ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ: オクトーバー・フェスタの話

2015-08-20 21:09:35 | 日記
2015年8月18日のドイツ情報です。(ニュースソース: THE LOCAL DE) 2015年のオクトーバー・フェスタの公式マグカップが決ったと言うニュースが流されました。

昨今では、日本の主要都市でもドイツのオクトーバー・フェスタを紹介するイベントが開かれています。但し、名前が示す通り本場ドイツでは10月にかけて開催されるフェスティバルなのですが、日本では時期をずらした7月とか8月などに開催されているようです。

このビール祭り、本場のドイツ・ミュンヘンでは、毎年、9月の下旬から10月の初旬にかけての約2週間開かれるものです。


(2015年 公式マグカップ)


<原文の一部>

The Oktoberfest, the world's largest folk festival, will last from September 19th to October 4th.

There has been controversy this year as organizers announced that a litre of beer will cost more than 10ユーロ for the first time ever.

今年のフェスタは9月19日から10月4日までの開催です。

主催者が発表した1リットルビールの値段が、初めて10ユーロを超えそうだということが物議をかもしているそうです。



以下の写真は2014年の同フェスタの様子です。






























ちなみに、2014年のそれは、600万リットルのビールと、720人の逮捕者、48人の迷子が16日間の会期中に記録されたとの報道もあります。ちょっと想像できないレベルです。



実は、2013年の8月中旬から11月中旬の3ヶ月間に渡ってドイツに滞在した時、可能であればミュンヘンのオクトーバー・フェスタに行ってみたかったのですが、滞在地であるドイツ北西部のノルトライン・ヴェストファーレン州(ラーデン)からミュンヘンへは、直線距離でも500km以上あり、その計画は断念したのでした。

現地に行っていないので、実態は確認していませんが、聞くところによると、会場での使用容器(グラス、皿など)は全てリターナブルなもので、使い捨て容器は一切ないとの話です。そのため、容器の洗浄用の装置も搬入されているらしい・・・、これも見たかったのです。(環境面で)



それにしても、楽しい祭りでしょうね。上記の写真にも含まれていますが、会場は巨大なテントで覆われているそうで、雨天も気になることはないようです。 行ってみたいですね~!

そして、地域ごとの特色(独自性)を出しつつ、伝統も守りながらこうしたことを続けること。大切なことの一つではないでしょうか。

中世の数百年間を、およそ300を超える領邦国家として存続してきたドイツだからこその特質もあるようですが、守るべきは守りつつ、革新するところは前向きに取り組む姿勢・・・・。 ここにも見習いたい部分があるように感じています。