日々の覚書

MFCオーナーのブログ

1984

2024年07月28日 10時21分14秒 | 本と雑誌


なんだかんだでパリ・オリンピックが開幕した。競技によっては、数日前から予選がスタートしている。選手の皆さん、頑張って下さい。

で、関係あるようなないような^^;、レコード・コレクターズ最新号の特集は1984年ということで、この年に発表されたアルバムの中から、例によってライター諸氏がベスト・アルバムをセレクトしている。1984年...もう40年前なんだね(爆)

1984年と言えば、僕はまだ学生で、なんの気苦労もなく脳天気に日々を過ごしていた。この年も2024年と同じ閏年で、同じようにオリンピックが開催された(当たり前だ) ご存知、ロサンゼルス・オリンピックである。ただ、40年前の方が、代表選考も含め、早くからオリンピックは盛り上がっていたように思う。2024年と1984年を比べてみると、オリンピックが開催された、というのと、新札が発行された、という共通点があるのに今気づいた(笑) 僕としては、1984年といったらロス・オリンピックであり、中日ドラゴンズが開幕からジャイアンツに14連勝した年である(笑) 僕個人は、前述の通り学生で、大学の軽音楽サークルでのバンド活動に精を出し、夏休みには、地元の仲間と組んだバンドでチャリティ・コンサートに参加したりしてた。あ、もちろん、それなりに勉強もしてましたよ(笑)ゼミ合宿も行ったしレポートも出したし。キング・クリムゾンの来日公演を見に行ったりもしたな。学園祭で南佳孝も見た。ま、そんな年なんです(爆)

で、最新号のレココレによると、1984年は「シンセサイザーや新たな機材の普及で独特の音響が生み出され、新進アーティストからベテランまでが、80年代の空気を反映したサウンドを刻んだ」作品が数多く発表された年らしい。ふ~む、そうだったのか(笑) でも確かに、1983~85年というのは、今思えば実に80’sらしい作品が発表された時期であったとは思う。

レココレ最新号では、1984年のアルバムから138枚(!)がセレクトされている。その138枚は順位は付いてないが、1位から順番に並んでいるのだろう、という解釈で、1番目から10番目に紹介されているアルバムはというと、

1984/バン・ヘイレン
背徳の掟/ジューダス・プリースト
カフェ・ブリュ/スタイル・カウンシル
ボーン・イン・ザ・USA/ブルース・スプリングスティーン
パープル・レイン/プリンス
ダイアモンド・ライフ/シャーデー
焔/U2
誰がアート・オブ・ノイズを・・・/アート・オブ・ノイズ
メイク・イット・ビッグ/ワム!
ライク・ア・バージン/マドンナ

いやいや、いかにも80’sって感じ。スプリングスティーンやプリンス、マドンナあたり、80’sの象徴と言ってもいい。もしここに『スリラー』があったら、もう80’s以外の何物でもない(やや意味不明)
と、ここで、ビルボード誌の1984年間アルバム・チャートのTOP10を見てみると、

1位・・・スリラー/マイケル・ジャクソン
2位・・・スポーツ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
3位・・・オールナイト・ロング/ライオネル・リッチー
4位・・・イノセント・マン/ビリー・ジョエル
5位・・・カラー・バイ・ナンバーズ/カルチャー・クラブ
6位・・・1984/バン・ヘイレン
7位・・・イリミネイター/ZZトップ
8位・・・シンクロニシティ/ポリス
9位・・・フットルース(オリジナル・サウンドトラック)
10位・・・セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー/デュラン・デュラン

集計期間の関係もあり、前年の1983年発表のアルバムが多くランクインしてるのは仕方ないかも。こちらも、いかにも80’sな顔ぶれなんだけどね^^; 『ボーン・イン・ザ・USA』『パープル・レイン』『メイク・イット・ビッグ』『ライク・ア・バージン』あたりは翌1985年度の年間チャートのTOP10にランクインしている。
で、続いて、MFCオーナーが以前MFCの企画で発表した「80年代ベスト・アルバム」から1984年のを紹介させて頂くと、

オールナイター/グレン・フライ
アリーナ/デュラン・デュラン
フットルース(オリジナル・サウンドトラック)
アイランズ/カジャグーグー
アイソレーション/TOTO
ライク・ア・バージン/マドンナ
メイク・イット・ビッグ/ワム!
ロンリー・ハート/イエス
天使か悪魔か/ジョン・クーガー・メレンキャンプ
ボリューム・ワン/ハニー・ドリッパーズ

発表時期が混乱してるのもある^^; 『ロンリー・ハート』と『天使か悪魔か』は共に1983年発表。ヒットしたのとよく聴いてたのが1984年だったもんで、勘違いしたのだろう(笑)

レココレとビルボードとMFCオーナーの「1984」、意外と共通した雰囲気を感じるけど、どうでしょう?(笑) マドンナとかプリンスとかデュラン・デュランとか、80’sぽい音作りではあるが、今聴いてもさほど時代を感じる事はないけど、『ボーン・イン・ザ・USA』は、わぁ80’sって感じ(笑) あと『フットルース』とか。

1984年のアルバムたち、なつかしさを感じる反面、レココレのランキングだと、下位の方になると知らない名前も結構あったりして、やはり奥は深い(苦笑) 上位のような、ある種きらびやかな音像のアルバムばかりではなく、コクトー・ツインズとかキュアーとか、ちょっと暗いイメージのバンドも選出されていたりして、なんだかんだで一筋縄ではいかないのだ。いつの時代も同じなんだけどね。

という訳で、オリンピックも開幕した今、40年前に思いを馳せてみるのもいいかもしれない(なんのこっちゃ) 僕自身は、若かったせいもあり、1984年はキラキラしてたような気がする(爆) まだ夢も希望もあったしね。うむ、良い時代だった(爆爆)

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記念

2022年10月30日 17時43分42秒 | 本と雑誌

前にもネタにしたが、レコード・コレクターズが創刊40周年という事で、4号に渡り、60~90年代までの各ディケイドごとのベスト・アルバム200を選出していたのは皆さんご存知の通りで^^;、その後、なんと、その各ディケイドごとに選出された200枚×4=800枚をノミネート作として、その中から60~90年代の40年間のロック・アルバム200を改めて選出する、という企画を、レココレは臨時増刊号でやってしまったのである。ま、なんというか、意味のある企画なのかどうか、さっぱり分からないが(笑)、なんだかんだでこういうの好きなので、つい臨時増刊号も買ってしまった(爆) ま、とにかく、40周年おめでとうございます(遅)

これも言ったかな、この臨時増刊号では、レココレのライター諸氏が選出したベスト・アルバム200を紹介するのみならず、読者投票によるロック・アルバム200も掲載されている。↑と同じように、既に発表された各ディケイドごとの200枚×4=800枚を候補として、その中から20枚を選んで投票する、というものだ。一応、各々1位から20位まで順位を付けて投票し、編集部で、1位=20点・2位=19点....20位・1点と集計して、合計得点で順位を決める、というシステム。

という訳で、毎度の事ながら(笑)、その結果を紹介させて頂く。いつもは10位までだけど、今回は記念なので(笑)、20位までご覧頂きます。まずは、レココレのライター選出のロック・アルバム上位20枚。

1位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
2位・・・ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ
3位・・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
4位・・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
5位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
6位・・・リメイン・イン・ライト/トーキング・ヘッズ
7位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
8位・・・勝手にしやがれ/セックス・ピストルズ
9位・・・狂気/ピンク・フロイド
10位・・アー・ユー・エクスペリエンスド/ジミ・ヘンドリックス
11位・・彩/スティーリー・ダン
12位・・レッド・ツェッペリンⅣ
13位・・ネバーマインド/ニルバーナ
14位・・オデッセイ・アンド・オラクル/ゾンビーズ
15位・・リボルバー/ビートルズ
16位・・マーキー・ムーン/テレビジョン
17位・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ
18位・・ブロンド・オン・ブロンド/ボブ・ディラン
19位・・ジョンの魂/ジョン・レノン
20位・・オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン

各ディケイドで1位になったアルバムは4枚共ランクインしてる。つーか、この20枚うち17枚までが、各ディケイドのランキングで上位10枚に入ってて、例外は、15位のビートルズ、17位のボウイ、18位のディラン、の3枚。順当と言えば順当。60年代~70年代のアルバムが20枚中18枚を占める、というのはライター諸氏の年齢等を考えると当然。けど、以前とは違う評価のアルバムというのもあって、14位のソンビーズなんてかなり意外。多分、前回レココレ25周年のランキングでは、こんな上位にいなかったはずだ。これはライターも認めていて、出た頃は評判にならなかったけど、時間が経つにつれて評価や人気が上がる作品やアーティストというのは、やっぱりある。それにしてもゾンビーズとは...昔、ネット仲間のイアラさんが、この『オデッセイ・アンド・オラクル』を大絶賛してて、あの頃は入手困難だったのか、知り合いに音源を配りまくっていた。実は僕も貰って聴いた。確かに良かった。イアラさん、元気かな?^^ 

レココレのライターは、このゾンビーズと共に、『ペット・サウンズ』も80年代以降評価が高まったアルバムと言っているが、それはどうなんだろう。僕が20才頃に買った北中正和とかまち潤共著の『ロック名盤ガイド100』という本で既に『ペット・サウンズ』は紹介されていた。CD時代になってから、レコード会社が再発するようにプッシュし始めたのでは、という気がするが。

で、思い出したが、それに絡んで少々マニアックな話があって、たぶん90年代初頭の事と思うが、東芝EMIが60~70年代のアルバムを廉価で再発した時、『ペット・サウンズ』にボーナス・トラック1曲を追加した。それは日本盤のみの仕様で、本国の許可を取っていなかったらしく、後で回収命令が出て、ボートラ付きは廃盤となったが、何枚か市場に出たので、回収前に買った人はレア盤ゲット出来てラッキー、という話^^実際、高値がついたらしい。

続いては、読者投票による上位20枚。

1位・・・アビー・ロード/ビートルズ
2位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
3位・・・狂気/ピンク・フロイド
4位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
5位・・・レッド・ツェッペリンⅣ
6位・・・ザ・ビートルズ/ザ・ビートルズ
7位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
8位・・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ
9位・・・ホテル・カリフォルニア/イーグルス
10位・・レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ
11位・・いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
12位・・リボルバー/ビートルズ
13位・・つづれおり/キャロル・キング
14位・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
15位・・彩/スティーリー・ダン
16位・・フィルモア・イースト・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド
17位・・ヨシュア・トゥリー/U2
18位・・ジョンの魂/ジョン・レノン
19位・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
20位・・明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン

ライター選出と被ってるのが11枚、なんというか、似てるようでそうでもない内容だけど、順当には違いない(笑) 80年代以降の作品がU2の1枚のみ、というのを見ても、レココレのライターと読者は、年齢・嗜好が近いのは間違いないと思われる。もっとも、同じデータを元に選定してるんで、結果が似るのは当たり前と言えば当たり前(笑)

ところで、実は僕もこの読者投票に参加してるのである。初めての経験だが、レココレのノミネート作800枚の中から、自分が選定した『MFCオーナーの歴代最高のアルバム500選(未公開・笑)』にランクインされているアルバムを順に20枚ピックアップした。その結果がこれ。

1位・・・オペラ座の夜/クイーン(65位42位
2位・・・狂気/ピンク・フロイド(9位3位
3位・・・ギター殺人者の凱旋/ジェフ・ベック(92位63位
4位・・・チューズテイ・ナイト・ミュージック・クラブ/シェリル・クロウ(圏外圏外
5位・・・アビー・ロード/ビートルズ(61位1位
6位・・・ライブ・イン・ジャパン/ディープ・パープル(188位51位)
7位・・・リオ/デュラン・デュラン(圏外圏外
8位・・・ロンリー・ハート/イエス(圏外圏外
9位・・・ドント・ドリーム・イッツ・オーバー/クラウデッド・ハウス(圏外圏外
10位・・ボリューム・ワン/トラベリング・ウィルベリーズ(圏外198位
11位・・スティール・ホイールズ/ローリング・ストーンズ(圏外184位
12位・・スターズ/シンプリー・レッド(圏外圏外
13位・・幻想飛行/ボストン(圏外59位
14位・・時の流れに/ポール・サイモン(圏外170位
15位・・虹を翔ける覇者/ブラッモアズ・レインボー(圏外150位
16位・・ヒステリア/デフ・レパード(圏外101位
17位・・VS/パール・ジャム(圏外圏外
18位・・明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル(162位80位
19位・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ(17位8位
20位・・バンド・オン・ザ・ラン/ホール・マッカートニー&ウィングス(圏外36位

まぁ、見事に違うわな(笑) (  )内の数字は、臨時増刊号に於ける順位で、赤がレココレライター、青が読者投票。お気づきになったかと思うが、レココレ・読者・MFCオーナーいずれのランキングでもトップ10に入ったアルバムが1枚ある。そう、ピンク・フロイドの『狂気』だ(レココレ9位・読者3位・MFCオーナー2位)。これこそが、誰もが認める真の名盤と言っていいのではなかろうか(爆) それ以外はてんでバラバラ(笑) ま、それが面白いのであって、前から言ってるけど、誰にもその人なりの名盤があるもので、それを皆で見せっこすると楽しいだろうな(笑) そういう、どーでもいい事をあーだこーだ議論すると、酒も進むかと(爆)

『MFCオーナーの歴代最高のアルバム500選』近日公開予定です。乞うご期待(いねーよ)

ところで、僕もレココレの読者が選ぶロック・アルバム200に投票したのだが、その際、投票者は1位に選んだアルバムについてコメント(1位に選んだ理由)を書けるようになっている。で、もちろん僕も『オペラ座の夜』に関するコメント付きで投票した訳で、場合によっては掲載されるかもしれません、という事だったのだが、なんと、臨時増刊を買って見てみたら、僕のコメントが掲載されているではないか。予想してなかったので、なんだか嬉しい^^

わざわざ塗りつぶす必要はなかったのかもしれないが、ここに僕の本名が印刷されています(笑) ご存知の方はご存知ですね(笑)

還暦のいい記念になりました(笑) ありがとうございます。

しかし、何故僕のが採用されたのだろう? 内容が良いから、と言いたいが、そんな事はあるまい(爆) もしかすると、『オペラ座の夜』を1位にした人はいなかった、つまりコメント書いた人は僕以外にはいなかった、とか。ま、そんなとこかも(笑)

記念と言えば、ユーミンこと松任谷由実も今年デビュー50周年らしい。凄いな。それを記念して、『ユーミン万歳!』というベスト盤が出ている。3枚組50曲。早速買って聴いてみたが、改めてユーミンの凄さに恐れ入ってしまった。本当にこの人は凄い。近いうちに、当プログでもユーミンについて書かせて頂こうと思ってますので、お楽しみに(いねーよ)

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アニバーサリー

2022年07月31日 10時55分49秒 | 本と雑誌

暑中お見舞い申し上げます。

いきなりだが、あのレコード・コレクターズ(以下レココレ)が創刊40周年だそうな。それを記念して、このところ4号連続でベスト・アルバム企画をやっている。

年代ごとにロックのベスト・アルバムを、恒例のライター諸氏による投票で選出しているのだが、今回の特色は、60年代・70年代・80年に加え、90年代のベスト・アルバムも選出していること、それぞれの年代で200枚づつ選出していること、という事になろうか。忘れていたけど^^;、レココレは創刊25周年の2007年にも、同様のベスト・アルバム企画をやっていて、そういえば当ブログでもネタにしたっけか(笑)

90年代のベスト・アルバム企画をレココレがやるようになるとは思わなかったれど(笑)、ま、発行を続けていれば、いつかは直面する課題であり(笑)、さすがのレココレも避けては通れなかった訳だ(爆) 90年代のロックについて執筆出来る人が、果たしてレココレ編集部にいるのかどうか心配だが(笑)、見てみると若いライターも増えているようで、結果としては、なかなか読み応えのある企画となった(90年代に限らず)。ま、とにかく、こういう企画、好きです(爆)

それぞれのランキング紹介に続き、ベスト・アルバム200枚の論評を行う座談会が載っているが、それによると、25周年の時とは内容がかなり変わっており、それは、選者の若返り等により、リアルタイムで聴いていた人たちの感覚ばかりではなく、後追いの人たちの感覚も反映された結果で、いわば当時の評価と現代での評価(後からの評価)がプレンドされたもの、と言っていいらしい。なるほど。逆に、比較的歴史の浅い90年代は、当時の評価・人気が色濃く反映されているようだ。

で、これも恒例だが(笑)、各年代のレココレのベスト・アルバムの上位10枚を紹介させて頂く。

60年代
1位・・・ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ/ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ
2位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
3位・・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
4位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
5位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
6位・・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
7位・・・アー・ユー・エクスペリエンスド/ジミ・ヘンドリックス
8位・・・レッド・ツェッペリン/レッド・ツェッペリン
9位・・・オデッセイ・アンド・オラクル/ソンビーズ
10位・・ハートに火をつけて/ドアーズ

70年代
1位・・・彩(Aja)/スティーリー・ダン
2位・・・狂気/ピンク・フロイド
3位・・・レッド・ツェッペリンⅣ
4位・・・勝手にしやがれ/セックス・ピストルズ
5位・・・血の轍/ボブ・ディラン
6位・・・マーキー・ムーン/テレビジョン
7位・・・つづれおり/キャロル・キング
8位・・・ブルー/ジョニ・ミッチェル
9位・・・オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン
10位・・ジョンの魂/ジョン・レノン

80年代
1位・・・リメイン・イン・ライト/トーキング・ヘッズ
2位・・・ヨシュア・ツリー/U2
3位・・・シンクロニシティ/ポリス
4位・・・ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン
5位・・・スカイラーキング/XTC
6位・・・デイドリーム・ネイション/ソニック・ユース
7位・・・コロッサル・ユース/ヤング・マーブル・ジャイアンツ
8位・・・アバロン/ロキシー・ミュージック
9位・・・サイン・オブ・ザ・タイムス/プリンス
10位・・スティーブ・マックイーン/プリファブ・スプラウト

90年代
1位・・・ネバーマインド/ニルバーナ
2位・・・OKコンピューター/レイディオヘッド
3位・・・愛なき世界/マイ・ブラッディ・バレンタイン
4位・・・オディレイ/ベック
5位・・・タイム・アウト・オブ・マインド/ボブ・ディラン
6位・・・モーニング・グローリー/オアシス
7位・・・ビーイング・ゼア/ウィルコ
8位・・・コロッサル・ヘッド/ロス・ロボス
9位・・・メタリカ/メタリカ
10位・・リバイバル/ギリアン・ウェルチ

なんというか、個人的には、90年代はともかくとして、80年代にも知らないアルバム(アーティスト)がランクインしてるのが驚き。また、80年代以外の各年代に、ボブ・ディランが10位内にランクインしてるのは、単純に凄いと思う。レココレ的と言えなくもないが、今回の特徴としては、ビートルズやストーンズが意外と上位に来ておらず、おそらく若い世代にはそれほど思い入れはないのだろうから、そういう点では、ディランの健闘振りは凄いと思う。

で、これも恒例(爆)この中で自分が持ってるのランキングだが、レココレ選出の200枚で見ると、こうなります。

60年代・・32枚
70年代・・60枚
80年代・・30枚
90年代・・19枚

60年代と80年代がほぼ同数というのが意外(笑) 80年代で持ってるの意外と少ないけど、産業ロック系とかディラン、ストーンズ以外のベテラン勢とかが全くランクインしてないので、仕方ない結果ではある。90年代もこんなもんかな。知らない・聴いた事ない、というのは多いが、コメント読んでたら興味を覚えたのもあるので(ベル・アンド・セバスチャンとかDJシャドウとか)、そのうち買ってしまうかも^^;

ま、こんな風にして過去を振り返るのも、また楽しいものであり、新しい発見もあると思うので、決して後ろ向きに捉えないように(誰に言ってんだ?笑) 昔の事を思い出すのは、高齢者には脳を活性化させる効能もあるっていうし(知らんぞ)

ところで、ベスト・アルバム・ランキングといえば、以前ローリング・ストーンが選出した『500 Greatest Albums of All Time』というのをネタにした事があるが、これにちょっと影響されてしまって(笑)、MFCオーナーの『500 Greatesu Albums of All Time』をやってみようかな、と書いているのだが(笑)、なんと出来上がりました。自分の好きな・よく聴いた・影響された・思い入れの強い・アルバムを1位~500位選出したのであります。凄いというかなんというか...そういう好きなアルバムをリストアップして、評価やら何やらを数値化して、ランキングなので得点順に並べてみた訳だ。我ながらヒマ人だなぁ、と思う(爆)

と、まぁ、そんなランキングなのだか、是非皆さまにご覧頂きたく、1位~10位を掲載させて頂く。だいたい予想はつくでしょうけど、こんな感じ。

1位・・・オペラ座の夜/クイーン
2位・・・世界に捧ぐ/クイーン
3位・・・ダブル・ビジョン/フォリナー
4位・・・ディソレーション・エンジェル/バッド・カンパニー
5位・・・ヘッド・ゲームス/フォリナー
6位・・・ワイルド・ハート/スティービー・ニックス
7位・・・ザ・ミラクル/クイーン
8位・・・狂気/ピンク・フロイド
9位・・・シアー・ハート・アタック/クイーン
10位・・カム・テイスト・ザ・バンド/ディープ・パープル

いかにもMFCオーナー、って感じ(爆) 実は、このランキングを作成するにあたり、順位を付ける為、数式を設定したのだが、この数式は正直言うと『オペラ座の夜』を1位にする為に作られたもので(笑)、それを他にも適用すると、↑の結果となった。自分でも驚きだが、別に的外れではない。確かに、バドカンやスティービーがここに来るとは予想しなかったし、パープルも違うアルバムが来ると思ってたので、意外な結果ではあるものの、この10枚は若い頃、歌詞も全てそらで歌えるのでは、というくらい聴き倒したアルバムばかりなので、納得の結果でもある。

以前から、自分のサイトで『私選名盤100選』というのを公開しているが、今回はそれのグレードアップ版てとこかな。『私選名盤100選』の時は、順位は付けず、また1アーティスト1枚、と規定していたが、今回はアーティスト別の制限はなく、結果、複数のアルバムがランクインしているアーティストが相当いる。なので、500位までのランキングを見ると、同じ人ばっかし、という印象を持つ人が多いだろうな(笑) なので、クイーンの各アルバムのランクイン状況はどうなっているのか、公表させて頂きます。4作は↑上位10枚に入っているので、それ以外はこういう感じ。

44位・・・クイーン・ライブ・キラーズ
62位・・・オデオン座の夜~ハマースミス1975
64位・・・クイーンⅡ
98位・・・ホット・スペース
146位・・華麗なるレース
276位・・戦慄の王女
330位・・ジャズ
349位・・イニュエンドウ

これ以外は500位内にはランクイン出来なかった。500枚の壁は想像以上に高いと言わざるを得ない(なんのこっちゃ)

という訳で、MFCオーナーの還暦記念企画と言っていい(爆)ベスト・アルバム500枚企画であるが、せっかくなので、何らかの形で公開したいと思っている。やはりMFCかな。是非皆さん、お楽しみに(いねーよ)

 

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The 100 Most Popular Rock Bands of All Time

2022年03月16日 07時59分17秒 | 本と雑誌

ウクライナはどうなってしまうのか。この現代において、武力による侵攻なんて考えられないし許されるはずもないというのは当然だが、このままロシアに侵攻され征服されてしまったら、次は日本が同じ目に遭うんじゃないか、と実は心配でもある。なので、ウクライナには頑張って貰いたいし、日本も可能な限りの支援をすべきだ。けど、ロシアは正常ではない。世界中の非難を浴び、経済制裁を受けているにもかかわらず、侵攻を止める気配はない。クーデターでも起こして貰って、プーチンが暗殺されない限り、収束はないような気がする。

閑話休題

以前、アメリカのローリング・ストーン誌が選定する『歴代最高のアルバム100選』というのを紹介させて貰ったが、最近、似たようなのを見つけてしまった。題して『史上最も人気のある100のロックバンド(The 100 most popular rock bands of all time)』、ま、よくありそうなランキングだが、興味を引くのは、これがウォール・ストリート・ジャーナルが発表したランキングだということ。発表されたのは随分前で2018年だそうだが、音楽誌ではないウォール・ストリート・ジャーナルが、何故、こんなランキングを発表したのか? 趣味の世界だけでなく、株価にも影響あるのだろうか? ま、音楽誌でないだけに、興味深いものがある。

人気のあるロック・バンドという、ある意味非常に曖昧な定義だけに、選定の基準が気になったりする。しかも史上と謳うくらいだから、1950年代から現代までが対象になるのだろうし、昔と今では、音楽の聴かれ方もメディアも違う。人気のバロメーターも色々あって、レコードの売り上げなのか、コンサートの観客動員なのか、最近なら配信とかダウンロード数とかなのか、そこいらをどう扱っているのか。一口にレコード売り上げと言うが、100万枚超えが奇跡だった時代もあったし、ちょっと人気があれば当たり前だった時代もある。簡単には比較出来ないのだが、さすがはウォール・ストリート・ジャーナル、単なる好みではなく、人気という物を数値化する独自の方式を用いているらしい。詳しくはこちらで。

という訳で、そのランキングを一部紹介させて頂く。いつもなら、上位10傑の紹介で終わるのだが、今回はこちらの勝手な思惑もあり(笑)30位までご覧下さい。

1位・・・ビートルズ
2位・・・レッド・ツェッペリン
3位・・・クイーン
4位・・・ピンク・フロイド
5位・・・ローリング・ストーンズ
6位・・・AC/DC
7位・・・イーグルス
8位・・・メタリカ
9位・・・ガンズ&ローゼス
10位・・エアロスミス
11位・・フリートウッド・マック
12位・・リンキン・パーク
13位・・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
14位・・マルーン5
15位・・ボン・ジョヴィ
16位・・U2
17位・・バン・ヘイレン
18位・・ジャーニー
19位・・クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
20位・・サンタナ
21位・・シカゴ
22位・・ニルバーナ
23位・・ザ・フー
24位・・ビーチ・ボーイズ
25位・・コールドプレイ
26位・・ドアーズ
27位・・レーナード・スキナード
28位・・グリーン・デイ
29位・・パール・ジャム
30位・・フォリナー

勝手な思惑とやらを、ご理解頂けたかと(爆)

いやしかし、フォリナーが30位とは、良い意味で驚き。正に大健闘ではなかろうか。パール・ジャムには負けたけど、ブラック・サバス(31位)には勝っている。快挙(笑) 今までに成功したロック・バンドなんて、星の数ほどあるだろうに、その中で30位とは...ちなみに、あのキング・クリムゾンですら圏外なんである。フォリナー30位というのが、いかに奇跡的な事か、お分かり頂けますよね?(笑)

前述したけど、このランキングは、レコード売り上げ、コンサートの観客動員、ダウンロード数、SNS等のアクセス数、ネットでの検索数、等々のデータを客観的に集計したものだそうな。フォリナーの場合は、かつてのレコード売り上げが物を言ったのか(笑) ↑の1位~30位にランクインしてるバンドのほとんどは、60年代・70年代から活動してるが、存続していないバンドもあり、にもかかわらず、ここにランクインしてるという事は、過去そして今に至るまでのレコード売り上げの比重が大きかったのだろうな、と思う。考えてみると、これも凄い。ま、今はツアーで稼いでそうなバンドもいるけどね(笑)

100位までのランキングはこちらで。ご贔屓のバンドがいない、なんて怒らないで下さいね。フォリナーが30位なのに○○はなんで圏外なんだ、とか(爆) こんなランキングが全てじゃありませんから^^;

ま、とにかく、一日も早くロシアがウクライナ侵攻を停止する事を祈願してます。

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1991

2021年12月31日 21時56分41秒 | 本と雑誌

ちょっと前に、バターの生産量(輸入量)が減っていて、日本国内でバターが品薄になってるとかで、クリスマスを控えてる時期でもあり、ケーキ屋は頭を抱えている、というニュースを耳にした。それからしばらくしたら、今度は牛乳の需要が減っていて、国内で牛乳が大量に余ってしまいそうで、余ってしまった牛乳は廃棄せざるを得ないので、業界の方では牛乳の消費促進を進めている、てな話を聞いた。ならば、余りそうな牛乳をバター生産に回せばいいのではないか、と思ったが、そういうものでもないらしい。よく分からんぞ。僕のように、農業や経済の事を何も知らない素人には理解出来ない複雑な事情でもあるのか?(ありそうだな。笑)

閑話休題。

レコード・コレクターズ最新号の特集は、1991年を振り返る、である。近頃はネタがないのか、レココレは40年前或いは30年前に遡って、当時の音楽事情や動向を改めて振り返る、という特集を何年か前からやってて、今年も「1971年の音楽地図」という特集をやっている。このときは50年前にスポットを当てた訳だが、今回はいきなり1981年を飛び越えて1991年である。1981年より1991年の方が重要、という判断なのであろうが、確かに音楽業界的には、1991年の方が色々な動きがあったような気がしないでもない。

この1991年の特集は、前振りも解説もなく、いきなり1991年に発表されたアルバムたちの紹介から始まる。『アウト・オブ・タイム/REM』『ブルー・ラインズ/マッシブ・アタック』『ユーズ・ユア・イリュージョン/ガンズ&ローゼズ』『メタリカ』『ネバーマインド/ニルバーナ』等々、確かにあの年を代表するアルバムたちを筆頭に、全部で141枚のアルバムがリストアップされているのだ。さすがに、僕なんかからすると、懐かしいというばかりではなく、知らない・聴いたことない、というアルバムの方が多い。そんな知ってるのも知らないのも引っくるめて、なかなかに楽しめる企画ではある(笑)

ここで、1991年とはどういう年だったのが、おさらいしてみたい。世界情勢的に見れば、この年は湾岸戦争に始まり、ソ連崩壊で終わった、という年なのだそうで、すっかり忘れてたけど(爆)、音楽的見地からということで、まず、1991年のビルボード年間チャートをご覧下さい。

シングル
1位 アイ・ドゥー・イット・フォー・ユー/ブライアン・アダムス
2位 アイ・ワナ・セックス・ユー・アップ/カラー・ミー・バッド
3位 エブリバディ・ダンス・ナウ/C+Cミュージック・ファクトリー
4位 あふれる想い/ポーラ・アブドゥル
5位 ワン・モア・トライ/ティミーT
6位 アンビリーバブル/EMF
7位 モア・ザン・ワーズ/エクストリーム
8位 アイ・ライク・ザ・ウェイ/ハイ・ファイブ
9位 ファースト・タイム/サーフィス
10位 ベイビー・ベイビー/エイミー・グラント

アルバム
1位 マライア・キャリー/マライア・キャリー
2位 ノー・フェンセズ/ガース・ブルックス
3位 シェイク・ユア・マネーメイカー/ブラック・クロウズ
4位 エブリバディ・ダンス・ナウ/C+Cミュージック・ファクトリー
5位 ウィルソン・フィリップス/ウィルソン・フィリップス
6位 トゥー・ジ・エクストリーム/バニラ・アイス
7位 プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム/MCハマー
8位 ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ/マドンナ
9位 エンパイア/クイーンズライク
10位 アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト/ホイットニー・ヒューストン

そうなのだ。1991年は80年代を引きずりつつ、新しい動きも始まりつつある年だったのだ。久々に年間チャート見て思い出した(笑)

この年、グランジ等ロックの新しい潮流もさることながら、印象深いのは、カントリー系とラップ系の隆盛である。確か、1991年か1992年にビルボードの集計方法が変わり、以前は珍しかったアルバム・チャート初登場1位、というのがよく出るようになった。で、ある時、いきなりガース・ブルックスという人が、アルバム・チャートに初登場1位になったので、誰?状態だった事がある。90年代は、シャナイア・トゥエインやヴィンス・ギルといったカントリー系アーティストがチャートを席巻して大活躍だったが、それら全てはガース・ブルックスの初登場1位から始まったような気もする。

ラップ系も凄かった。MCハマーなんてペプシのCM出てて、それが日本でも放映されたりしてた。バニラ・アイスは、黒人が多いラップ界では珍しい白人だったので、この芸名にしたらしい。ちなみに、バニラ・アイスのヒット曲「アイス・アイス・ベイビー」ではクイーンの「アンダー・プレッシャー」をサンプリングしてます(笑)

マライア・キャリーやウィルソン・フィリップスが新人で売れたとか、マドンナやホイットニーが相変わらず売れてたとか、そういうのは明らかに80年代に引きずられたものと思うが、ニルバーナに代表される新しいロックの潮流は、既に認識されていた。やはり1991年は分岐点だったのである。

随分前の話だが、MFCの企画で僕が選出した70年代から90年代のベスト・アルバムというのを紹介させて頂いた事がある。その1991年版は↓の通り。例によって、順位はありません。

バックラッシュ/バッド・イングリッシュ
ブルー・ロック/ザ・クロス
ダウト/ジーザス・ジョーンズ
エモーションズ/マライア・キャリー
ザ・ファイア・インサイド/ボブ・シガー&ザ・シルバー・ブリット・バンド
イニュエンドゥ/クイーン
スターズ/シンプリー・レッド
ten/パール・ジャム
サンキュー・アンド・グッドナイト/イット・バイツ
トゥー・ルームス~エルトン・ジョン・ソングス

その、新しい動きというのは、あまり感じられないね(爆) 当時の僕にとっては、ジーザス・ジョーンズなんて、ほんと新感覚のロックだったんだけどな(笑)

そんな訳で1991年である。書いてるうちに色々思い出したので、↑から漏れたアルバムとか含めて別の機会に書かせて頂こうと思う(いいです) 忘れかけてたけど、刺激的な年だったような気もする。

という訳で、現代に戻れば、2021年もあとわずか。今年もお世話になりました。来年も当ブログをよろしくお願い致します m(_ _)m

良いお年をお迎え下さい。

コメント
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