日々の覚書

MFCオーナーのブログ

お疲れサマー

2019年08月13日 21時26分55秒 | 時事・社会ネタ
暑中お見舞い申し上げます。

令和最初の夏も、結局は猛暑なんである。確か、3月頃の長期予報で、今年は梅雨が長めで冷夏になる、と言ってたような気がするのだが、でも冷夏ではなかった。ま、この長期予報も多少は当たっており、梅雨は長くて、関東では、7月なのに最高気温が25度未満という日が5日間続き、これは26年振りの記録だそうで、26年前と言えば1993年、この年は確かに冷夏だった。今でも覚えている。米が不作で、タイ米を緊急輸入して顰蹙を買ったような。

そんな訳で、多少の期待というか、別に冷夏を望んでいた訳ではないが、連日35度が当たり前という猛暑も勘弁して欲しい、というのもあり、せめて最高気温30度くらいの“普通の夏”にならないかな、なんて思ってたけど、結局猛暑だった。皆さん、くれぐれも体調には気をつけて下さいね。僕も、嫁の薦めもあって、いつもは最寄り駅から会社まで歩くんだけど、この時期はバスを使うようにしてます。単に暑いだけならいいけど、この年になると、命の危険すら感じるもんで(笑) 

そんな猛暑だというのに、というか、猛暑だからなのかもしれないが、色々とニュースが多い。京都アニメーションが放火され35人が亡くなったとか、参議院選挙で、“れいわ新選組”や“NHKから国民を守る会”が議席を獲得し、政党要件を満たして政党となったとか、『あいちトリエンナーレ2019』の企画「表現の不自由展」が炎上して開催中止になったとか、例の韓国に対する輸出管理の運用見直し、及び韓国を“ホワイト国”から除外した事に関して、韓国が過剰反応しているとか、とにかく話題の多い夏である。

個人的には、京都アニメーション放火の犯人は死刑しかない、と思う。この手の事件があると、必ず犯人は精神疾患がどうのこうのという話が出てくるのだが、これだけ計画的にやってるのに、責任能力がないなんてあり得ない。ま、ちゃんと裁判してもらって、言いたい事言って、ルールに則って、死刑判決を受けて頂きましょう。

参院選だが、僕が注目してるのは、れいわ新選組より“N国党”である。こういう政党が国会で議席を獲得した、という事は、NHK(及びNHKをはじめとする放送各社)の在り方に疑問を抱いている人がそれなりにいる、という事であり、正に民意が国会に反映される訳で、今後の展開が非常に楽しみだ。なんたって、NHK解体論が国会で議論される可能性があるのである。マジ、NHKは解体されて欲しい。確かに、かつては良質なドキュメンタリーも数多く作ってたけど、今はね...。N国党の立花党首は、驚くほど色々な人と手を組み、NHKスクランブル化実現の為なら、憲法改正にも協力する、なんて言ってるみたいで、なんというか、はっきりしててよろしい(笑) ちょっと期待してます(笑)

『あいちトリエンナーレ2019』については、胡散臭い奴らが胡散臭い事やってる、ってなもんで、「表現の不自由展」を中止にした経緯や理由も、納得いくようないかないような感じで、正直言うと、主催者側のレベルが疑われるところだが、この件について、日本ペンクラブが、中止を遺憾とする声明を出した。ま、相変わらず、お前らが言うんじゃねーよ、というところで、実際日本ペンクラブは偉そうな事言う割には、神戸・大丸のイベントで自衛隊車両の展示が中止になった時も無反応だったし、昨年、杉田水脈議員の発言が原因で新潮45が休刊に追い込まれた際にも、何の声明も出さなかった。一体、何のために存在しているのか? なくなってもいいのではないか、と思う。

韓国への輸出管理の運用見直しについては、当の韓国のみならず、日本国内にも、輸出規制は不当だとか騒いでるのがいて、規制ではありません、と何度も説明してるのに、理解しようとしないのか出来ないのか、はたまた規制という言葉を使う事で、世論をミスリードしようとしてるのか、とにかく、自称知識人たちも、一流大学出てるのに何勉強してたんだか、みたいなのがバレバレで、先日、韓国への輸出許可申請を受理して、約40日程の審査の結果、輸出許可を出したら、韓国では、我々の正当な抗議が実った、なんて、ああ勘違いな大喜びしてるし、日本でも、韓国の抗議に屈するなら、最初から規制なんてしなければいいのだ、なんてとんちんかんな事を言ってるのもいて、韓国及び韓国擁護派の人たちには困ったものである。とにかく、規制じゃないので、そこんとこ、よろしく(笑)

と、社会派ブログ(違)はここまでにして(爆)

最近買ったCDから。



Greatest Hits/Melissa Manchester

メリサ・マンチェスターの日本編集のベスト盤。昔から名前は知ってるけど、ちゃんと聴くのは初めて、と言っていい。つーか、この人、こんなに美人だっけ?とジャケット見て思ってしまった。すいません^^; そういえば、『きれいだねメリサ』という邦題のアルバムもあったような...(笑)

メリサ・マンチェスターはニューヨークはブロンクス出身、ニューヨーク芸術大学でポール・サイモンに師事し、バリー・マニロウに見込まれてデビューするものの、レーベルが倒産してしまい、アリスタに移籍してから、「ミッドナイト・ブルー」等のヒットを出して、広く知られるようになった。ちなみに、ジョージ・ハリスンの『ジョージ・ハリスン帝国』収録の「哀しみのミッドナイト・ブルー(Tired Of Midnight Blue)」は、当初「Midnight Blue」というタイトルだったが、メリサの同名曲がヒットしているのを知って、ジョージがタイトルを変更したそうな。ま、どうでもいい蘊蓄であるが(爆)

という訳で、このベスト盤、前述したように、日本編集で、メリサのアリスタ時代の曲をセレクトしたもの。ちゃんと聴くのは初めてだが、なかなか良い。当時、メリサ・マンチェスターはシンガー・ソングライターとして売り出されていたが、特に自作曲にこだわる人ではないようで、後に「哀しみは心に秘めて」「気になる二人」といった、自作ではないヒットも放っている。もちろん、ソングライターとしても有能で、キャプテン&テニール等でお馴染みの「雨に想いを」や、ケニー・ロギンスの「二人の誓い」がメリサの曲とは知らなかったし(2曲共、本ベスト盤に収録)、「ユー・アンド・アイ」「幸せの日々」といった自作ヒットもいい。また、実はシンガーとしても大変な実力派だというのも、このベスト盤を聴いて初めて知った。昔は、バラードが得意なポップス・シンガー、みたいなイメージを持っていたけど、意外とソウルフルというか、メロウな雰囲気のR&B系の曲での歌いっぷりが素晴らしい。

と、いつも言ってるけど、失礼ながら、いわゆるカリスマではない人でも、グレードの高い作品を残していたのだなぁと、改めて70年代の人たちの凄さを思い知るのである。

続いては



Elmer Bernstein The Classic Soundtrack Collection

ご存知の方もおられるかもしれないが、アメリカ映画音楽の巨匠、エルマー・バーンスタインの作品を集めたボックスである。一応、内訳など、

黄金の腕(The Man With The Golden Arm)
十戒(The Ten Commandments)
成功の甘き香り(Sweet Smell Of Success)
走り来る人々(Some Came Running)
荒野の七人(The Magnificent Seven)
肉体のすきま風(Summer And Smoke)
荒野を歩け(Walk On Wild Side)
アラバマ物語(To Kill A Mockingbird)

以上8作品のサントラが4枚のCDに収められ、最後の1枚にはボーナストラックとして、『ねずみの競争』などのテーマ曲が収められている。これらは「Singles 1959-1062」となっていて、要するにエルマー・バーンスタインの名前で出したシングル盤らしい。必ずしも、バーンスタインが作曲したものばかりではないようだ。それにしても、このボリュームでこの金額なら絶対買いだ(笑)正直、こんな商品があるなんて、知らなかった。偶然ネットで見つけた時は、マジ狂喜乱舞だったです(笑)

上記8作品共、LPで出ていたと思われるサントラ・アルバムを、そのまま収録したもののようで、『黄金の腕』は僕が持っているLPと、全く同内容。『荒野の七人』も、自分では持ってないけど、友人に借りて聴いてたのと、やはり同内容である。昔のままの形態で収録されてるのが嬉しい^^

いずれも、エルマー・バーンスタインの代表作と言っていいと思うが、『肉体のすきま風』『荒野を歩け』あたりは、題名はずっと昔から知ってたけど、聴くのは初めて。長生きはするもんだ(爆) ジャズを使った『黄金の腕』『成功の甘き香り』『荒野を歩け』、大編成オーケストラでシンフォニックで壮大なスケールで迫る『十戒』『荒野の七人』、シンプルで静かなスコアの『肉体のすきま風』『アラバマ物語』と、それぞれに違う作風ではあるものの、メロディ主体の分かりやすさは共通なので、とても聴きやすい。それぞれが違うタイプの映画であるのも凄い。サスペンス、西部劇、社会派ドラマ、史劇スペクタクル、と多様な作品に音楽をつけていったエルマー・バーンスタインの功績に、改めて敬意を表するものである。ほんと、凄い人だったと思う。知ってる人は少ないけど^^;

暑い夏はまたまだ続きます。皆さま、どうぞご自愛下さい。もう若くないんですから(笑)
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ランキング・クイーン

2019年08月03日 19時36分59秒 | 音楽ネタ
昨年11月の『ボヘミアン・ラプソディ』の公開以来、正に"狂想曲"と呼ぶしかない大ブームとなったクイーンだが、そのうち大人しくなるだろう、なんて思ってたらあにはからんや、本家すなわちクイーン+アダム・ランバートの来日公演が決まって、チケット争奪戦やら何やらでやっぱり大騒ぎ、加えて、花火大会だの野田秀樹演出の舞台だの、新たなネタが次々と繰り出されている訳で、ほんと、ブームが去る気配は全く感じられない。競馬場とかでのイベントもちょくちょく開催されてるみたいで、文字通り、止まる事を知らない第3次クイーン・ブームなのである。皆さん、疲れてませんか?(笑) 無理は禁物ですよ(爆)

発端となった映画『ボヘミアン・ラプソディ』だけど、映画はもちろんだが、サントラ盤CDも日本で100万枚出荷されたそうな。これは凄い。クイーンが凄いのか、映画が凄いのか、よく分からんが、若い人たちは配信とやらで音楽を聴くのでCDが売れない、昨年度の日本国内のCD製造枚数も1億枚を割り込んだらしい(反面アナログ・レコードの製造枚数は増えてるとか)、なんて状況の中では、100万枚のセールスなんて、天文学的な数字と言ってもいいくらい。なんか、恐ろしいまでのクイーン・ブーム、一体いつまで続くのか、どのような形での終焉を迎えるのか、マジ、想像するだけでも怖い(意味不明。爆)

そんな空前のクイーン・ブームに便乗して、あれこれ書籍も出ているが、こんなのも読んでみた。



6年程前に出版されていたものの新装版だそうだが、クイーンの曲やらアルバムやら、様々な物をファンからの投票を基にランキングしたという訳で、自分もファンとして実に興味深い。楽しく読ませて頂きました^^ ランキングに投票した人たちの名前の中に、多少知ってる人もいたりして、なんか嬉しい(笑)

一番気になるのは、やはり「好きな曲ランキング」で、もちろん有名曲・ヒット曲・代表曲が上位にくるのだが、出た当時は必ずしも大きなヒットになった訳でもなく、クイーン自身もずっとライブではやってないにもかかわらず、30~40年以上過ぎた今、ランキング上位の人気曲だったりするのもあって、意外というか、そういうのも楽しみだったりして(笑)、あと、「知られざる名曲」というのもランキングで分かるので、そんなこんなもあって、「好きな曲ランキング」奥が深いというかマニアックというか、とにかく好きです(笑)

となると、自分のクイーンの「好きな曲ランキング」は、どうなるのだろう? 好きな曲を10曲なんて、とても選べないよ、というのが本音だが(笑)、そこはそれ、色々視点を変え、自分自身の深層心理と向き合い、無の境地に立ち返って、10曲選んでみた。

1.ボヘミアン・ラプソディ
2.キラー・クイーン
3.マイ・ベスト・フレンド
4.炎のロックンロール
5.ホワイト・クイーン
6.オウガ・バトル
7.懐かしのラバー・ボーイ
8.永遠の翼
9.心の絆
10.ブレイクスルー

ま、こんなとこかな。順位は、好きな順というより、知った順って感じかな。

割とフツーだね(笑) 単に好き、というだけでなく、思い入れも思い出もあり、何度聴いていも琴線を震わせるものがあるというか、ま、好き以上に自分にとって特別な10曲、が↑なのである。

ちなみに、『ランキング!クイーン』の上位10曲とは、3曲しかダブってない。そりゃそうだよね(笑)

ついでに、僕のアルバム・ランキングはというと、

特.オペラ座の夜
1.世界に捧ぐ
2.シアー・ハート・アタック
3.ザ・ミラクル

オペラ座は別格なんですよ、やっぱり(爆)
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ダイバーの円軌道

2019年07月14日 23時08分41秒 | 音楽ネタ
今年は冷夏なのか?

いきなりだが、今月からセブン・イレブンが導入したスマホ決済サービスが、開始わずか一日で、アカウントが乗っ取られる等のトラブルが発生し、社長が記者会見を開いて謝罪する、という自体になったが、問題はあるものの、サービスは停止せず続けていく、というのは、なんとなく解せない。だいだいこの手のサービス、要するにキャッシュレス決済というヤツだが、個人的にはどうも気に入らない。いや、キャッシュレス自体は良いのだが、日本は遅れてますよ~、中国なんて、今やキャッシュレスが当たり前で、システムも充実してますよ~、見習わなきゃ~、という風潮つーか意識操作がイヤである。なんで、中国と同じ事をしなければならないのだ? そもそも、中国ではキャッシュレス導入が早いんですよ、などと言うが、あちらでは昔から偽札が出回ってるもんで、現金の信用度が低く、だからキャッシュレス化が急激に進んだのだ、という説もある。別に進んでるのでも何でもない。僕も、こないだ上海で経験したが、土産物屋とかで買い物して札を出すと、店のオバハンが、札を上にかざして確認するのである。そして、偽札ではないと確信してから、ようやく受け取るのだ。かように現金の信用度が低い中国と日本を一緒にしてはいけない。

昔から、日本人には舶来信仰みたいなのがあり、海外は進んでいて日本は遅れているのだから見習わなければならない、という思い込みがあって、その、かつての舶来信仰は欧米に対するものがほとんどで、憧れや崇拝が根底にあったような気がするが、近頃のは中国や韓国に対するものばかりで、これは憧憬なんかではなく、同化政策に違いないのである。気をつけましょう。中国の言う事なんか聞く必要はない。中国に行くと、全てキャッシュレスなんで、キャッシュレス慣れしてない現金で買いたいオジサンは、大変苦労するそうだが、それは外国だから仕方ない事であって、だから日本も同じにしましょう、というのは間違っている。日本は日本である。

ちなみに、僕がやってるキャッシュレスは、クレジットカードと交通系ICカードだけ。あとは、たまに、ポイントで買い物したりする程度。

さて、という訳で(え?)最近買ったCDから。



The Ulitimate Cllection/Whitney Houston

今年に入ってから、ネットやテレビで、平成を振り返る特集、みたいなのをよく見かけたが、某レコード会社の平成の洋楽企画に、ホイットニーのこのアルバムがリストアップされていた。僕の印象だと、ホイットニーって80年代の人なのだが、平成の歌姫というのも、あながち間違いではない。彼女の最大のヒット曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」がヒットしたのは平成だし(笑)

てな訳で、なんだかんだで平成企画に乗ってしまったと言えなくもないが(笑)、前々からまとめてホイットニーのヒット曲を聴きたいと思っていたので、このベスト盤を購入したのである。さすがホイットニー、良くも悪くも80’s(笑) 「恋は手さぐり」「すべてをあなたに」「素敵なSomebody」「やさしくエモーション」等々、印象的な曲はほとんど80年代だしね。ヒット曲の多い人なんで、全米No.1ヒットとか、全て把握してる訳ではなくて、なんとなく気づかないだけで漏れてる曲がありそうな気がしてしまうのが、却ってホイットニーの凄さを物語っているような(実際漏れてるし。爆) これには収録されてないけど、1stに収録のジャーメイン・ジャクソンとのデュエット曲が、「ロンリー・チャップリン」の元ネタになっていたりした事も含め、やっぱりホイットニーは80’sなのである。音だってそう。ミョーに軽いピアノやドラムの音が、時代を感じさせる。懐かしい。巷で評判になっていたので、ホイットニーの1st(LP)を買って聴いてた頃の事を、ついあれこれと思い出してしまう。若かったなぁ(笑)

でも、とにかく上手いよなぁ。改めて感じた。前述のように、いかにも80’sな音は、ほんと今となっては頂けないけど(笑)、実力は素晴らしい。軽く歌ってるけど、めちゃ上手い、みたいな。そういう観点からすると、「オールウェイズ・ラブ・ユー」は、はっきり言ってやり過ぎ(笑) 実は、当時もこの曲は好きではなかった。そういうのもあって、ホイットニー=80’sになってるんだろうな。

このベスト盤では、「オールウェイズ・ラブ・ユー」は1曲目なので、飛ばして2曲目から聴いてもよろしいかと(爆)

続いて、またまた80’s。



Arc Of A Diver/Steve Winwood

ブリティッシュ・ロック界の重鎮スティーブ・ウィンウッドは、80年代後半に「ハイヤー・ラブ」「ロール・ウィズ・イット」といった大ヒットを放ち、グラミー賞も受賞したりなんかして、正に飛ぶ鳥落とす勢いだった訳だが、その快進撃のスタートとなったのが、この『アーク・オブ・ア・ダイバー』である。1980年に発売され、シングル・カットされた「ユー・シー・ア・チャンス」と共にアルバムもビルボードのTOP10に入るヒットとなり、ここからウィンウッドの栄光の80年代が始まったのだ。その割には、音もジャケットもやや地味だけど(笑)

当時、FMでアルバムを聴いて、シブいなぁ、という印象を持っていた。正に、オトナがやってるロックというか。ほぼ同時期にヒットしていた、エリック・クラプトンの『アナザー・チケット』と並んで、僕にとっては、シブいオトナのロックの最先端だった(よく分からんが)。今改めて聴いてみると、シブいのは確かなんだが、まず曲があって、その上で、バンド全員でアレンジしていって完成させたという感じで、古き良き時代のロックの制作ブロセスが垣間見えるような雰囲気がたまりません。考えてみると、1980年頃既に、そういうのを感じさせる音というのが珍しくなっていたような気もするので、そこいらに当時の僕も惹かれたのだろうと思う。ほんと、今聴いても素晴らしい。当時、金があったら文句なしに買っていた1枚である。やや地味だけどね(笑)

ところで、このアルバム・タイトル、ちょっと変わってるよね。直訳すると、『ダイバー(潜水夫)の円軌道』とでもなるのだろうか。゛タイバーが水中で同じ軌道で何周も回ってるのを、上から見てるイメージかな(笑)



Warren Zevon

アメリカン・ロック、特にウェスト・コースト系が好きな人なら、この人を知らない人はいないだろう。孤高のシンガー・ソングライター、ウォーレン・ジヴォンが1976年に発表したデビュー・アルバム、というのは正しくなくて、彼は1969年にアルバムを発表しており、本作は、それから7年経過しての2ndという事になる。デビュー・アルバムを発表したものの、その後裏方仕事が多くて、自身の活動はあまりしていなかったようだが、ロス界隈のミュージシャンの間では非常に人気も評価も高く、そんな彼らがバックアップして完成したのが、この『さすらい』なのである。やはりジヴォンのファンだというジャクソン・ブラウンが、プロデュースを手がけている。

もちろん、僕もウォーレン・ジヴォンの名前は知ってたけど、音を聴くのは初めて。けど、一発で気に入ってしまった(笑) 自分は、こういう感じの、あの時代のウェスト・コーストの音が好きなのだ、というのを再認識した。『風にさらわれた恋』あたりまでのリンダ・ロンシュタットや初期のジャクソン・ブラウン、『オン・ザ・ボーダー』の頃のイーグルス、みたいな音。乾いているようだけど、ややウェットなような。このウォーレン・ジヴォンの『さすらい』も、正にそんな音だ。1曲目の「フランクとジェシー・ジェイムス」のピアノが実に素晴らしくて、誰が弾いてるんだろう、とクレジットを見たら、ウォーレン・ジヴォン自身だった。

音もさることながら、収録曲も粒揃いだ。歌詞の雰囲気はかなりシニカル、或いは退廃的らしいけど。リンダ・ロンシュタッドが取り上げた曲が3曲(「風にさらわれた恋」「僕はついてない」「カルメリータ」)もあって、馴染みやすいのもよろしい。素晴らしいアルバムだ。もっとメジャーになってもおかしくない人だった。それがちと残念。



ペイネ愛の世界旅行【完全盤】(OST)

ご存知の方がどれくらいいるのか疑問だが^^;、フランスのイラストレーター、レイモン・ペイネの原作を基に、イタリアで制作されたアニメ映画のサントラである。日本公開は1974年。27年後の2001年にもリバイバル上映されたそうな。知らなかった^^;

映画は見てないけど、主人公の恋人同志が時空を超えて世界中を旅して回る、という内容らしい。行く先々で実在の人物も登場するそうな。日本も訪れるらしいが、その描写はひどいものらしい。ステレオタイプというか奇天烈というか。肩が触れたくらいで、いきなり申し訳ないと、その場で腹切ったりするんだろうね、たぶん(笑) ま、70年代前半の頃のヨーロッパ人の、日本の認識なんてそんなもんでしょ。今でも、大して変わらないかも。

音楽は、あのエンニオ・モリコーネが手がけている。と言っても、主題歌だけだけど^^; 当時のモリコーネは非常に多忙だったそうで、主題歌以外の音楽は、アレッサンドロ・アレッサンドローニが担当した。元はミュージシャンで、モリコーネとは旧知の間柄で、なんと!あの「さすらいの口笛」のギターと口笛は、この人によるものらしい。驚いた。世界各国の様子を描写した、とても楽しくバラエティ豊かなスコアを書いている。

しかし、それにしても、このモリコーネによる主題歌が、実に素晴らしい。格調高く尚且つ親しみやすい名曲である。ま、この曲聴きたさにCDを買ったようなものだが、それだけでも損はない。しかも、それ以外の音楽も素晴らしく、サントラとしても実に高レベルである。映画音楽好きには、是非聴いて貰いたいと思う。

ところで、この主題歌だが、映画の中では、テミス・ルソスが歌っている。そう、知ってる人は知ってる、ギリシャ出身のバンド、アフロディーテズ・チャイルドの元メンバーだ。このバンド、あのバンゲリスが在籍していた事でも、一部のファンには知られているが、そこでボーカルを担当していたのが、デミス・ルソスなのである。で、ソロとなって人気上昇中だったルソスが歌ったバージョンは、おそらく権利関係で、当時のサントラLPには収録されず、インストだけが収録された(それだけでも十分な名曲なのだが)という事情があったのだが、今回のCDには、ルソスの歌うバージョンも収録されている。タイトルに【完全盤】と謳う一番のポイントはここである(笑)

で、やや話が逸れるが、かつて僕が映画少年で、小さなラジカセで一所懸命エアチェックして、映画音楽を聴いていた頃、ある日、この「ペイネ愛の世界旅行」の主題歌の歌バージョンがかかったので、録音してた。その時、DJは確かに、デミス・ルソスの歌うバージョンです、と曲紹介しており、こっちも別に疑問も持たなかったが、あれから44年を経た今、これが誤りである事が、図らずも判明した。当時、僕がエアチェックした曲は、「ペイネ愛の世界旅行」の主題歌ではなかったのである。デミス・ルソスであるのは間違いないと思うが、全く違う曲だったのだ。たぶん、「ペイネ愛の世界旅行」をかけるつもりで、違う曲をかけてしまったのだろう。あの頃なら、よくあった話だと思う。その事に、今回【完全盤】CDを聴いて、初めて気づいた。あの曲じゃない、と。もちろん、主題歌は知ってたけど、インストしか知らず、デミス・ルソスのバージョンは、同じ映画の違う曲なのだ、とずっと思い込んでいたのだ。なんということか(笑) 特にショックではないけど(笑)

最後におまけ(爆)

また映画絡みだが、最近、Musicboxという、フランスのレコード会社のサイトを知った。このレーベルは、かなり映画音楽CDの再発に力を入れているそうで、サウンドトラックのページを見てみると、相当な数のカタログがある。こりゃ、好きな人にはたまらんね(笑) 作曲家別に絞り込んで見る事も出来る。なんて画期的なんだ(笑) 新品だけでなく、中古も扱っているのだが、その中古盤の写真を見ると、日本盤もあったりして、なんか嬉しくなったりもする(笑) カタログに載ってるのは、かなりマニアック或いはB級映画が多いようだし、海外のサイトという事で、タイトルも全て原題だし、要するに、タイトルやジャケットだけでは、どの映画のサントラか分かりづらい、という難点はあるが(爆)、相当なペースで新製品が追加されているのもあり、それでも見てて楽しい。確かに、邦題が載ってない、というのはキツい。特に、フランス映画やイタリア映画だと、全く分からない。見当すらつかない。けど、ネットで検索すると、かなりの確率で邦題も判明するし、それを繰り返していくと、時の経つのも忘れてしまうこと請け合いである(爆) ま、とにかく、映画音楽好きなら、一度トライしてみて下さい^^

いやぁ、映画って、本当にいいものですね^^
では、今日はこの辺で。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ^^
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Jun Greenを悼む

2019年06月30日 19時26分58秒 | 与太話
既にご存知の人はご存知と思うが、僕が大阪にいた頃の知り合いであり、MFCや当ブログにも度々登場していたのでお馴染みのJun Green氏が、6月10日亡くなった。僕より確かひとつ下なので、享年55才。早過ぎる。訃報を聞いてから既に半月が経過しているが、未だに信じられない心境だ。そう、なんというか、悲しいというより信じられない、という感情。でも、嘘ではないのだろう。謹んでご冥福をお祈り致します。

実は、Jun Green氏が亡くなる3週間程前に、僕は電話で彼と話している。登録してない番号で携帯に着信があり、出てみたらJun Green氏だった。開口一番、そろそろお迎えが来そうなんで、知り合いに片端から電話してる、なんて言うものだから、最初はまた始まった、なんて思いながら話を聞いていた。ここ数年闘病してたけど、主治医からも余命宣告もされたし、金を残しておいても仕方ないから、派手に数日間にわたる生前葬セッションを計画しているので、時間作って参加してくれ、などと言うので、本当に悪い冗談だなぁ、相変わらずだな、なんて思ったけど、しばらく聞いてると、どうも悪い冗談ではない、というのが伝わってきた。マジなのか。本当に危ないのか。半信半疑だったけど、とにかく生前葬セッションには参加するから、と約束して電話を切った。それから、共通の知り合いの何人かに確認してみると、本当に危ないらしい。これはヤバい、一度見舞いに行かなくては、と思いつつ、なんやかんやで時間が取れずにいたら訃報である。今でも、悪い冗談としか思えない。いや、悪い冗談であって欲しかった。

Jun Green氏とは、2002年頃、どこで知ったのか、MFCの掲示板に彼が書き込みした事から、付き合いが始まった。京都のRAGで、彼が企画していたクイーン・トリビュート・イベントの事を教えて貰い、見に行った時が初対面。その後も、イベントやセッションに出演させて貰ったり、ブッキング・ライブにうちのバンドを紹介してくれたり、と実は色々と世話になっているのである。彼のおかげで、知り合いも活動の場も増えたのは間違いない。ライブもよく見に来てくれたし、本当に世話になった。もう感謝しかない。大阪から横浜に転勤になってからは、顔を合わす事も少なくなり、最後に会ったのは、3年前の蕨のHONEYFLASHでのクイーン・セッションだった。そう言えば、先の、亡くなる前にかかってきた電話でも、3年前のハニフラ以来だな、なんて話もしたっけな。ほんと、世話になりっ放しだった。世話になりっ放しのままで、こんな事になってしまったのが、今となっては悔やまれる。正直、彼が死んでしまうなんて、これっぽっちも想像しなかった。

Jun Green氏とは、それなりに長い付き合いだったにもかかわらず、意外と写真がない。もちろん、ツーショット写真も見当たらなかった。MFCで探したら、こんなのが出てきたけど。



2004年の、京都RAGのクイーン・トリビュート・イベントでの写真である。

ま、この度の訃報を受けて、Jun Green氏に関しては、思い出す事もたくさんあるのだが、最後の電話の雰囲気もそうだったけど、笑って楽しく最後を迎えよう、という感じだったし、あまりしんみりとするのは、故人の望むところではないのかも。

安らかにお眠り下さい。僕はあなたを決して忘れません。
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QUEEN SYMPHONIC -A ROCK & ORCHESTRA EXPERIENCE-

2019年05月12日 00時28分36秒 | ライブレポート
ご存知の方も多いと思うが、この度の『ボヘミアン・ラプソディ』公開&大ヒットを発端とする、第3次クイーン・ブームを受けての事かどうかは不明ではあるが、来年の1月、クイーン+アダム・ランバートとしての来日公演が決定した。2014年、2016年に続き3回目。ま、正直言うと、ブライアン&ロジャー体制のクイーンには、あまり興味ないので、2014年はスルーしてたし、2016年は改心(?)してチケット申し込みはしたものの抽選で外れたりして、まだクイーン+アダム・ランバートは生で見た事ない。今回も、躊躇はしたものの、最後かもしれない、なんて思うと、やはり見ておかねば、という気になったりして(笑)

という訳で、先日、チケット申し込みをしたのである。今回も抽選だそうな。気になる公演回数は埼玉スーパーアリーナで2回、大阪ドーム、名古屋ドームで1回づつ、の計4回となっており、日本武道館で3回しかやらなかった前回(2016年9月)と比べると、キャパは推定3倍以上、もちろん倍率も下がって抽選に当たりやすくなる、と予想され、僕のように3日間全て抽選に外れたなんて不幸な人は少なくなるはず(笑) と、なんとなく期待してるのであるが、さて当たるかどうか。確かに、前述したように、キャパは前回より増えたが、なにしろ第3次クイーン・ブームである。応募者も前回より遙かに多いに違いない。となると、倍率は前回と変わらず、いや、もっと上がる可能性もある。ま、今回も外れたら、僕はとことんクイーンから、いやアダム・ランバートから見放されている、という訳だ(爆)

と、日本中がクイーン来日公演のチケット申し込み受け付け開始で混乱する中、こんなコンサートに行ってきた。



Queen Symphonicである。だいたい想像はつくと思うが、クイーンの曲をオーケストラ付で楽しもう、というものだ。オーケストラによる、とは書かずに、オーケストラ付、と書いたのは、歌担当つまりシンガーがいるからである。要は、以前に上演されたミュージカル『We Will Rock You』に出演していたシンガーとバンドがオーケストラと共演して、クイーン・ナンバーを演奏するコンサートなのだ。

オーケストラがクイーンの曲をカバーしたアルバムは、過去に何種類か出ているので、それを生でやろう、という企画だろうと最初は思っていたが違ってた。言うならば、オーケストラを従えたトリビュート・バンドみたいなもんか。近頃では、海外のクイーン・トリビュート・バンドがわざわざ来日してコンサートを行ったりもして、トリビュート・バンドの需要は高い(とりわけクイーンは)。時代は変わったものだ^^;

という訳で、Queen Symphonic行ってきたのである。場所は東京国際フォーラムのホールA。場内に入ると、いきなり目についたのがこれ。



何故か、ボックスのアンプが並んでいる。実際に、ステージに立つギタリストが使っているのかもしれないが、ここで並べていても、反応するマニアックなファンは、今回は少ないと思われる(笑)



若かりし頃のメンバーの等身大写真(おそらく)。しかし、ほんと若い。さすがに、ここには人が群がっていた(笑)

開演前のステージはもこんな感じ。



ステージ両サイドにモニターがあり、演者のアップや歌詞が映し出される。開演してから気づいたのだが(笑)

開演直前の感じでは、ほぼ満席。客層は決して若くはないが(笑)、普段、クイーン関連のイベントやライブ等で見かける人たちとは、なんとなく雰囲気が違うような気がした。もちろん、知り合いには遭遇しなかった。

そうこうしてるうちに開演。一応、うろ覚えセットリスト。

Flash
Love Of My Life
Orge Battle

Seven Seas Of Rhye
I Want To Break Free
Play The Game
Under Pressure
Love Of My Life
These Are The Days Of Our Lives
Killer Queen
Radio Ga Ga
Bicycle Race
Fat Bottomed Girls
I Want It All
One Vision

(休憩)
Death On Two Legs
Another One Bites The Dust
I Want It All

Innuendo
Who Wants To Live Forever
Hammer To Fall
A Kind Of Magic
I Was Born To Love You
The Show Must Go On
Crazy Little Thing Called Love
Don't Stop Me Now
Another One Bites The Dust
Somebody To Love
Bohemian Rhapsody

(アンコール)
Teo Torriatte
We Will Rock You
We Are The Champions


20分間の休憩を挟んで2部構成。抜けてる曲があったらゴメンナサイ^^;

最初にオーケストラが登場し、そしてバンドが登場する。編成は、ギター2、キーボード1、ベース1、ドラム1、だったかな(笑) そして、シンガーは男女2人づつの4人。基本的に、ほぼ全曲歌入りであるが、一部と二部のオープニングに、オーケストラとバンドだけでメドレーのような形で3曲ほど演奏された(赤字の曲がオーケストラのみ)。個人的には、オーケストラのみの曲がもっと多かったらな、と思った。

シンガーの4人はさすがに皆実力派だ。そのおかけで、どの曲も素晴らしい出来映えだった。個人的ベストは「Seven Seas Of Rhye」。あのイントロをストリングスが奏でて曲が始まった時は、マジ鳥肌もんでしたよ。「Innuendo」も良かったなぁ。『クイーンⅡ』と『イニュエンドゥ』の曲は、オーケストラとの相性が良いようだ。合わせて4曲しか演らなかったけど^;

前述したけどギターは2人。遠目で分かりにくかったけど、1人はレッド・スペシャルは持たずにずっとストラト弾いてて、もう一人は時々レッド・スペシャル弾いてた。ま、ストラトでも、結構それらしい音は出るもんだね(笑)

お馴染みの曲が次々と演奏されるので、聴いてる方も次第にテンションが上がってくる訳で、これがトリビュート・バンドのライブなら、すぐさま大合唱になるのだが(笑)、オーケストラという事で、観客も少し遠慮してるのか、なかなかそこまではならなかった。じっくり聴いてる感じ。第二部の「Don't Stop Me Now」でシンガーが客を煽って、そこで皆立ち上がって、ようやく歌い始めたってなとこかな。ここから最後まで、皆さん総立ちでした。

いやいや、良かったです^^ 予想以上に良かった。オーケストラもさることながら、やはり、シンガーたちが実力派だからだろう。クラシックのコンサートみたいな感じゆではなく、前述したけど、オーケストラ付のトリビュート・バンドといった趣なのも良かったと思う。堅苦しくなくクイーンの曲を楽しむ事が出来た。一緒に行った嫁も大満足だった。

クイーンの曲は、クイーン以外の人が歌うことで、その曲の魅力が浮き彫りになる。今回のQueen Symphonicでも、改めてクイーンの曲の素晴らしさを実感した。誰が歌っても、クイーンは素晴らしい。だけど、いつも思うんだけど、「We Are The Champions」だけはフレディじゃないとダメなんだよな。

来年1月の来日公演の予行演習にも最適だったんじゃないか、なんて気もしたQueen Symphonicだった。東京公演だけ、なんて実に勿体ない。
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