ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイスランド(Iceland): French Days in Fáskrúðsfjörður

2018-07-27 18:25:29 | 日記
2018年7月27日(Fri.) 昨夜期待した降雨はなし。 今朝も5時45分から畑に行って水遣りです。 一方、台風12号の進路は関東・中部・関西に上陸する恐れもあり、しかも、南東から北西もしくは西に向かうと言う非常に珍しいコースが予測されています。 こちらへの備えも万全にしたいものです。

さて、アイスランドの歴史の一部が解る話題です。 ( ニュースソース: iceland moniter 7月26日発 )

<原文の一部>
French Days in Fáskrúðsfjörður







The town festival French Days will be held for the 23rd time in Fáskrúðsfjörður, the East Fjords, this weekend. The town of 750 is expecting at least 2,000 guests to attend.

María Ósk Óskarsdóttir Snædal, one of the festival’s organizers tells mbl.is that preparations are going well. “We’ll have a lot going on, a busy schedule, starting tonight and into Sunday.” A bike race, appropriately called Tour de Fáskrúðsfjörður, will be held tonight. For those in a less competitive mood, a Tipsy Walk will be taken, and the musician KK will entertain.

Among the weekend’s events will be a race for runners, a costume race, an accordion dance, public singing on the hill, a street market and a national contest in pétanque, a French boule game.

Why celebrate French days in Fáskrúðsfjörður, you may ask. The answer lies in the town’s strong historical connection with France. In the 19th century, mainly after 1830, and until about 1914, thousands of French fishermen came to Iceland’s coasts on sailboats to fish for cod. The fishermen chose Fáskrúðsfjörður as their headquarters, since the fjord is wide and deep and with good access to the fishing grounds.

The fishermen’s lives were filled with hardship, and an estimated 400 of their sailboats perished in Icelandic waters, with 4,000-5,000 French fishermen on board. Dozens of them were buried in Fáskrúðsfjörður.

In 1903, a French hospital was built in the town and opened the following year, to French and Icelandic patients alike. A major renovation of the hospital was completed in 2014, along with the surrounding French houses. These buildings now house a hotel, a restaurant and a museum in honor of the French fishermen.

The French town of Gravelines is Fáskrúðsfjörður’s sister town, and the connection between the two towns is strong. The festival is part of the commitment to honor the memory of the French fishermen.

(抜粋) 街のフェスティバル、23回目のフランスの日が Fáskrúðsfjörður, the East Fjords で今週末開催されます。 街の750人とゲスト2,000人の参加が期待されています。 主催者の一人によると、準備は万端。 大変ですが、今夜から始まって日曜日までです。 Tour de Fáskrúðsfjörður と呼ぶ自転車レースは今夜開催、ほろ酔いウオークやミュージシャンの参加もあります。
週末イベントで、ランニングレースやコスプレ競技、アコーディオンダンス、歌、ストリートマーケット、その他のイベントも行われます。
何故、フランスの日を祝うか? 貴方は問うでしょう。 それは街の強い歴史的な関係がフランスとの間にあるからです。 19世紀、1830年以降、そして、1914年頃まで、多くのフランス人の漁師が船に乗ってタラを獲りにアイスランドにやってきました。 そして、この街を本拠地にしたのです。 このフィヨルドは広くて深くて、アクセスにも適していたからです。
この漁師の生活は困難を極め、推定で400の船が、4,000〜5,000人の乗組員と共にアイスランドの海に沈みました。 そして、彼らの多くがこの街に埋葬されているのです。
1903年、フランスの病院がこの街に建てられ、翌年、オープンしました。 また大規模な改修が2014年に完成しました。 ここは、フランス人漁師を讃える記念としてのホテル、レストラン、博物館になりました。
The French town of Gravelines (フランスの街)は、ここと姉妹都市になっています。 この二つの街の関係は強固なものになっています。 このフェスティバルは、フランスの漁師を讃える一つにもなっているのです。

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人口が多いとは言えない街ですが、歴史背景もあって、こうしたイベントを続けていることのようですね。 続けることは大変でしょうが、継承すべきことの一つでしょう。 大規模にすることが目的ではなく、持続可能であることが大切なのでしょうね、多分。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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