある。夕方近くなると字が読み辛くなる。運動がてらに近所を自転車で周る。人が多そうな場所は自転車だから入り込めない。ママチャリで十分である。スポーツタイプならウェアから本格的にしないと逆にあの人何?と目立ってしまう。あくまでついフラット出てきましたと装うことがポイントである。車ならコンビニまで出掛けて夕食まで時間があるときは渇きや小腹を満たす。この時期になると監視カメラの上に燕が巣を作っているのをよく見かける。その内ヒナが何羽も口を開けているのを見ることになる。電動カメラの熱ロスは燕にとっては床暖房となり快適なのだろう。帰ると夕刊を読み録画した番組など見て夕食を待つ。食後気に入った番組があれば別だがニュースだけは必ず見る。ここでも世の中に遅れてはならない。風呂に入って定時には寝る。これを無為徒食で過すと言う。


心許なくて

2020-04-29 08:55:14 | 社会観察

B級読書在庫が最後の1冊となって今後の自粛を考えるとやはり心許なくてBooKoffに出掛けた。ネットで営業していることを確認して行ったが普通の平日程度の来客はあった。長居はすまいと目に止まったものを5冊買った。何時ものことだが帰ってから値札を慎重に剥がした。オリジナルの定価が現れて大抵何百円も下がっているのを確認すると得したような気になる。中には店が値札を重ね貼りして値引きしている場合もあり良い時に買ったものだとまた満足する。こんなケチ臭いことをする大物はいない。いやその貧乏根性が大物にならなかった原因なのだろうが。B級とはいえ読書量だけから言うとその辺のコメンテーターよりは多いだろう。いや人気のコメンテーターは本など読むひまが無いと言うのが実情かも知れない。薄口しょうゆコメンテーターなど一般人以下の教養でありよくTV局が彼を使っているものだと感心する。いや非常識を出すことによって一般人を勇気づけようとしている一流メディアの計らいかも知れない。

休業要請に応じない大阪のパチンコ店に対してネット上で爆破予告があった。想定された事態である。悪戯だとは思うが万が一ということもあるので警察も一応対応しなければならず手間はかかるだろう。敢えて営業を続ける理由はあるのだろうがネット社会ではfakeであろうと簡単に拡散する怖さがあることを当然店側も承知しておかなければならない。得られる利益に対してリスクが大き過ぎるように思うがどうだろう。朝から列を作る客も覚悟しての事だろうがもしクラスターでも発生したらネットでは、自業自得、加療の必要なしと言われるかも知れないがそうなると破れかぶれで彼らがウィルスをまき散らす可能性もあるので厄介なものである。罹患したら放って置けないのが感染症のつらいところである。

休業要請でつい思い出すのは宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)の「児(ちご)のそら寝」という有名な説話である。あらすじは、「昔、比叡山に児がいた。ある時僧たちがぼた餅を作るというの聞いて、寝ずに待つのもみっともないと思って寝たふりをしていた。餅が出来、思っていた通り僧が声を掛けてくれるが、一度で起きるのも体裁が悪いと思ってもう一度声をかけてくれるのを待つ。だがもう声はかからなかったので、仕方なく遅れて「はい。」と返事をしたので、僧たちは大笑いした。」というものである。休業のタイミングを逸すると800年前と同じばつの悪い思いをすることになるのではないだろうか。

不要不急の外出で最たるものが海外旅行のようだ。成田の4月の国際線出国者数が前年同期比で98%減とのこと。勿論出国先の国も感染しているから国内の自粛だけが原因ではないのだが少なくとも今行く必要はないということで不要不急の典型なのだろう。多分1年のうちで最も人が動く時期なのだろうが観光業など大打撃でじわり消費全体に影響が出て最後は製造業となるだろう。近くの田圃は田植えのための水張が始まった。せめて農業だけはいつもの通りに。桜が散りつつじが満開となったが自然は待ってはくれない。素知らぬ顔で、できることは全て例年どおり淡々と進めることも必要である。


何をやっても身が入らず

2020-04-28 08:27:27 | 日記

コロナ感染拡大によって何をやっても身が入らないというのはアスリートのみならず多くの人の感覚だろう。これは仮の姿であって何れ元通りになるのだからという取り敢えずの世界に納得している。今の自分は仮の姿であって本来はこんなもんじゃないと思っているだろう。その意気大切だがこんな時こそ見えて来るものもある。如何に全てが不要不急であったか思い知らされたりテレワークになると自分の存在価値に自問する人も出て来るだろう。口角泡を飛ばして叱責することも画面越しでは憚られる。子供の学校の時間割のようにスケジュールを立て報告書に類する資料を作成して説明することも必要だろう。働き方改革などと偉そうに叫んでいた上司が意外と適応できないことに気付く社員も多かろう。ことが課内で収まっている間はまだ復活もあり得る。社内まで広がると次の人事は問題になる。域内に広がって衆人の目に曝されているのが首長である。それぞれの自治体の対応を見ればその差が良く分る。

そもそもそれ今絶対必要?と言われてそうですと答えられる事は少ない。多分8割くらいは今でなくともである。サラリーマンは何時も待った無し?と振り返るとそうでもないだろう。特に会議は9割3分まで報告書で済む話で、残り分は上司の下らない説教が5分、残り2分が会議をやった意味がある。この際働き方改革の端緒となる好個の例としてこの災難を参考にすることも必要である。昨日まで何となく感染者が減っているように見えるが北海道で第2波の感染拡大の様子もあり専門家は判断にはまだ慎重である。外出自粛の緩和、経済活動の緩和が再び3密状態を作り感染拡大となることは容易に想像できる。コロナ自体が完全に消滅することはないだろうから第2波、3波と繰り返して徐々に収束して行き、最後はワクチンや特効薬の開発に至るというのが想定される流れである。

コロナ感染拡大は多くの人に不幸を齎すがそれを反省材料として新しいライフスタイルが出来上がるかも知れない。働き方だって変わるだろう。リスクの多い職種では保険なども充実されるだろう。インバウンドとかで浮かれていた業種も、海外生産に依存していたメーカーも最低限の備え、リスクヘッジをしていくことだろう。それらは平時には全く無駄、不要不急と思われてしまうことだけが厄介である。


コロナと地震

2020-04-27 07:40:02 | 社会観察

昨日も地震があった。このところ随分地震が多いような気がする。まさかコロナと大地震が重ならないだろうなと危惧する。10時前だったが震源地は結構近かった。最大震度は4で我が家は震度2だった。毎回思うが震源に近い割には震度が小さい。却って遠くの方が大きい場合がよくある。振動が伝わり難い地層なのだろうか。これはある意味ラッキーである。建売住宅で地下構造まで意識して選んだわけではない。また震源地を入力したら自分の所の揺れが想定できるなどというデータは整備されていない。多分今度のコロナ感染拡大でも地域特性はあるのだろう。人の密集度割合を元に生活パターンを入力するとか、地域固有気候条件とか唾が飛びやすい方言とか外出自粛を屁とも思わない県民性とか、営業自粛に応じない無頼の集まりとか、大型スーパーとかホームセンターが唯一の娯楽施設であり人が集まるとか。芸能人を除いて所得別感染者数とかも興味深い。今後参考となるデータは幾らでも有るのではないだろうか。

ここにきてB級読書のペースがやたら上がってきた。流石にやることが無くなってきたのだ。買い置きもあと2冊になった。古本屋は開いているかどうか知らないがもし開いていてもコンビニと違って結構時間をかけて探すので人と接する機会も多いため行くのは躊躇ってしまう。2冊ではコロナ終息までもたないので古い本でも読みなおすかとも思っている。乱読の中でもこれは結構面白いと思ったものは在庫(蔵書と呼ぶほどのものではない)してあるので2度読みでもしようかと考えている。最初と違う気づき事項があったり、新たな意味を発見することもあり無駄ではない。災害が重なることは有り得るが今最も注意すべきは些細であっても怪我や病気に罹らないことである。コロナで医療崩壊とか言われているし相手に迷惑である。病院はコロナに関して言えばクラスターになる可能性もある。自然災害は重複を避けようがないが個人なら多少注意のしようもある。サーフィンでボードが当たって多少打撲があったり、パチンコ屋の駐車場で慣れない他府県ナンバーの車に当てられても病院に行くべきではない。もっとひどい目に遭うかも知れないし、口の悪い医者なら天罰ですぞと言うかも知れない。

では何をすべきか。善良な市民はひたすら家に籠って御下賜品のマスクと10万円を待つ。今はこれだろう。


救いようのない大人たち

2020-04-26 08:04:43 | 社会観察

もうカレンダーに縛られる身ではないが昨日はゴールデンウィークの始まりだった。いやStay home ウィークの初日か。暖かく晴天だったが9割9分は外出自粛した。サラリーマンにとっては楽しみな連休でウズウズしただろうがここは一つ我慢のしどころだ。一生のうちこんな年もある。自粛要請の出ているパチンコ屋とかゴルフの打ちっぱなしは結構人が出ていたようだ。少ないとと思った人達が結構集まってしまったのか命よりパチンコやゴルフが大事な人達なのかは分からない。救いようのない大人たちである。自粛の理由は分かっている筈であるがこのような連中はどうしてもある程度存在する。10万円が支給されたらそれも使うのだろう。

ちょっと虚しいニュースもあった。派遣社員がコロナ失業し腹が減ってスーパーに忍び込みカップ麺やコメなど食料品1万円相当を盗んで捕まった。60代男性である。勿論盗みに入ったことは悪いが警報装置があるくらい分かっているだろう。余程腹が減って他の事を考える余裕など無かったのか。その日暮らしの綱渡りの生活をしていたのだろう。これからレ・ミゼラブルのジャンバルジャンのような波乱の生涯を送るとは思えないが、腹が減って盗みに入ったという悔悟は残念ながら余生で消えることはないだろう。パチンコやゴルフに興じる人の一方哀れな話である。終戦直後ではない先進国日本にも有る姿である。情けないに尽きる。

外出自粛要請が出てから弊ブログへのアクセス数が漸増してきた。家に居る人が増えれば何の役にも立たないブログでもつい見てしまう人が出て来たのだろう。だからと言って急に改まることも出来ないがコロナクロニクルというかその時起こった些細な出来事を書きとどめて置こうと思う。ブログの機能は良く知らないがあなたが書いた1年前のブログというのがメールで配信される。あの時に比べれば今はどうだとか比較して難儀を乗り越えたりできる。因みに1年前の今日は「Golden Year」と題して定年後は毎日がゴールデンウィークのようなものでゴールデンイヤーと言うべきだとかサラリーマン時代を思い出して書いている。これは今の方が難儀である。