自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

ひとりひとりの音をあつめて

2004年12月26日 | 自由の森のこんなこと
「ひとりひとりの音をあつめて」というテーマの音楽祭は泣いてしまったSさんだけでなく、「こんな若者達が中学生も高校生もいっしょになって歌っている姿を初めてみました」という驚きと感嘆の声がたくさんよせられました。

ひとりひとりの音を集めるだけでなく、お互いのハーモニーにして、そのハーモニーをお互いが微笑みあえるみんなの姿が、まぶしいくらい素敵でした。暗い戦争や事件が多かったこの1年に、お互いを認めあい、支えあえるみんなの自然さが、人間の本来の豊かさをみせてくれていたのではないでしょうか。


 中学生達がどのクラスも一生懸命に歌っていたのはジーンとしました。この1年で各学年が、確実に自分の表現と他の人との表現をつなげる事を楽しみ成長していましたね。

 ひとりひとりの音は、感性の違いや表現の違いによるもので、それが集まる事で、もっと多様で自分だけの音だけでは気づけない、豊かさや美しさ、楽しさを創っていきます。

 そのことをよく知っているみんなだからこそ、こういうテーマが選ばれたのでしょう。学校はそういう多様な意見・感性、表現がお互いを認めあう事によってより豊かな場になるということを、この音楽祭で確かめられました。とっても良かった音楽祭でした。Wunderber!!(すばらしい)

モルゲン
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