ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツからの情報: ヨーロッパへの難民問題で緊急会合!

2015-08-30 22:32:36 | 日記
2015年8月30日(Sun.)、ドイツやイギリス等でEUに流入する難民問題について報道しています。 それによると、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、イギリス(ロンドン)が緊急会合を呼びかけています。(ニュースソース: DW-DE,BBC)





<原文の一部>

Paris, Berlin, London call for urgent meeting on EU refugee policy


The EU needs immediate action to deal with the influx of immigrants, the interior ministers of Germany, France and Britain have said in a statement. The three countries urged new "hot spots" for registration of refugees.

EUは、難民(移民)の流入に対する迅速なアクションを必要・・・と、3カ国の内務大臣が声明で発表しています。そして「hot spots(ホット スポット)」と呼ぶ移民の登録機関(入管のような)の設置を提案しています。


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In addition, the representatives of the three biggest EU countries called for the establishment of "hot spots" in Greece and Italy, allowing the authorities to take fingerprints and register the incoming migrants. The checkpoints should be established by the end of the year, the ministers said.

加えて、3カ国の代表は、そのホットスポットをギリシャとイタリアに設けるよう進言しています。入ってくる移民たちの指紋を採ったり登録することを行うこととし、今年の年末までに設立するべきとも言っています。


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Also on Sunday, French Foreign Minister Laurent Fabius urged "Europe as a whole" to assume its responsibilities towards the refugees.

また、日曜日、フランスの外務大臣は、ヨーロッパ全体として、この難民問題に責任を持つべきだとも言っています。(他に、ヨーロッパの東方面のいくつかの国々は、役割分担を果たしていないことや、ハンガリーが行ったセルビアとの国境に有刺鉄線を張ったこと等を非難しています。)

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移民・難民の主な流れがわかります。ハンガリーにはセルビアを通ってくることがわかります。



以下はBBCの掲載した写真です。






批判を受けているハンガリーのセルビア国境地帯に設けられた有刺鉄線・・・。




こんなに、多くの難民が生死を賭けた逃避行を試みているにも関わらず、日本国内はどうでしょうか。全く稚拙で愚かな安倍政権のために、日本の国民の総力をあげて安倍政権打倒に全精力を注いでいます。今日(8月30日)は、国会前に主催者発表で12万人(警察発表で3万3千人)のデモ、さらに、全国300ヶ所以上で集会・デモが繰り広げられています。私も名古屋市内のそれに参加してきました。

こんな愚かな政治のために、日本国民は余分な精力を費やすことになっています。もっとまともな政権ならば、真の世界平和に貢献するための努力にも、また、その一つの貢献として、ヨーロッパ等を襲う難民問題にも手助けができるのではありませんか。


安倍の言うマヤカシの積極的平和主義は、まさに戦争企業家のようなレベルの思考であって、兵器や原発までも輸出して金儲けをしようとしている「死の商人」でもあります。こんな低次元の人間に、他国で困っている人たちに、高い精神性を持って救いの手を差し伸べることはできないでしょう。

ヨーロッパに於いても、日本国内での混乱は伝えられているようです。EU各国から見た極東の国JAPANは、やはりエコノミック・アニマルとして「奇異の目」で見ていることでしょう。これらの大半の責任は、為政者である安倍政権や、それを支持する自民・公明の与党関係者、はたまた、それらの代議員を支持している金銭的恩恵者たちにあると言えましょう。

国民を守る基本は、専守防衛の範疇のみです。集団的自衛権の行使は、どのような限定条件を付しても、相手国からすれば「関係ないこと」であり、戦禍に巻き込まれることを否定できません。そうした武力外交で国民を守ると言うのは詭弁であって、その考えでは守れないのです。また、過去の歴史に全く学んでいないことを暴露しています。ハッキリ言って「馬鹿」です。


真の外交力を構築すべきです。人的国際交流をあらゆる年代・階層で深める・高めるべきです!!! (オスプレーを導入する等の費用を、他の事業費に振り当てるべきです。)


繰り返し繰り返し同じようなことを綴ることも疲れます。しかし、安倍一派を政権の座から引きずり降ろすまでは、やめるわけには参りません。そう思いませんか?