モンスター・ペアレントという言葉は、すっかり定着してしまったけど、ヘリコプター・ペアレントなる言葉は初めて聞いた。世の中、まだまだ知らない事がたくさんある(笑)
自分の子供が通う学校などに、理不尽な要求や身勝手な抗議をするのがモンスター・ペアレントな訳だが、ヘリコプター・ペアレントというのは、子供に対して異常なまでの過保護・過干渉をする親を指すらしい。常に上空から我が子を見守り、有事の際には急降下して助けにやってくるヘリコプターみたいだ、というのが語源とのこと。
近頃では、子供の入学式・卒業式はもちろん、受験会場や修学旅行にまでついてくる親も結構多いそうな。今朝の新聞には、大学に入った子供の履修課目について問い合わせてくる親がいる、という記事が載っていた。ま、入学式とかならともかく、修学旅行にまでというのは、はっきり言ってやり過ぎ。
そういえば、僕が大学受験した時にも、会場の前に明らかに受験生の保護者と思われる人が、ちらほらといたなぁ。ただ送ってきただけなのか、試験が終わるまでずっと待っていたのかは分からないけど。
僕の親は、高校までは入学式にも卒業式にも来ていたような気がする。ただ、朝一緒に家を出るのではなく、別々に行動してたけど。高校の卒業式の時は、親が来るなんて知らなくて、式の間中も気づかず、帰宅してから知らされたのではなかったっけ。大学以降は、一切来ていない。今は、入社式にも親が来るらしいけど、うちのは来てない。ま、それで当たり前と思ってたし、小学校の入学式だと、初めて学校へ行く訳で、そりゃ親が付き添っていかないと不安だろうけど、中学以降はわざわざついていかんでも、という気がする。式に参列するかどうか、は別として。
こういう話を聞くと、現代の親は子離れが出来ない云々なんてことより、当の子供たちはどう感じているのかが気になる。お母さんが入学式に一緒に来てくれたら安心、なんて思ってるのか。ついてこられると鬱陶しい、なんて思ってないのかね。僕は、親が来ると鬱陶しいというか、ガキ扱いするな、みたいに思ってたけど。小学校の頃なんて、何でもかんでも親が出てくると、同級生たちにバカにされたので、授業参観なんかも来ないで欲しい、なんて思ってたくらいだ。今の子供たちは、そうでもないのか。
なんというか、近頃じゃネグレクトなんて言葉もあるくらい、親が子供の面倒を全くみない、ご飯さえ食べさせてやらない、なんて話も聞く一方、過剰に干渉する親もいる、という訳で、両極端だよなぁ。適度に面倒みて、適度に放っておく、というのでいいのではないか、と思うけど。そういうのが一番難しいんでしょうかね? 子育ての経験ないから分からないけど(笑)
今の高校生や大学生の親というと、僕と同世代と思う。親の過干渉を経験した世代なのかというと、ちと違うような気がする。だけど、自分が親になると、ヘリコプター・ペアレントになってしまう、という訳だ。となると、知人の皆さんが心配になる(笑) 子供がアラ20(爆)になったら、あまり干渉しない方がいいと思うんですけど^^;