ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイスランド(Iceland): Puffin Chicks Starving

2018-07-29 16:16:11 | 日記
2018年7月29日(Sun.) 昨夜から今朝未明まで、台風12号の影響がこの地方にも出たようです。 午前3時頃にTVで状況を確認しましたが、0時頃には伊勢市付近に上陸し、奈良から大阪方面に向かっているところで、尾張東部では既に静かな状態に落ち着きかかっていました。
日本列島を東から西に向けて進むような台風は初めてのことのようで、これも気候変動の影響と考えた方が良いのではないでしょうか。

さて、アイスランドでも気候変動が原因ではないかとされる現象が報じられています。 ( ニュースソース: Iceland Review 7月26日発)

<原文の一部>
Puffin Chicks Starving in Iceland



Thousands of puffin chicks, or pufflings, have died of starvation in Heimaey this summer, RÚV reports. The same is occurring in some of the bird’s traditional breeding grounds in Norway and the UK. A team of UK researchers is investigating the phenomenon, in which global warming and fishing appear to be the causes.

The researchers, alongside experts across Europe, are studying puffin colonies in Grímsey, North Iceland, the Westman Islands, South Iceland, as well as Røst island in Norway and Skomer island off the coast of Wales. Puffin stocks are have declined dramatically in some of these areas, and global warming appears to be the main cause. Scientists believe that rising ocean temperatures are forcing cold-water fish species further north, making them scarce in seabirds’ traditional breeding grounds. Trawling of small fish such as sprats and sand eels, the main source of food for puffins, has further diminished their stocks.

Heimaey, in the Westman Islands, is home to the largest puffin colony in the world. It has seen thousands of puffling deaths this summer. “Some years the eggs don’t hatch, and the chicks only survive for a short time. I was in the Westman islands last week, for example, and we found a whole lot of tiny, newly-hatched pufflings there which had most likely died of starvation,” recounted Dr. Annette Fayet, puffin specialist from the University of Oxford in an interview with RÚV. Fayet is in Iceland collaborating with local researchers to tag puffins and set up cameras in order to identify what fish they are feeding to their chicks.

Although puffins are on the list of endangered species, they are still hunted for their meat in Iceland. Fayet says the practice is unjustifiable considering the bird’s population decline, adding that without immediate protective measures, the puffin, alongside many other seabirds, will face extinction.

(抜粋) 多くのパフィン(ツノメドリ)やヒヨコが、この夏、餓死しています、Heimaeyで。 同じような現象がノルウェーやUKの鳥の繁殖地で発生するしています。 UKの研究者の調査によると、地球温暖化と漁業が原因と考えられています。
研究者は、アイスランドの各生息地や、ノルウェー、ウェールズなどを調べました。 場所によってパフィンは劇的に減少しており、地球温暖化が主原因と見なされています。 科学者によると、海洋の温度の上昇によって、冷水を好む魚が北に移動し、海鳥の繁殖地に悪影響を与えています(意訳)。 また、ニシンの子供やウナギなどへの漁業が、つまり、パフィンの主たる食糧の減少になっています。
Heimaey (アイスランド西部)は、世界で最大のパフィン生息地です。 この夏、多くのパフィンが死んでいるのが観測されています。 何年か、卵が孵化しなかったり、ヒヨコが生き延びられなかったりしています。 先週、アイスランド西部に滞在しましたが、例えば、たくさんの( a whole lot of )小さな、生まれたばかりのヒヨコは、多くが餓死しているのを見ました。 また、どんな魚をヒヨコに給餌しているかも観察しました。
パフィンは絶滅危惧種に挙げられていますが、未だにアイスランドでは食肉として捕獲されています。 パフィンの専門家によると、こうした習慣(パフィンを食べる)は、この鳥の生息数減少を考慮するならば容認できないことだと言います。 また、速やかな対策を講じなければ、パフィンや他の多くの海鳥も絶滅に瀕することになるだろうとも語っています。

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パフィンはアイスランドのマスコット的存在らしいですが、ジビエ料理として出されることもあるらしいです。 一方、国鳥はシロハヤブサとのことです。

パフィン減少の要因は一つではなさそうですが、地球温暖化や気候変動への対策は必須でしょう・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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