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日々の覚書

MFCオーナーのブログ

蚊も弱る夏

2025年09月02日 22時26分26秒 | 音楽ネタ
もう9月だというのにクソ暑い日が続くが、今年の夏は蚊が少ないというか、蚊に刺される事が少ないらしい。言われてみれば、確かにほとんど刺されてない。つーか、ここ何年も蚊に刺された記憶がなく(笑)、年を取ると刺されなくなるのか、となんとなく思っていた。蚊以外の虫に刺されたんじゃないか、と思う事はたまにあるが。で、今年は蚊が少ない、いや厳密には、蚊が少ないと感じる人が多いそうなのだが、その理由は、暑過ぎて蚊も満足に活動出来ないから、なんだそうな。なんと、夏の風物詩である蚊も、今年のような猛暑に於いては、活動が停滞してしまうらしい。いやはや驚いた。あの蚊ですら、暑過ぎるとダメなのだ。あと、水不足の影響で水たまりが少なくなり、繁殖が抑えられてしまった、というのもあるそうだが。

蚊ですら活動が停滞する今年のクソ暑さって、一体何なのか。

という訳で、いきなりだが、最近買ったCDから。



このバンドを知ってる人は、かなりの通とお見受けする^^ あのフォリナーのオリジナル・メンバーである、アル・グリーンウッド(Key)とエド・ガリアルディ(Bs)が、フォリナー脱退後に結成したバンド、スパイズの1stである。確かに、知ってる人は少ないだろうし、聴いた事あるという人はもっと少ないだろう。このバンドについては、僕も知ってはいたけど、実は色々と勘違いしてた(恥) アルとエドがフォリナー脱退後に結成したバンドは”ストーム”という名前で、尚且つ、元ジャーニーのグレッグ・ローリーと共に結成したと思い込んでた。全然違うじゃん。

という訳で、元フォリナーのメンバーによるバンドのデビュー・アルバムな訳だ。1982年発表らしい。何がきっかけか覚えてないが(笑)、最近ふと気になって調べてみたら、今でも入手可能で、思ったより安かったし、買ってみたという次第。 中味としては、まぁ良いのではないでしょうか。要するに産業ロックである。B級感漂うジャケットも含めてね(笑) 収録曲は10曲、どれもキャッチーで分かりやすい。ハイトーン気味のボーカルも、ギターソロの音色もフレーズも、正に産業ロックだ。キーボードはやや引っ込んでる感じで、そのせいかプログレ風味は薄いけど、なかなか楽しんで聴けます。各曲もうちょっとフックが効いてると、より一般ウケする産業ロックになったかも、という感じ。あと、ボーカルもなかなか良いけど、個性というかアクみたいなのがもうちょっと欲しい。曲作りとボーカルの魅力、この2点がもう少し高いレベルにあれば、ヒットも出ただろうし、産業ロック史(なんじゃそりゃ)に名を残すバンドになれたと思う。惜しいな。そういう点では、フォリナーやジャーニー或いはスティクスあたりはほんと凄い。格が違う。改めて思い知りました(笑)色々難しいよね(苦笑) バラードに頼ってないのは良いと思います、はい。

再発CDは輸入盤で、解説も英語なんで、よく分からないけど(笑)、解説の初めの序章みたいな部分に、ジャーニー、REOスピードワゴン、TOTO、フォリナーといった有名どころだけでなく、バランス、ル・ルー、ラバーボーイ、フランキー&ザ・ノックアウツといった渋めの、スパイズと同時期の産業系バンドの名前も見られたりして、嬉しいというか懐かしいというか何というか。確実にマニア心をくすぐってくるのである(笑)

ところで、フォリナーといえば、異論はあろうが1981年の『4』が代表作であるのは、まぁ間違いではないと思うけど、なんと、その『4』のデラックス・エディションが発売される。これだ。正直言うと、この手のデラックス・エディションって、ボリュームや装丁は豪華だけど、中味はう~む、みたいなのが多くて、あまり食指が動く事はないのだが、今回の『4』はなかなか興味をそそる内容だ。CD×4枚+ブルーレイオーディオなんだけど、内訳が、

CD1 『4』2025リミックス
CD2 未発表曲、収録曲のアーリー・バージョン、オルタネイト・バージョン
CD3 インストゥルメンタル・ラフ・ミックス
CD4 ライブ音源(4ツアー、1981-81)

何故、リミックスだけで最新リマスターがないのか、大いに不満(笑)。けど、未発表曲にはめちゃ興味あるし、インストはどうでもいいが、CD4のライブ音源も注目。『4』発表時のツアーの音源というのがよろしい。15曲収録されているうち6曲が『4』からの曲というのもいい。確か、このツアーにはレコーディングにも参加したトーマス・ドルビーも参加してたはずで、そのプレイが聴けるのも貴重では(ミック・ジョーンズがトーマス・ドルビーに惚れ込み、フォリナーのメンバーに勧誘したが断られた、というのは有名な話)。

という訳で、興味津々である。発売はもうすぐ。日本盤はなく輸入盤のみの販売らしいけど、アマゾンあたりでは意外とお安くなってるみたいだし(笑)、悩んでいるところなのだ。

ま、これを機に、『4』だけでなく、『プロボカトゥール』や『インサイド・インフォメーション』のポーナストラック付きリマスター再発にも、20年くらいずっと期待してるが一向に出る気配ないので、そこいらもよろしくお願いしたい(誰に言ってるんだか)。またフォリナーの未発表といえば、前にも書いた記憶あるが、『プロボカトゥール』の前に、トレバー・ホーンと組んで何曲かレコーディングしたけどホツになった、という音源があるらしい(捨ててなければ、だけど^^;)ので、そちらの蔵出しにも期待したい。

蚊も弱る猛暑も徐々に治まっていくと思うが、30度以下になると、蚊も元気に活動し始めるらしいので、要注意だね(笑) でも、まだまだ猛暑は続くと言われてる中、近頃セミの声が目立たなくなり、その代わり、夜になると秋の虫たちが鳴き始めている。自然というのは本当に凄い。聞いた話だけど、アメリカでも秋になると虫が鳴くのは日本と同じだが、アメリカ人にとっては虫の鳴き声は単なるノイズでしかないらしい。感性の違いなんだろうけど、秋の虫の鳴き声が楽しめないとは、なんとまぁ勿体ないことか。日本人に生まれて良かったと思う今日この頃。

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ちょっとめんどくさい

2025年08月31日 10時40分18秒 | 与太話
先日、神奈川県の公安委員会から、運転免許更新の連絡が来た。誕生日を真ん中として、前後一ヶ月以内に更新しなければいけない訳だが、僕はブルー免許要するに違反ドライバーなので(苦笑)、地元の警察署では更新出来なくて、神奈川県運転免許センターで更新手続きをしなければならない。通称「二俣川」。神奈川県民なら「二俣川に行く」と言えば、目的は何か一発で分かってしまうというアレだ(笑)

で、言われるまで知らなかったのだが、今年からというか、今年の8月4日から(つい最近じゃん)、神奈川県では免許更新は予約制になったのだそうな。ちょっとめんどくさい。ま、自分にも経験あるが、二俣川っていつ行っても盛況で、とにかく人が多く、駐車場も行列になってたりするもんで、予約制にして人が来る時間を散らした方が、お互いにいいかもしれない。ただ、毎度の事ではあるが、違反ドライバーなもんで(苦笑)2時間の講習を受けなければならないし、加えて、最近視力が落ち気味で、無事に視力検査通るどうか、も心配だったりするし、やっぱり免許更新ってちょっとめんどくさい。

ところで、現在の運転免許の有効期間は、ゴールドなら5年ブルーなら3年となっているが、これ昔から同じだっけ? 僕が運転免許を取ったのは1985年だが、この頃既にゴールド5年ブルー3年だったっけか? なんか違うような気がする。昔は普通免許なら一律で有効期間は3年だったような気がするのだ。調べてみると、2001年に法律が変わって、ゴールド5年ブルー3年になったらしいので、それまでは一律3年だったのだろう。ただ、それで計算すると、自分の更新周期に当てはまらない。訳分かりません(笑) 過去何回更新してて、今後何回更新する(出来る)んだろうか。ちなみに、記録が残っている範囲で見ると、僕は2006年・2011年・2016年・2019年・2022年に更新している。2016年以降にプルー免許になったようだ(笑)

連絡と言えば、年金機構からも、毎年郵送していた「ねんきん定期便」を今年から郵送するの止めるので、今後は「ねんきんネット」で自身の年金について確認するように、との連絡もあった。ま、今やペーパーレスは当たり前なので、仕方ない事ではあるものの、そのねんきんネットには登録はしてるけど、長い事アクセスしていなかったせいか、パスワードを忘れてしまっていたというか、設定したはずのパスワードでアクセス出来なかった(他のサイトで経験あるが、パスワード設定から一定期間過ぎた場合、または、一定期間以上アクセスがなかった場合には、勝手にパスワードが無効にされたりするケースもあるらしい)。この場合、IDやパスワードの再登録が必要だが、全て新たに発行するらしいので、新規登録みたいなものである。その手続きはねんきんネットで出来るのだが、基礎年金番号とかが必要で、分からない場合は、結局年金機構に電話で問い合わせなければならない。メールでの問い合わせは受け付けてないらしい。これもちょっとめんどくさい。

で、電話したのだが、この手の電話すると必ず言われるのは、「その手続きはネットで出来ますよ」という一言。ネットでは出来ませんと言われたから電話してるんだけどね。こっちだって、出来ればネットで済ませたいのだ。電話するのはいいけど、受付はほとんど平日だけで、時間も制限されているし、仕事の合い間を見て電話かけるのって、結構面倒なんである。

で、ネットで電話しろと言われた、と押し通して、色々と自分の個人情報を口頭で伝える事にはなったけど、ま、ねんきんネット登録に必要な情報は、後日郵送してもらえる事になった。似たような事でも、銀行とかは割とネットで処理出来るけど、お役所とかはそうはいかないね。これから高齢者になっていく過程で、こういうの色々と出てくるのだろう。めんどくさい。

どうでもいい事だが、「日本年金機構」は漢字なのに「ねんきん定期便」「ねんきんネット」は何故ひらがななのだ? ひらがなの方が高齢者には分かり易いのか? ちょっとバカにしてませんか?(爆) ほんと、めんどくさいな。

あ、そういえば、ブログの引っ越しもしなければ。めんどくさい事多過ぎ(笑)
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エルトンとオジー

2025年08月24日 13時55分56秒 | 音楽ネタ
この夏は訃報が多いような気がするが、6月にラロ・シフリンが亡くなっていた、というのを最近知った。享年92歳。知らなかった事も含めてショックである。謹んでご冥福をお祈り致します。

ラロ・シフリンと言われても、名前すら知らないという人は多いと思う。アルゼンチン出身の音楽家で、主に映画音楽の分野で注目された人だ。代表作はなんといっても、あのブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』でしょうね。タイトルではピンとこなくても、曲を聴けばほぼ誰もが知っている(聴いた事ある)のではなかろうか。あと、テレビだけど『スパイ大作戦』のテーマ曲も有名。元々ジャズ系の人のようで、上記作品の他『ダーティ・ハリー』『ブリット』『危険がいっぱい』あたりが割によく知られていると思うけど、それらの作品で感じられるクールでオシャレな雰囲気が非常にカッコ良く、僕もそこいらに魅了された口である。ラロ・シフリンを知ったのは、まだ僕が小6か中1の頃、その年代の小僧を虜にするには、ラロ・シフリンの音楽はあまりにカッコ良すぎた。ほんと、惜しい人を亡くしたものと思う。合掌。

で、いきなりだが、最近買ったCDから。



僕がエルトン・ジョンを初めて見たのは、1995年2月12日、場所は日本武道館だったが、実はその時のフォーマットが、エルトンの弾き語り+レイ・クーパーという、2人だけで行うもので、要するに今回発売された発掘ライブ盤のフォーマットと同じなんである。このフォーマットでも、結構エルトンはコンサート活動をしており、随分前に発掘・販売されたモスクワでのライブ盤も、エルトンとレイ・クーパーの2人によるものだ。ちなみに、モスクワのコンサートは1979年5月、今回のレインボーのは1977年5月に行われたもので、実はこの2人ライブ、かなり前からやってたのだ。全く知らなかった(恥)

という訳で、エルトン+レイ・クーパーによる弾き語りライブ盤なのである。悪かろうはずがない。1995年の武道館もそうだったし、モスクワのライブ盤を聴いても感じたけど、エルトンの弾き語りって、ただ歌うだけではない。歌のない部分でも、そのピアノは実に雄弁である。ピアノのソロだけでも、これだけ観客を惹きつける事が出来るポッフスターは、今も昔もエルトンくらいなのではないか。ここにレイ・クーパーのパーカッションだ。それだけで十分。約2時間のステージなんて、あっという間に過ぎてしまう。実に素晴らしい。エルトンの声も歌い方も若いし(笑)

このエルトン+レイ・クーパーによるライブは、70年代から何回か行われていたようで、来日公演でも1995年だけでなく、2007年の時もエルトンひとりによる弾き語りライブだったらしい(日本のみだったとか)。2007年は、エルトン来日は知ってたけど、都合がつかず行けなかったので、全く知らなかった(恥) 

エルトンのようなタイプのミュージシャンの場合、ピアノ弾き語りでコンサートを行うというのは、一種原点回帰のようなものだと思う。今回のレインボーでのライブは、1977年という事でまだまだ絶頂期、大会場でバンドを率いてのコンサートが普通だったと思うのだが、ここでピアノ弾き語りというのは心機一転の意味合いもあったのだろうか。絶頂期とはいえ1977年は分岐点と言えなくもないし...とはいえ、エルトンの素晴らしいパフォーマンスが楽しめるので、このレインボーでのライブ盤は文句なし。選曲も、ヒット曲は少ないけど、実に渋い曲が並ぶ。1995年でも披露してた「驚きのお話」「トゥナイト」「アイドル」「僕に迫る自殺の誘惑」あたりが、この頃既にセットリストに入っていた、というのはちょっとした驚き(笑) 個人的には、本作にも収録されてて1995年にも歌ってた「ティッキング(母さんの言葉)」が感動的だ。何故か、この曲好きなのである。いつ聴いても涙してしまうくらいの名曲なのだ、僕にとっては(笑) あと、「さすらいの弾丸」「聖ペテロよ、私はこれからどこへ」「ダン・デア」といったコアな選曲も嬉しい。

やっぱりエルトンはいいな^^

続いては、



なんか、最近オジー・オズボーンの事ばかり書いてる気がするが(笑)、やはり訃報に接して、オジーをちゃんと聴いてみようと、昔カートに入れたままになっていたCDを注文したのである。それがこれ。1stもカートにあったのだが、何故2ndにしたのかというと、単純に「オーバー・ザ・マウンテン」が聴きたかったからだ(笑)

という訳で、改めてちゃんと聴いてみたのだが、良いですねぇ。とにかくキャッチーで分かり易くてカッコいい。以前にも言ったけど、僕はブラック・サバスはほとんど聴いてないので、曲も知らないのが多いだが、そのイメージと比べると、本作はほんと分かり易い。曲自体には、おどろおどろしいとか暗いとかのイメージもないし、ジャケットもギャグみたいに見える(笑)けど、ランディ・ローズはやっぱり凄いし、どの曲もリフがカッコ良く、キャッチーなだけでなく、ドラマティックな構成の曲もあるし、けどコンパクトにまとめていて、実に素晴らしい仕上がりだ。なんというか、LP時代ならではの作り、という気もする。あの頃、僕は20歳そこそこだったけど、今にして思えば、オジーをちゃんと聴いてれば、たぶん夢中になってただろう、と思う。惜しい事をしたなぁ(笑)

2~3日前、テレビ神奈川で放送している『Billboard TOP 40』を見てたら、オジーの曲が再びチャートに登場していた。「Crazy Train」と「Mama I'm Coming Home」の2曲である。「Crazy Train」は耳タコだが(オジーのオリジナルより、アマチュアのコピー聴いた回数の方が多いかも。笑)、よく知らない「Mama I'm Coming Home」は良い曲だなぁ、と思った。PVもなかなかでオジーもカッコいいし。残した作品の素晴らしさ、そして劇的な最期もあり、オジー・オズボーンが今再評価されるのは当然と言える。他も色々聴いてみよう。今さらだけど^^;

やはりオジーも凄い人だった。合掌。
コメント (2)
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愛なき世界 -Loveless-

2025年08月16日 21時17分03秒 | 音楽ネタ
それにしても、今年の夏はどうなっているのだ? 猛暑かと思えば次は大雨。随分前からではあるが、日本の気候はおかしくなってるな。この先どうなってしまうのかと思うと心配だ。お前は先が見えているのだから、未来の事など気にならないだろ、なんて言われそうだが、気になるものは気になるのだ。仕方ない。

とにもかくにも、被害に遭われた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

閑話休題。

先月惜しまれつつ亡くなったオジー・オズボーンだが、アマゾンでオジーのページを見ると、旧作がよく売れてるようで、”過去1ヶ月で100枚以上出荷されました”などとコメントされてるのが多い。やはり、追悼の意を込めて購入する人が多いのだろう。気になったんで、6月に亡くなったブライアン・ウィルソンやスライ・ストーンも見てみると、オジーと同じような状況になってて、ビーチ・ボーイズなら『ベット・サウンズ』、スライなら『フレッシュ』『暴動』といった、いわば代表作が、”過去1ヶ月で100枚以上出荷されました”となってる。ま、当然でしょうね。改めて、故人を偲びつつその業績を振り返り、残された作品の素晴らしさを再認識するのは良いことだ。いい供養にもなるし。

で、そのオジーなんだけど、当ブログのコメント欄でかがみさんが教えてくれたのだが、オジーとエルトン・ジョンが共演してる曲があるそうで、僕も全然知らなくてお恥ずかしい^^; で、その曲がまた良い曲なのである。ご存知の方も多いと思うけど、ここに紹介させて頂きます。

Ordinary Man/Ozzy Osbourne ft. Elton John

結構ジーンときます(笑)
かがみさん、ありがとうございました。

という訳で、最近買ったCDから。



以前、90年代ロックからの流れで”シューゲイザー”をネタにしたが、そのシューゲイザーの代表的名盤と言われているのが本作である。今さらながら聴いてみたいと思っていたのだが、ようやく入手した。さすが名盤の誉れ高いだけに、中古も意外と高額だったのだが、色々探した結果、リーズナブルな価格で入手する事が出来た。ま、時間かかったけど(笑)

で、聴いてみると、ある程度予想はしていたが、それ以上だったとも言える。ノイジーなギターにポップなメロディ、というのがマイ・ブラッディ・バレンタインの特徴と聞いてたけど、確かにギターありきのサウンドではあるが、決してノイジーなだけではない。歪んだトーンやクリアなトーンを自在に使い分け、これギターなの?と思ってしまうような音も組み合わせながら、一種独特の世界が構築されている。ボーカルやドラムの音が引っ込み気味なのもあり、そのギターによる音世界がより強調されている感じ。個人的には初めて接する世界のような気がする。実際、家で聴いてたら、妻に「いつも聴いてるのとかなり違う」と言われてしまった(笑)

音世界は独特だけど、音楽性はオーソドックスと思う。表現の仕方が斬新なだけ。だから、ちょっと変わってるなぁなんて思いながら、最後まで聴けてしまうのだ。僕も、90年代半ば頃、主にイギリスのビート・バンドというかギター・バンドの類をいくつか聴いてみたけど、とても観念的な感じのが多くて馴染めなかった、という経験をしてるが、マイ・ブラッディ・バレンタインについては、そういうのはない。つまり、音楽性も奇を衒ってないし、ギターサウンドも多彩なんで、聴きやすいのだ。前述の、僕が馴染めなかったビート・バンドたちのギターの音はクリアなのが多く、やっぱり飽きてしまうんだな。

個人的には、この『ラブレス』の曲では、ラストの「スーン」が意外とダンサブルで好きだけど、他の曲も味わい深い。つい手を伸ばしてしまうアルバムかも。聞いた話だと、本作のレコーディングはかなり時間がかかったそうだが、確かに、これだけのギター・サウンドを作るとなると、納得できるまでは大変だろう、というのは想像つく。シンプルに聞こえるけど実はそうではないし、ギターの音って本当に作るのは大変というのは、僕も素人ながらミュージシャンの端くれで、仲間のギタリストたちが苦労してたのを見てるので、凄く理解出来る。

とにかくジャケットやアルバム・タイトルも含めて、不思議に魅力に溢れたアルバムだ。ハマるかどうは僕次第。今後どうなるかな。楽しみが増えた(笑)

ところで本作、最初に日本発売された時は『愛なき世界』という邦題だったらしいが、今回手に入れた中古CDは再発された時のもので、タイトルは『ラブレス』と邦題はなくなってる。つまらんな。『愛なき世界』はアルバムのイメージともピッタリな、ナイスな邦題と思うのだが。
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最近のあれこれ(令和7年7月)

2025年08月03日 18時44分39秒 | 時事・社会ネタ
暑中お見舞い申し上げます。

一体、この暑さはなんなんだ?! とにかくクソ暑い日が続きます。皆さま、どうぞご自愛下さい。

前回の記事で渋谷陽一氏の訃報をテーマにしたが、その直後、オジー・オズボーンも亡くなってしまったのには驚いた。享年76歳。ついこないだブラック・サバスとしてライブを行ったばかりだったのに...7月5日バーミンガムで行われたというライブは、正にラストライブとなってしまった。聞くところによると、オジーはパーキンソン病で歩行困難で、保険会社はステージに立つ事を認めなかったそうだが、妻シャロンが座ったままで歌える特製の玉座を用意する事で、保険会社と合意に達して、ラストライブが実現した、という経緯があったらしい。

恥ずかしながら、僕は10代の頃はブラック・サバスをほとんど聴いた事がなく、従って、オジー・オズボーンの事も全く知らなかった。サバス脱退後のソロ第一弾がベストセラーになったのは覚えているが、正直言うと、最近売れてるオジー・オズボーンって誰?状態だったのである(滝汗)  ほんと、昔の話とはいえ、穴があったら入りたいくらいだ^^; 中高生の頃よく聴いてた『ヤング・ジョッキー』をはじめとするFMの番組でも、サバスがかかった記憶はあまりなく、名前しか知らない状態で成人してしまったのである。こういうの、サバス以外にも結構多い。ジェネシスとかジェスロ・タルとか。

そういえば余談だが、中学2年くらいの時、友人が、親戚のお兄さんが譲ってくれたというLP4枚抱えてやって来た事があって、聴かなくなったLPを譲り受けるというのは、昔ならよくあるパターンだったと思うけど(笑)、思い起こすと、その4枚の中にブラック・サバスが1枚あったような気がするのだ。おそらく『サボタージュ』だったと思う。けど、その時『サボタージュ』は聴かなかった。何故だろう。あの頃、ロックであれば何でも聴きたい時期だったと思うのだが。4枚の中にグランド・ファンクもあって、そっちに興味が集中してしまったのだろうか。あの時『サボタージュ』を聴いていれば、何か変わっていたかもしれない、と思うと惜しい気もする(笑)

僕がわざわざ言う事ではないが、オジーはソロ・アーティストとして成功し、一躍ロック界のVIPとなった。驚いたのは、一時期アメリカのセレブの私生活を公開する的なテレビ番組に出でいた事で、自宅にカメラを仕掛けて、オジーと家族の生々しいプライベート・ショットをテレビで全米に流す、という悪趣味な番組に、よく出演をOKしたなぁ、というのもあるが、反面、オジー・オズボーンは、こういう番組からオファーが来るほどのセレブなのだ、というのも何故か意外な感じだった。ま、そういうのもあって、オジー・オズボーンはあまりロック界の重鎮というイメージはないが、でもその足跡というか実績は素晴らしい。サバス及びソロで商業的に成功し、独特のスタイルを確立して後進に影響を与え多くのフォロワーを生み、また大規模なメタル・フェスを成功させ(これは妻シャロンの功績という声もあるが)、メタルの普及と大衆化に大きく貢献した訳で、本当は凄い人だったのである。外見のイメージとは裏腹に、曲作りも上手く、キャッチーなメタルの名曲たちを世に送り出したのも凄い。ランディ・ローズ以下若く優秀なギタリストたちを何人も抜擢し、ギターヒーローに育て上げたのも大きな功績だ。本当は凄い人なのだ。

安らかにお眠り下さい。合掌。

全く話は変わるが、日本のプロ野球もオールスターを挟んで後半戦に突入した。ご存知の通り、セ・リーグは阪神タイガースが独走しており、8月2日現在59勝36敗2分けで、2位のベイスターズに12.5ゲーム差をつけての首位であり、ただいまマジック35が点灯中という状況。ま、優勝は決まりかな。面白いのは、セ・リーグは1強5弱状態で、勝率5割以上はタイガースだけ、他の5チームは借金生活であり、2位のベイスターズからから6位のスワローズまでゲーム差9.5、今後の展開次第では、スワローズだってCS出場のチャンスはある。我らがドラゴンズは43勝50敗2分けの4位で、ビミョーな成績であり順位であるが、CSの可能性は十分に残している。ま。とにかく夏場を乗り切って頑張って下さい^^

そのプロ野球なのだが、チーム成績の他にも、個人成績も楽しみのひとつな訳だが、気になっている事があって、セ・リーグの首位打者争いなんだけど、現時点で、打率トップはカープの小園で2割8分8厘である。この後はほぼ1厘差で順位が決まってる感じ。このままでいくと、打率3割に満たない首位打者が誕生してしまうのではないか。2リーグ制になって以降、初の事態ではなかろうか(1リーグ時代には1度あったらしい)。今年(去年もだけど)のセ・リーグは投高打低ではあるが、首位打者が3割未満というのはどうかな、と思ってしまう。たぶん、まだ規定打席には到達してないけど打率3割超え、の選手もいるだろうし、現在打者成績上位にいる人たちも、さらなる打率アップを目指して、個人タイトル争いも盛り上げて欲しいと思うのであります。

で、また話は変わるが、昨年、アオノリュウゼツランを見に行ったというのをネタにしたが、実は茅ヶ崎でも見れる、というのを聞いたので行ってきた。

 

確かに、去年の夏に日比谷公園で見たアオノリュウゼツランである。誰が植えたのだろう。私有地みたいだけど。100年に1回しか開花しないと言われているが、100年はともかく、来年以降しばらくは開花しないだろうから、やっぱ見れる時に見ておくべきだね。見れて良かったです^^

来年はまた違う場所でアオノリュウゼツランを見れるだろうか。

で、茅ヶ崎と言えば、先月「道の駅湘南ちがさき」がオープンしたのである。


道の駅なんて、もっと早く出来ていても良かったのでは、などと思ったりもするが、まぁいいか。オープン早々人気のようで何より。ま、なんというか、名前だけは有名だけど、実際には特に何もない茅ヶ崎に於いては、待望の”人が集まるスポット"であり、今まで茅ヶ崎をただ通過していた人たちが、立ち寄ってお金を落としてくれるようになってくれれば言う事なし(笑) 期待してます。人が集まってくるので、治安が心配だけどね^^; ただ個人的には、お値段がとにかく観光地価格って感じなんで、あまり行かないかも(苦笑)
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