倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

世界に誇れる梅岩哲学The Baigan philosophy of which the world can be proud.

2015-08-06 09:17:04 |  縄文心導ヒーリング
ーすべての教えを磨き草にー

石田

「渡部先生は、梅田梅岩先生の教えを高く評価してくださって・・・」

渡部

「普通の文明国では、道徳の起源をたどって行くと、宗教を始めたよう

な偉い人の教えから来ているようです。例えばキリスト教であればキ

リストの教え、仏教であれば釈迦の教え。そういうものになるべく近づ

こうというのが普通の道徳のあり方です。

ところが、梅岩先生の残した心学というのはそうではないのです。

発想が逆で人間には心があるという所から始まるんです。だから、心を

磨くためには、神学でもなんでも構わないと。世界の道徳の起源を18

0度変えていると私は思うんです。

石田

「なるほど。」

渡部

「日本には,シナにおける孔子だとか、インドにおける釈迦だとか、中近

東における釈迦だとか、あるいはギリシャにおけるソクラテスとか、そう

いう世界的に知られた大哲学者、あるいは大宗教家はいないんですよ。

今日本には空海や道元がいるじゃないかといっても、お釈迦様より偉いわ

けではないでしょう。

同様に儒教で偉い人がいるといっても孔子より偉いわけがないし、哲学で

もキリスト教でもプラトンやキリストより偉い人はいない。

ところが梅岩先生の考えでは、そういう偉い人達はすべて」、心を磨く「

磨き草」になるんですから、世界に日本が誇る哲学があるとすれば、「私

は心学だと思います。

石田

「あぁ、世界に誇れるものだと。」

渡部

「ところが心学というのは、江戸時代の知識人というか、儒教の本流の人た

ちからは軽蔑されていたんです。

これは浮世絵と似たところがありましてね。当時は雪舟が描くような水墨画

だとか、狩野派だとか、そういう大名,公家などに認められる絵師の格が

高くて、浮世絵というのは、町人、女、子どものものとして軽蔑されていま

した。ところが、独創性重んずる世界のモノサシで見ると、いくら雪舟とい

っても大陸の南画の系統の末端に属するだけなのに対して、浮世絵は他に例

がないということで抜群に評価が高いんですよ。同じように、心学は日本が

生んだ世界に誇るべき哲学、道徳学であろうと私は考えています





*石田梅岩研究家の竹村英二氏(竹村健一先生の次男になる方)はイギリス

で英語版石田梅岩の本を書かれています。

日本の技術力はこれからますます世界に進出して行きます。

日本だけを考えるという時代ではなくなって行きます、私なんかも海外で仕

事をしていて、考え方の違いに戸惑いながら、失敗もあったり、勉強になり

いろんな回り道をして来ましたが、石田梅岩の「自分の為に、人の為に、社

会の為に」この三つを幹にして、日本の国際化をしっかり自覚して行けば、

異質なものに触れても、自分が見えてくると思います。

コメント
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