ゴールドラッシュと言えば、カリフォルニアである。かつて、この地で砂金が発見されたことから、一攫千金を夢見る男たちが、全米のみならずヨーロッパからもカリフォルニアに集まってきた。しかし、望み通り金を手にした者はほんのわずか、多くは夢破れて故郷に帰って行ったのだった。
という訳で、金山(かなやま、ではない。爆)である。かつて、日本にも金山は存在した。聞く所によれば、20箇所ほどの鉱山で金が採れたらしい。その中では、なんといっても佐渡の金山が有名だが、その佐渡の金山に次ぐ産出量を誇った金山が、なんと伊豆半島にあったのである。その名も土肥金山(どい、ではなく、とい、と読む)。知らなかった...
なんたって、金山である。現在では閉山しているとはいえ、かつて金が採掘されていたのである。金運を向上させるためにも(笑)、一度は行ってみなければ。
てな訳で、土肥金山へ行ってきた。
う~む、やっぱりパワースポットであるらしい(笑)
とにかく金である(笑)
金だけではなく、早咲きの桜も見れるのだ。
金山へ行こう、と張り切って出発したはいいが、途中の大渋滞に辟易しながら、ようやく土肥金山にたどり着いた我々は、到着してからまず食事をとり、それから坑道→黄金館と見物して回ったのであった。
坑道の手前で、まずお参り(笑)
謎のオブジェもある。『黄金の夢』というらしい。
坑道入り口から中をのぞいてみる。
いざ坑道へ。
これは「山神社」。ここで毎日、作業前に安全を祈願したらしい。
金山には、金を採掘する人だけでなく、坑道を安全に保つための作業に従事する人もいたそうな。男だけではなく、女も働いていたとか。
これは、当時の作業者たちを再現した人形である。今も働いてる人がいる訳ではないので念の為(笑)
坑道を見た後、「黄金館」へ。
これこそ、土肥金山が誇る250キロの金塊である。世界最大の金塊として、ギネスブックにも載ってるらしい。
触ってみた。ひんやりとした感触。ご利益あるといいけど(笑)
そして、土肥金山のもう一つの目玉、砂金採り体験である。
川底の砂を砂金採り用ざるですくい、砂をふるいにかけて、中に沈む砂金を探すのである。腰が痛くなったけど、二人で頑張って、なんとか砂金を収穫できた^^ それがこれ。
分かるかな?(笑)
それにしても、金山だけあり、とにかく金なのだ。
これは250グラムの金箔。土産物売り場も凄い。
上から、クッキー、チョコレート、カステラ。とにかくキンキラキン。すべて金(笑)
この土肥金山は、意外と海のそばにあり、今ではすっかりのどかな田舎町となっているが、金山と港の両方のおかげで、町はかつては非常に栄えていたらしい。鉱山が日本の経済を支えていた時代があったのだ、と思うと、感慨深いものがある。そんな想いとわずかの砂金を手に(笑)、我々は帰路に着いたのであった。帰りは、やっぱり大渋滞だったけど(笑)