自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

人・森・地域 いきいきフォーラム

2005年09月20日 | 自由の森のこんなこと
 18日、自由の森で「人・森・地域 いきいきフォーラム」が開催されました。さいたまグリーン・エコツーリズム協議会からぜひ自由の森で開催したいとの申し入れを受けて実現したものです。
 話はいつのまにか、自由の森の生徒による発表が組まれていて、「林業講座」はちょっとしたパニックになりました。野外での作業はオテノモノですが、人前で話をするのは大の苦手。しかも環境保護活動に関わる大人相手ですから、不安はかなりのものです。とにかく、引き受けるということにし、発表者は後から考えるとして、活動報告をみんなで分担して作成しました。はじめは発表者になるなら講座をやめると言っていたA君がなぜかナレーションは任せろと引き受けたあたりからちょっと流れが変わります。各人の文章をつなぎ、文体を整え、何とかまとめることができました。


 しかし、前日に読んでみると、15分にもなりません。そこで、急きょ全体のまとめの文章を3年生のS君が引き受けます。当日朝までかかって、しっかりB5で2枚を書いてきました。内容もまずまず。
 画像の配置はO君がやってくれました。原稿のどこで変えるのかを詳しく決めています。「林業講座」初のプレゼンテーションはこうして完成したのです。

 さて、フォーラムはじめの発表は「地球市民」講座のドイツ研修旅行の報告。庭園博覧会の内容を詳しく報告しました。さすがに慣れたものです。次は「林業講座」。ほとんど学校外での活動なので、同じ自由の森生でも何をやっていたのか知る人は少なかったようでした。その意味で今回の発表は良かったと思います。3番目は夏ごろから動き始めている「菜の花プロジェクト」。小岩井を菜の花で埋めつくし、その油を使って料理を作り、廃油を使ってカートを走らせるという壮大な計画です。自由の森の環境系の3つの合同発表も初めてでそれぞれがうまくつながっていくと面白くなると感じます。
 
 午後は飯能の森に関わるお二人(吉野勲氏、井上淳治氏)の講演、そして地域の森を再生するプログラムを考えるワークショップを行いました。
 参加者はそんなに多くなかったけども、発表を作りあげたこと、外の世界とつながれたこと、収穫は大きかったと思います。
 来ていただいた地域の方、保護者のみなさんありがとうございました。

おにざわ

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