倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

石田梅岩と渋沢栄一Eiichi Shibusawa and Baigan Ishida .

2015-08-10 09:16:32 |  縄文心導ヒーリング


ー商人が儲けるのは武士が禄をもらうのと同じー
渡部
「梅岩先生は二男でしたね。だから家を継いだ人ではないのでしょう。」

石田
「ええ。自分は家の政(まつりごと)には責任がないといっています。その

上で独身を通してこの道を極めてみようと覚悟披露しています。」

渡部
「独身だから直系の子孫はいないわけですが、しかしその思想は日本人

中で生き続けました。げんだいしそうから見ますと、渋沢栄一は石門心学

は知らなかったけれども、やろうとしたことはその150年くらい前の梅岩

先生と同じだったと私は思うんです。」

石田
「ほう、渋沢栄一さんが梅岩先生と同じことを」


渡部
「梅岩先生の頃は士農工商といって、商は一番下に置かれていたでしょう。

梅岩先生は、そういう商人の意識を高め、商人にプライドを持たせました。

決して下に見られるようなことはない、士農工と同じだと。「商人が商売

をやって儲けるのは、武士が殿様から禄を貰うのと同じことだ」と喝破し

たんですね。考えてみれば確かにそうなんです。いや、殿様というのは

百姓から取り上げて自分の家来に配っているだけだから、商人の方が

立派だといってもいい。大阪や京都の商人が梅岩先生に惹かれた理由は

、そういうところにもあると思います。」

石田
「梅岩先生はそこまであえて言わなかっただけですね(笑)」

渡部
「言えばやっぱり武士から怒られますから、武士に劣らないというところ

で留めているわけです。(笑)」

石田
「もちろん梅岩先生は、商人が一方的 い金儲けをすることを勧めたわけ

ではありませんでしたね。商道の本質である勤勉、誠実、正直 に立ち返

り、仁義礼智を備えれば、お客様からの信を得て商売も繁盛することを

説きました。」

コメント
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