自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

自森ンピックを終えて 保護者の声

2007年06月01日 | 自由の森のこんなこと


悪天候の影響で開催が危ぶまれていた自森ンピック(自由の森の体育祭)が、雨上がりのさわやかな環境のもとで開催されました。1つの行事を中学一年から高校三年生が、お互いを配慮しあいながらチームワークを作り、一年で一度の点数序列?!の祭典を楽しみました。


今年は保護者達がそれぞれの担任の名前をのぼりにしたり、昼休みにカレーをつくったりして場を盛り上げていました。



はじめての自由の森学園の行事に参加した、新中学1年生の保護者からのお便りを紹介します。

「自森ンピック、楽しい一日でした。授業参観の日に、(中学生から高校生までの子ども達が進行や審判までとりしきるので、何をやっているのか分からないような時間もあるけれど、驚かないで下さいね)という主旨の説明が先生からありましたが、いえいえどうして、子ども達の予想以上にきびきびと行動しているので、終始感心していましたよ。(この事前の説明があったからこそ、余計にそう感じる事ができたのかもしれませんが・・・)
そして、競技のルール説明と審判の判定が予想以上に細やかで、
「だれもが気持ちよくこの一日を楽しめるために必要な約束は、自分たちで守っていこうよ!」
という実行委員会の気迫が伝わってきました。私は実行委員のテントの後ろにいたときもあるのですか、音響さんも、用具や審判係さんも、みんな良い顔をして働いていましたね。そして先生達は本当に手を出さずに見守り、子ども達のやりたいことのサポーターに徹しようとしているのだなと感じました。(もちろん子ども達に任せるまでの、地道な土台づくりがあってこそできることだと思いますが・・・)教員がマイクを握る事も皆無で、校長先生のあいさつもない運動会は初めての経験でしたが、少しもおかしくはないのですね。自然な流れでした。
「子ども達の力でここまでできるのだ」と驚き、わずかこの一日を見ただけの保護者が子どもの可能性に感動するのですから、実行委員や応援団をした人たちは、準備期間の労力とひきかえに、どんなにか自分への自信と仲間への信頼を育んだ事だろうかと思います。
そして、そんな素敵な先輩達の姿や涙に触れる事ができた子ども達ひとりひとりも、憧れをふくらませつつ、同じような思いに近づくことができたのではないかなと思います。」

モルゲン


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする