自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

「教育フォーラム@飯能」が行われました。

2009年10月18日 | 自由の森のこんなこと
教育フォーラム「学び力」を育てる!

今年初めての企画ですが、保護者のみなさんのご協力をえて、「教育フォーラム『学び力』を育てる!」を開催しました。

ちまたでは依然として学力問題が騒がれていますが、このフォーラムでは、中学校から大学までの10年間を見通して、どのような力を、どのように育てていくのかについて、考えてみることにしました。自由の森の中高の校長と、駿河台大学の副学長原聰先生との3人がパネラーです。原先生は、心理学が専門の研究者であると同時に、自由の森学園の卒業生保護者という顔もお持ちです。

原先生は、大学生の就活の実態とそこで問われる力について詳しく話してくださいました。そのなかでは、「社会人基礎力」というようなものも紹介され、企業がどういう人材を求めているかをグイグイ語ります。後半は、「大学人だけで学生を育てることは難しい。リアルな現場の体験と世代間のコミュニケーションを経験 させる事で、学生が変わっていく」と話され、今、進めている街づくりプロジェクトと森林文化の授業について報告して下さいました。

中野さんは、中学校教育において「学ぶことの根っこ」を育てることが重要だと語ります。
自由の森では、学ぶことを嫌いにさせないということを意識して、授業を行なう必要を訴えました。

私は、青年期とはどういう時代かということ、高校から社会への「渡り」のあり方についてお話ししました。とくに、「やりたいことが見つからない」という問題についてどう考えるべきかについてお話ししました。

飯能市民会館で行ったにもかかわらず、遠方からも参加してくださった方、関心を持った学生の方など、来場してくださった皆さま、ありがとうございました。
また、企画から当日の運営まで、何から何まで保護者のみなさんに担っていただきました。この場をお借りしてお礼いたします。
鬼沢真之
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