ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ(Germany): cow freed from bridge

2018-05-29 19:38:14 | 日記
2018年5月29日(Tue.) 今日の気温は28℃ぐらいで許容の範囲内ではありましたが、湿度が高めで蒸し暑さを感じさせるものでした。 梅雨入りも近づいているようです。(愛知県平野部)

さて、これは何? と思ってしまいました。 牛が救助されたとのニュースです。 ( ニュースソース: DW-DE 5月29日発 )

<原文の一部>
Bavarian cow freed from bridge after wanting more from life
バイエルン州の牛が、人生にさらなるものを求めた後、橋から解放されました。(注: want ~ from life = 人生に~を求める)

A cow in southern Germany, disillusioned with the simple life of the herd and "looking for a change," decided to forge its own path. But that adventurous spirit put it in a precarious situation on a bridge near Austria.
(抜粋)ドイツ南部で一頭の牛が、群れの中の単純な生活に幻滅し、変化を求め、自らの道を歩むことを決めました。 しかし、その冒険心が危険な状況に追いやってしまいました、オーストリアに近い橋の上で。(一部、意訳)



Firefighters have saved an adventurous young cow from a bridge in the southern German state of Bavaria near the Austrian border.

Hikers informed local police after spotting the forlorn bovine on scaffolding along the side of the Arzmoosbrücke bridge south of Rosenheim on Saturday evening.

"[The cow] panicked and fell down two stories of planks between the bridge and the scaffold," Flintsbach fire service said. After landing on the scaffold, a 5-meter (16-foot) gap stopped the cow from moving any further.

(抜粋)消防隊員が、この冒険的な若い牛を、オーストリアとの国境に近いバイエルン州の橋から救出しました。 ハイキングをしていた人がこの孤独な牛を見かけて地元の警察に通報、Arzmoosbrücke bridge south of Rosenheim の足場にいたもので、土曜日の夕方のことです。
この牛はパニックに陥って、橋と足場の間の踏み板を2階分落ちてしまいましたと消防隊員が語っています。 足場に降り立った後、5mのギャップが、これ以上の動きを止めることになりました(注: 動けなくなった)。


Firefighters were able to secure the cow and lead it to safety

Some two dozen firefighters secured the cow and placed a makeshift bridge over the gap to allow it to escape with very minor injuries. The owner was also present to reassure the cow during the ordeal.

As to why it had strayed so far from its herd and tried to cross the bridge, Flintsbach fire service said the answer was "clear."

The young cow wanted an "adventure" after having "become quickly bored with the cattle life."

(抜粋)24人前後の消防隊員がこの牛の救出に携わり、一時的な橋(板)でギャップをつなぎ、僅かなケガだけで脱出させることができました。 この飼い主は不安の最中の牛を安心させるようにしていました。
何故、群れから離れ橋をわたろうとしたか、消防隊員が言いました、答えは明確だと。 この若い牛は、牛の生活にウンザリしたことで、冒険をしたかったのだと。

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わかりにくい部分がありましたが、2枚目の写真にあるように、足場に5mほどのギャップがあって、そこに仮設の板を敷いて通行可能にし、やっと牛を救出したと言うものでした。

まァ、大事には至らなかったことで良かったと思います。



昨今、家畜の飼育環境などについても見直す(改善する)動きも加速していますので、こうした事件にも、手厚い対応をしているのかも知れません。 狭い舎飼いではなく、広々とした牧草地などで伸び伸びと育てることが動物にもストレスがなくて、より自然・・・と言うことでしょう。

2012年にデンマークでお世話になった牧場では、当時から、基本的には放し飼い的な飼育に徹していました。 牛、豚、羊、鶏、ガチョウ、アヒルなどをそうしていました。 これに加えて、ペットの馬、犬(ダルメシアン)、猫も・・・。 懐かしい思い出です。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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