夏休みの初日、中学1年生の八ヶ岳登山につきあって来ました。
昨年までの日程を変更して梅雨の時季を避けたのですが、あいにくの雨。それも大雨注意報(警報?)です。
一日目はウォーミングアップで白駒荘から高見石まで登りました。たいした距離ではありませんが、登山道は池のようで足場を選ぶのが大変です。やっとのことで高見石小屋に着き、岩山をよじ登ります。天気がよければ白駒池が真下に見えるのですが、残念ながらガスがかかっています。しかももの凄い風。下手に立ち上がろうものなら吹き飛ばされてしまいそうです。このスリル満点の岩山にみんな興奮していました。
夜は小屋のご主人辰野さんのお話。
水を含んだ木が割れる「凍裂」、「倒木更新」、シカ害や酸性雨の話しなど、中学1年生にはちょっと難しかったかもしれないけれども、みんなしっかり聞いていました。教室の学びとはちょっと違うリアルさを感じていたのかもしれません。
翌日はみんなの願いも空しく、朝からどしゃ降りでした。
昨晩の聞いた話の植物や森をどうしても見たいという有志だけで、白駒池一周に出かけました。観光客が運んだオオバコを見たり、コメツガの葉がが変色した様子を見ました。こんな美しい森にも変化の波が押し寄せています。小屋に着くころ、突然雷鳴がとどろきました。そろそろ遅すぎる梅雨明けかな。
最後はみんなそれぞれ感想文を書きました。
ほんとに雨ばっかりだったけれども、彼らの目には何がうつったのでしょうか。
おにざわ