日々の覚書

MFCオーナーのブログ

故郷への道を教えて

2015年10月04日 23時35分29秒 | 音楽ネタ
皆さ~ん、国勢調査済ませましたか~?(笑)

この国勢調査、5年に1回という事で、5年前の事は覚えていないのだが(笑)、とにかく今年の調査については、僕はスマート国勢調査、要するにネットでも出来るとの事だったので、先月そちらで済ませた。いやいや、実に簡単だった(笑) 何でもネットで出来る(引っ越しの手続きとか運転免許の更新とか)ようになると、本当に楽だと思う。情報漏洩の危険性がある、というのは分かるけど、役所に出向いたり、書類を郵送したりする方が安全だ、という訳ではないので、やっぱり楽な方がいい。郵送ならともかく、役所に行かねばならない、というのはサラリーマンにとっては大変なのだ。行政から見ても、窓口で書類を受け付けるより、ネットの方が手間も省けてずっと効率良いはずだ。なので、確定申告、国勢調査以外もどんどんネットで出来るようになって欲しいもの。お年寄りにとっても、その方が楽だと思うが。ただ、お年寄りの場合はむしろ外へ出た方が良いので、窓口提出を奨励した方が良いかも。或いは、職員が取りに行くとか。なに、面倒臭いって? ネットの導入で楽になるんだから、それくらいしてあげなさいよ。

話変わるが、先日レンタルで『セッション』という映画を見た。ニューヨークの名門音楽学校で学ぶ若きドラマーと、彼に非常に厳しい指導をする教官を描いたものだが、色々な解釈の出来る映画だと思うので、従ってこの映画の評価・感想は人によって異なってくるだろうが、僕としては、良い悪いはともかくとして、自分をここまで追い込んだ事が今までにあっただろうか、とつい自問自答してしまった次第。まだまだ甘いかも(笑)

再び話変わって、最近こんなCDを買った。



Life Goes On/Paul Williams

ポール・ウィリアムスである。主に70年代前半に活躍した、アメリカのシンガーソングライターだ。決して、商業的に成功した人ではないが、カーペンターズやスリー・ドッグ・ナイトが彼の曲を取り上げたりしていたので、結構名前は知られていると思う。随分前だけど、ソフトロックなんてジャンルが、渋谷系の流れか何かで注目された事があったが、その時にもポール・ウィリアムスは第一人者みたいな感じで紹介されていた。なので、少なくとも、日本に於いては、それほどマイナーな人ではないと思う。CDはなかなか手に入らないけど(笑)

そうなのだ。この『Life Goes On』、注文してから届くまでに、一ヶ月半くらいかかった。注文する時は、7日以内に出荷、となってたので、安心していたのだが、結局一ヶ月半。その間、まだ入荷しないので、もうしばらくお待ち下さい、キャンセルして頂いてもいいです、みたいなメールが何回か来たが、とにかく一ヶ月半かかったのだ。こういう、決してメジャーではないがマイナーでもない、という人の方が、実はCDとか入手困難だったりする。メジャーかマイナーかどっちかなら、割に入手は簡単なのだ。ま、旧作がCDになってるだけマシ、と思わなければいけないのだろうけど(笑)

で、『Life Goes On』なのだが、何故このCDを買ったかというと、ずばり「Where Do I Go From Here」という一曲の為だ。この曲、1974年か1975年頃に公開された、クリント・イーストウッド主演の『サンダーボルト』という映画の主題歌としてシングル発売されており、当時の邦題は「故郷への道を教えて」、前にも言ったかもしれないが、その頃の僕は映画少年で、FMでかかる映画音楽を片っ端からエアチェックしていたのだが、その中にこの曲も入ってて、結構好きだったのである。あれから約40年(!)の月日が過ぎてしまい、エアチェックしたテープもいつしか聴かなくなっていたけど、たまにふとこの「故郷への道を教えて」を思い出し、聴きたいなぁとCDを探してみたりして、でも見つからなくて、そのままになってた、という事を何回か繰り返していた訳なのだが、最近また探してみたら、CDを見つけてしまったので、注文してみた、という次第。ポール・ウィリアムスのアルバム自体、CD化されているものは少なく、このアルバムのCD化も、どうやらここ最近らしい。でも、オリジナル・アルバムに収録されてるとは知らなかった。僕の調べが足りなかったせいかもしれないが、この「故郷への道を教えて」は映画の主題歌として発表されたので、オリジナル・アルバムには収録されず、ベスト盤等にも入らず、サントラ盤でしか聴けない超レア音源になってる、と思い込んでいたのだ。『Life Goes On』に収録されている、と聞いて、どれほど嬉しかったことか。

という訳で『Life Goes On』である。オリジナル盤が発表されたのは、1972年らしい。『サンダーボルト』と同時期なのか、映画はもっと後なのか。と、それはともかく、ほぼ40年振りに聴いた「故郷への道を教えて」、懐かしくも今も色褪せない、僕にとってのエバーグリーンであることを、改めて認識した。アルバム全体で見ると、「故郷への道を教えて」は非常に地味な曲であるのだが(笑)

アルバムそのものも、派手ではないが、どの曲も粒よりで、なかなかよろしい。地味なようでも、リーランド・スクラー、ラス・カンケル、トム・スコットといった有名どころが参加しており、地味なりのサウンド・プロダクションが見事である。ま、聴く度にじわじわと染みてくるアルバムってとこかな。スリー・ドッグ・ナイトが取り上げた「Out In The Country」、カーペンターズでお馴染みの「I Won't Last A Day Without You」といった耳慣れた曲も入っているので聴きやすいしね。ほとんどの人にとっては「故郷への道を教えて」の印象は薄いだろうけど(爆)

そんな訳で、40年振りの再会となった「故郷への道を教えて」、やっぱり良い曲だ。地味だけど(笑) どうでもいい事だが、この曲でリコーダーを吹いているのは、トム・スコットである(だから?) この曲を聴くと『サンダーボルト』も見たくなってくる。今度、レンタルで探してみるか。
コメント (2)
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